ぴかの独り言 GooBLOG vol.1

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お墓

2011-04-20 15:59:00 | ノンジャンル
こんにちは。

今日は定休日。

朝から歯医者さん

ガリガリゴリゴリと虫歯を削られて、麻酔が切れた今は、大変痛い。

でも、痛くても、飲む・・・なぜ?

それがあたし=アホ

と言いながら、歯医者さんの次には、お墓参りに行きました。

どこかで書いた気がしますが、の両親の回向が50年を過ぎて、どうやら母方のご先祖は無事に皆様あちらで穏やかでいられる事になったというこちらの判断があるですよ。
(83歳のばあちゃんが50回忌を済ませたということは、両親ともに早逝だったのです)

時期を同じくして、いろいろ考えたあたしが「あたしは共同墓に入る」とぶち上げたものだから、じいちゃんもばあちゃんも、「それではあたしたちも共同墓でええよ」ということになりました。

さてそこで、これまで祀っていたお墓のことを考えてみました。

ご先祖様が無事にあちら側におわしますのなら、そして、あたしの子供たちのことを考えてみましても、あたしの次の世代が墓守として身近にいるとは考えにくい。
(路傍の石となればよい墓ですが、名のみの墓として苔むすのも、なんか哀れな気がしたのであります)

そこで、あたしはばあちゃんに、「この際、お墓は永代供養できる状態にして、お墓そのものは処分したらどうか?」と投げかけたのでありますよ。

家の仏壇に毎朝毎晩祈りを欠かさず、お盆ともなればそれなりのお供えをして、50年間見事に弔いを続けた両親ですよ。

特に、母の想いは、想像に難くない。

でもね、これは流れなのだと思うよ。

そこでどういう判断をするかは、あたしたちの問題ですね。

・・・母は、お墓を始末することを選びました。

・・・

お墓って、おもしろいですよ。(不謹慎?)

昔「ルーツ」っていうドラマがありました。

クンタ・キンテだったっけ?


あたしは「あたしはどこから来たのか?」ということに興味がある。

それの道しるべのひとつは、お墓なのです。

間違いなく、お墓の前にぬかずく時、そこにあたしのルーツがある。

それがなければあたしは無い。

そして、ここに眠る人たちの何分の一は、間違いなくあたしの中にいる。

それが、不思議で面白いといつも思っておりました。

ただ、それとお墓の形とは意味が違います。


ご先祖様が、墓守は無くても苔むしたお墓を望んだら申し訳ないと思いながら、今日は墓前で、

「ごめんねぇ~」

と謝ってきました。


いつかあちらに行った時、あらためてご先祖様に説明させていただこうと思っております。

それまで、どうぞどうぞ、バチの当たりませんように・・・


誰そ 彼と
かはたれ時と
忘れずに 幽暗の田の面を渡って
風が吹く

ノヴァリスも風となれ
ヘルデルリーンも風となれ
萩原朔太郎も風となれ

迷ひ込んだ山の麓のこの村には
まだ雪が残ってゐて
今日もみぞれて 日が暮れた

山中鹿之介も風になれ
木曽義仲も風になれ
大友皇子も風になれ

(不知詠人「流行歌」)