おはよ。
昨日は、疲れ果ててしまいまして、パソに向かう気力が出なかった・・・
ということで、どれだけ寝たのかわかりませんが、今朝5時起床でこれを書きますよ。
うぅぅ・・・まだ体中がきしむ・・・
さて、8月10日午前5時半、亀太郎と出発。
どうやら天気は持ちそうです。
何度も通りました伊勢湾岸道の四日市から伊勢自動車道へ。
そこから紀勢自動車道の終点まで行き、尾鷲を通って熊野市へと入ります。
海岸沿いの42号線に最初の目的地「花の窟(はなのいわや)神社」がありますので、まずはここへ寄りました。
神社とは言うものの、日本最古の神社と記されているものもあり、お社があるわけではなく、でっかい岩がご神体として鎮座しておりました。
ここは、どうやら神さまのお墓ですね。
それで常時花を手向けられるために、花の窟というんだろうと思います。
社務所もなく、お札もなく、ただお参りをして次へと向かいました。
次は今日のメインの熊野本宮大社です。
前回4月に熊野速玉大社と那智大社はお参り済みですが、ここは時間的に行けずじまいだったのね。
念願かなって、今回お参りが出来ました。
時期も良かったのか、この時点で10時ごろだと思いますが、たくさんの人がお参りしてましたよ。
小ぶりですが立派なお社でした。
(見えるかなぁ? 「神を父 仏を母といただいて 熊野より興さむ 出発の時」と書いてあります。・・・あたしゃこういうのを見ると、体制を感じてニヒルになってしまうのであります・・・こんなこと書かんでもええのに・・・独り言ですた)
そこからしばらく北に上ると、熊野本宮大社の奥の院「玉置神社」があります。
素晴らしい眺めの続く熊野川沿いの道を北上して、十津川あたりで山道へと入って行きました。
ドンドコと上っていくと、やがて到着。
この鳥居から20分くらい歩くと玉置神社に着きました。
かなり古いお社ですね。
それと、奥の院というだけありまして、山の中のヒッソリとした神社ですから、全体がくすんでいます。
ただ、そのたたずまいは厳しいものがありました。
さすがに修験の山のお社でありました。
(奥駆の道も、ここを通っていました。ものすごく狭くて、まるで獣道でした)
(いつもながらのPです)
さて、そこからまた北上して、今度は天川へ。
今回で2度目の天河神社へお参りです。
ご朱印を見てわかったのですが、正しくは「天河大弁財天社」というらしい。
朱も鮮やかで、ひじょうにキレイなお社ですが、弁財天は女の神さまだからかもしれませんね。
そういえば、以前ガイアのおバカと来たときに、近くの共同温泉に入った覚えがあります。
うろ覚えであたりを走ってみましたら・・・ありました!
汗もかいておりまして、これはありがたいですよ。
早速に入ってみました。
が・・・
夏休みで、近くの川にキャンプに来ている人が多いらしく、浴場はまるで芋の子を洗うがごとき超満員。
あまり風情はなかったですが、それでも温泉は気持ちよくて、しばしのんびりといたしました。
さて、雨が降ったり止んだりの道中でしたが、今日の目的は一応果たしまして、あとは宿へ入るだけとなりました。
本日の宿は、天川から1時間ほど走りまして五条市というところにあります「モンベルユースホステル」です。
やがて到着。
きれいなユースホステルでしたよ。
この時5時ごろ。
振り返って思う・・・あぁ・・・今日はご飯を食べていない。
旅に出ると、こういうことが良くあります。
受付で食事は6時からと聞きましたので、それまでの間飲みましょうと部屋に入って一人で飲み始めました。
ある意味、至福の時であります。(良い顔です)
2段ベッドが4つ、最大8人泊まれる部屋でしたが、この後一人が来ただけで静かに眠ることが出来ました。
夕食はカレーバイキングでしたが、本格的な大変おいしいカレーでした。
(昼ご飯分も摂取しようと、ご飯を3杯食べました・・・腹ポンポン)
さてさて、男二人の相部屋でしたが、何事もなく夜は明け(当たり前)、早朝6時のチェックアウトを待って再び亀太郎としゅっぱ~つ。
二日目のこの日の最大の目的は、大峰山登頂です。
以前この山の麓の入り口まで来たのですが、往復6時間かかるといわれて、その時は断念したのですね。
(その時は、登るつもりで行ったわけではなかったので、時間が遅すぎたのです)
ただ、その後いろいろと知るにつけ、オイソレとの覚悟で登るお山ではないということがわかりました。
やはり修験のお山です。
それも、ここが信仰の中心の大峰山です。
実は、初めてのお山に一人で登るのは、ちょっと怖かったのですよ。
夏山で人がゾロゾロいるところなら、その人たちについていけばよい。
でも、前回来た時もそうでしたが、人がいない上に、地図がない。
それでちょっと怖かったのでした。
でもね、もう行くと決めておりますので、今日は行くのです。
午前7時、登山口に到着。
大峰山独特の、女人結界門の手前で「入らせていただきます」と念じて、いざ登頂開始です。
いきなり道が二つに分かれておりまして、エイッ!と左の道へ。
そのままドンドコと登っていくと、一本木茶屋という所へ出ました。
(ちょっとした休憩所になっています)
時計を持たずですので時間の感覚があまりないですが、この時点でたぶん30分ほどの所ですが、すでに急な斜面のお陰で汗はびっしょり、息はゼーゼー。
リュックの中にはアクエリアスが一本だけ。
それをちょびっと飲んで、再び出発ですよ。
お山自体は低いので(1800メートルくらい)、空気が薄いという感じはないですが、何しろ道が急勾配。
出だしの道標で「頂上まで5500メートル」と書かれていたのですが、この急勾配の5500メートルはきついなぁとすでに心が折れかけます。
でも、行くッたら行くのだよ。
ともかくも登るだけです。
ズンドコと登り続けて、モウダメェ~!と泣きが入る頃「お助け水」と呼ばれる場所に出ました。
湧き水があって、ここで水を得て再び登るらしい。
まさにお助けの水です。
あたしは再びアクエリアスを飲んで(お助け水は濁っていたので頭からかけて体を冷やしました)、心を奮い立たせます。(ここが3分の1くらいの場所ですね)
またまたただただ登ります。
3分の2あたりで洞辻茶屋に到着。
ここでもアクエリアスを飲んで一休み。
膝といい足首といいフクラハギといいダイタイキンといい、腰から下が全部限界ですよ。
それでも、間違いなく頂上に近づいているということが唯一の頼みで、また前へと向かうのだ。
そこからまた急勾配の山道を上へ上へと参りました。
やがて、ドンッ!
こ、こ、これは!
この鎖づたいに登りなさいということでつね?
怖いけど、行くしかあんめぇ・・・
あたしは全力で登りましたよ。
それでもまだまだ先がありますので、ズンドコと登り続けました。
フトあたりを見回すと、
すべては何事もないかのように穏やかであります。
なんかね、それがありがたかったのだなぁ・・・
この時浮かんだ言葉が「ゾクチェン」
苦しくて痛くて、体を見るとそう思う私がいるのだけれど、それはどれほどのことでもないという気がしてくる。
非常に不思議な感覚を得ましたよ。
さて、なんとなく9合目まで来ている気配は感じていますので、もう少しもう少しと自分に言い聞かせながら、ついに・・・
大峰山山頂の大峰山寺山門到着です!
ダァーッ!
声には出しませんでしたが、心の中で思いっきり叫びましたね。
そして、
悲願の大峰山寺との邂逅を果たしたのでありました。
ここだけ平らかな場所で、伽藍は大きくて立派でした。
無事にここまでこれたことを感謝しながら、たった一人で、お祓いと心経を唱えました。
ただただ、ありがたかったのだよ。
社務所でお札とご朱印をいただいて、下山です。
下りは速い。
人生と同じで、落ちるのは楽。
でも、それも楽しんでしまおう。
とはいえ、すでに限界を超えた下半身での下りも、またしんどかったです。
(そして、たいそう危険でした)
上り3時間、下り2時間で、ついに登山口へ舞い戻ってまいりました。
心は満足感でいっぱいですが、体は燃えカスみたいになっていましたね。
でも、本当にうれしかったなぁ。
着替えをして亀太郎にまたがって、近くの洞川温泉(どろかわおんせん)の共同浴場に立ち寄りましてしばらく休憩のあたしでした。(この時点で12時過ぎ)
もう思い残しはありませんので、あとは帰るだけ。
一般道を通って針インターから名阪国道を通って再び伊勢湾岸、知多半島道路を経て、午後5時無事帰宅。
出迎えたももちゃんをナデナデして、振り返ってまた思う・・・あぁ・・・今日は何も食べていない。
見慣れた冷蔵庫からビールを取り出してグビグビ・・・
そのままゴロンとなりましたら、知らぬ間に寝ておりました。
こうして、一泊二日、850キロの大峯山ツーリングは、無事に終わりましたとさ。
めでたし、めでたし。
PS
明けて翌日。
どうにも体が痛くて、体全体がギシギシと言う。
肺の筋肉まで悲鳴をあげておりました。
一日ゴロゴロしてました。
今日、ようやく回復いたしました。
では、本日からのお盆行事を滞りなく執り行いたいと思います。
長々ご覧いただきまして、ありがとうございました。
昨日は、疲れ果ててしまいまして、パソに向かう気力が出なかった・・・
ということで、どれだけ寝たのかわかりませんが、今朝5時起床でこれを書きますよ。
うぅぅ・・・まだ体中がきしむ・・・
さて、8月10日午前5時半、亀太郎と出発。
どうやら天気は持ちそうです。
何度も通りました伊勢湾岸道の四日市から伊勢自動車道へ。
そこから紀勢自動車道の終点まで行き、尾鷲を通って熊野市へと入ります。
海岸沿いの42号線に最初の目的地「花の窟(はなのいわや)神社」がありますので、まずはここへ寄りました。
神社とは言うものの、日本最古の神社と記されているものもあり、お社があるわけではなく、でっかい岩がご神体として鎮座しておりました。
ここは、どうやら神さまのお墓ですね。
それで常時花を手向けられるために、花の窟というんだろうと思います。
社務所もなく、お札もなく、ただお参りをして次へと向かいました。
次は今日のメインの熊野本宮大社です。
前回4月に熊野速玉大社と那智大社はお参り済みですが、ここは時間的に行けずじまいだったのね。
念願かなって、今回お参りが出来ました。
時期も良かったのか、この時点で10時ごろだと思いますが、たくさんの人がお参りしてましたよ。
小ぶりですが立派なお社でした。
(見えるかなぁ? 「神を父 仏を母といただいて 熊野より興さむ 出発の時」と書いてあります。・・・あたしゃこういうのを見ると、体制を感じてニヒルになってしまうのであります・・・こんなこと書かんでもええのに・・・独り言ですた)
そこからしばらく北に上ると、熊野本宮大社の奥の院「玉置神社」があります。
素晴らしい眺めの続く熊野川沿いの道を北上して、十津川あたりで山道へと入って行きました。
ドンドコと上っていくと、やがて到着。
この鳥居から20分くらい歩くと玉置神社に着きました。
かなり古いお社ですね。
それと、奥の院というだけありまして、山の中のヒッソリとした神社ですから、全体がくすんでいます。
ただ、そのたたずまいは厳しいものがありました。
さすがに修験の山のお社でありました。
(奥駆の道も、ここを通っていました。ものすごく狭くて、まるで獣道でした)
(いつもながらのPです)
さて、そこからまた北上して、今度は天川へ。
今回で2度目の天河神社へお参りです。
ご朱印を見てわかったのですが、正しくは「天河大弁財天社」というらしい。
朱も鮮やかで、ひじょうにキレイなお社ですが、弁財天は女の神さまだからかもしれませんね。
そういえば、以前ガイアのおバカと来たときに、近くの共同温泉に入った覚えがあります。
うろ覚えであたりを走ってみましたら・・・ありました!
汗もかいておりまして、これはありがたいですよ。
早速に入ってみました。
が・・・
夏休みで、近くの川にキャンプに来ている人が多いらしく、浴場はまるで芋の子を洗うがごとき超満員。
あまり風情はなかったですが、それでも温泉は気持ちよくて、しばしのんびりといたしました。
さて、雨が降ったり止んだりの道中でしたが、今日の目的は一応果たしまして、あとは宿へ入るだけとなりました。
本日の宿は、天川から1時間ほど走りまして五条市というところにあります「モンベルユースホステル」です。
やがて到着。
きれいなユースホステルでしたよ。
この時5時ごろ。
振り返って思う・・・あぁ・・・今日はご飯を食べていない。
旅に出ると、こういうことが良くあります。
受付で食事は6時からと聞きましたので、それまでの間飲みましょうと部屋に入って一人で飲み始めました。
ある意味、至福の時であります。(良い顔です)
2段ベッドが4つ、最大8人泊まれる部屋でしたが、この後一人が来ただけで静かに眠ることが出来ました。
夕食はカレーバイキングでしたが、本格的な大変おいしいカレーでした。
(昼ご飯分も摂取しようと、ご飯を3杯食べました・・・腹ポンポン)
さてさて、男二人の相部屋でしたが、何事もなく夜は明け(当たり前)、早朝6時のチェックアウトを待って再び亀太郎としゅっぱ~つ。
二日目のこの日の最大の目的は、大峰山登頂です。
以前この山の麓の入り口まで来たのですが、往復6時間かかるといわれて、その時は断念したのですね。
(その時は、登るつもりで行ったわけではなかったので、時間が遅すぎたのです)
ただ、その後いろいろと知るにつけ、オイソレとの覚悟で登るお山ではないということがわかりました。
やはり修験のお山です。
それも、ここが信仰の中心の大峰山です。
実は、初めてのお山に一人で登るのは、ちょっと怖かったのですよ。
夏山で人がゾロゾロいるところなら、その人たちについていけばよい。
でも、前回来た時もそうでしたが、人がいない上に、地図がない。
それでちょっと怖かったのでした。
でもね、もう行くと決めておりますので、今日は行くのです。
午前7時、登山口に到着。
大峰山独特の、女人結界門の手前で「入らせていただきます」と念じて、いざ登頂開始です。
いきなり道が二つに分かれておりまして、エイッ!と左の道へ。
そのままドンドコと登っていくと、一本木茶屋という所へ出ました。
(ちょっとした休憩所になっています)
時計を持たずですので時間の感覚があまりないですが、この時点でたぶん30分ほどの所ですが、すでに急な斜面のお陰で汗はびっしょり、息はゼーゼー。
リュックの中にはアクエリアスが一本だけ。
それをちょびっと飲んで、再び出発ですよ。
お山自体は低いので(1800メートルくらい)、空気が薄いという感じはないですが、何しろ道が急勾配。
出だしの道標で「頂上まで5500メートル」と書かれていたのですが、この急勾配の5500メートルはきついなぁとすでに心が折れかけます。
でも、行くッたら行くのだよ。
ともかくも登るだけです。
ズンドコと登り続けて、モウダメェ~!と泣きが入る頃「お助け水」と呼ばれる場所に出ました。
湧き水があって、ここで水を得て再び登るらしい。
まさにお助けの水です。
あたしは再びアクエリアスを飲んで(お助け水は濁っていたので頭からかけて体を冷やしました)、心を奮い立たせます。(ここが3分の1くらいの場所ですね)
またまたただただ登ります。
3分の2あたりで洞辻茶屋に到着。
ここでもアクエリアスを飲んで一休み。
膝といい足首といいフクラハギといいダイタイキンといい、腰から下が全部限界ですよ。
それでも、間違いなく頂上に近づいているということが唯一の頼みで、また前へと向かうのだ。
そこからまた急勾配の山道を上へ上へと参りました。
やがて、ドンッ!
こ、こ、これは!
この鎖づたいに登りなさいということでつね?
怖いけど、行くしかあんめぇ・・・
あたしは全力で登りましたよ。
それでもまだまだ先がありますので、ズンドコと登り続けました。
フトあたりを見回すと、
すべては何事もないかのように穏やかであります。
なんかね、それがありがたかったのだなぁ・・・
この時浮かんだ言葉が「ゾクチェン」
苦しくて痛くて、体を見るとそう思う私がいるのだけれど、それはどれほどのことでもないという気がしてくる。
非常に不思議な感覚を得ましたよ。
さて、なんとなく9合目まで来ている気配は感じていますので、もう少しもう少しと自分に言い聞かせながら、ついに・・・
大峰山山頂の大峰山寺山門到着です!
ダァーッ!
声には出しませんでしたが、心の中で思いっきり叫びましたね。
そして、
悲願の大峰山寺との邂逅を果たしたのでありました。
ここだけ平らかな場所で、伽藍は大きくて立派でした。
無事にここまでこれたことを感謝しながら、たった一人で、お祓いと心経を唱えました。
ただただ、ありがたかったのだよ。
社務所でお札とご朱印をいただいて、下山です。
下りは速い。
人生と同じで、落ちるのは楽。
でも、それも楽しんでしまおう。
とはいえ、すでに限界を超えた下半身での下りも、またしんどかったです。
(そして、たいそう危険でした)
上り3時間、下り2時間で、ついに登山口へ舞い戻ってまいりました。
心は満足感でいっぱいですが、体は燃えカスみたいになっていましたね。
でも、本当にうれしかったなぁ。
着替えをして亀太郎にまたがって、近くの洞川温泉(どろかわおんせん)の共同浴場に立ち寄りましてしばらく休憩のあたしでした。(この時点で12時過ぎ)
もう思い残しはありませんので、あとは帰るだけ。
一般道を通って針インターから名阪国道を通って再び伊勢湾岸、知多半島道路を経て、午後5時無事帰宅。
出迎えたももちゃんをナデナデして、振り返ってまた思う・・・あぁ・・・今日は何も食べていない。
見慣れた冷蔵庫からビールを取り出してグビグビ・・・
そのままゴロンとなりましたら、知らぬ間に寝ておりました。
こうして、一泊二日、850キロの大峯山ツーリングは、無事に終わりましたとさ。
めでたし、めでたし。
PS
明けて翌日。
どうにも体が痛くて、体全体がギシギシと言う。
肺の筋肉まで悲鳴をあげておりました。
一日ゴロゴロしてました。
今日、ようやく回復いたしました。
では、本日からのお盆行事を滞りなく執り行いたいと思います。
長々ご覧いただきまして、ありがとうございました。