秋の味覚

おはよ。

大変久しぶりに、快晴の朝を迎えた気がします。

澄んだ青空は、やはり気持ちがよい。

秋ならではの、すがすがしい一日の始まりです。


さて、秋といえば味覚の秋。

そして、秋の味覚といえば、もちろん枝豆ですね。

昨日もおいしく頂きました。

ごちそうさま。


唐突な枝豆ネタから一転しまして、今朝は開店前にお届けに行って参りました。

とあるお寺のご住職で、尼さんです。

あたしのお茶のお師匠でもありましたのよ。

尼僧ですので、華美な着物を着られることはなく、地味な色目の男仕立ての着物を毎日お召しになっておられます。

シーズンの変わり目に、お手入れのご用命を承るのでありますよ。

そんな用向きで先生にお目にかかってまいりました。


「お葬式が続いていて、忙しいったらありゃしない。
あたしの夢はね、１年でいいから、お寺を離れて老後というものを過ごしてみたいのよ」

と、なぜかあたしの顔を見ておっしゃいました。

間もなく８１歳になる先生は、このお寺をたった一人で切り盛りされてまいりました。

お寺というご縁で、人の出入りは多いのでしょうが、それでもとどのつまり一人なのでありました。

「先生も、選んじゃったんだから、しょうがないですよねぇ？」

と申し上げると、

「あんたと同じだね」

と言い返されまして、二人でアッハッハと笑ったのでした。


本日も、良い日になりますように。