おはよ。
今朝は、晴れました。
風は冷たいですが、良い気分です。
ジイチャンのところに行きますと、
「庭の紅葉と万両(千両?)がきれいだから、写真に撮ってください」
とバアチャンが言いました。
パシャッ!
言われるとおり、写真に撮りました。
庭に下りて、ファインダーをのぞきながら、フト気がついた。
体の動かぬバアチャンは、いつも座っているイスから窓越しにしか、この景色を見ていないのだなぁ・・・
近くに寄って眺めるということすら、この人はすでに諦めておりますね。
花の一片、景色の一幕は、ことほど左様にあたしとバアチャンとでは意味が違うということを感じた一瞬でした。
小さな庭には、父が師事した渡辺海明という人の句が、石碑として置かれています。
幽石と 雲の春なす 小庭かな
(ゆうせきと くものはるなす さにわかな)
バアチャンは、この小さな庭に宇宙を感じているのかもしれません。
それが、今のバアチャンの世界なのでした。
今朝は、晴れました。
風は冷たいですが、良い気分です。
ジイチャンのところに行きますと、
「庭の紅葉と万両(千両?)がきれいだから、写真に撮ってください」
とバアチャンが言いました。
パシャッ!
言われるとおり、写真に撮りました。
庭に下りて、ファインダーをのぞきながら、フト気がついた。
体の動かぬバアチャンは、いつも座っているイスから窓越しにしか、この景色を見ていないのだなぁ・・・
近くに寄って眺めるということすら、この人はすでに諦めておりますね。
花の一片、景色の一幕は、ことほど左様にあたしとバアチャンとでは意味が違うということを感じた一瞬でした。
小さな庭には、父が師事した渡辺海明という人の句が、石碑として置かれています。
幽石と 雲の春なす 小庭かな
(ゆうせきと くものはるなす さにわかな)
バアチャンは、この小さな庭に宇宙を感じているのかもしれません。
それが、今のバアチャンの世界なのでした。