仕事の道楽化

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忘れ物をした子どもには、なんと言わせるか

2020年04月11日 | 学級経営
 学級作り真っ最中のこの時期、実に多くの決まりやマナーを指導している最中であろう。

 初日から早速忘れ物をする子がいる。

(自分も子どもの頃はそうだった気がする)

何も指導しなければ、次のように言って終わりである。

 「先生、○○を忘れました。」

 忘れ物をしたという「報告」で終わりである。

「優しい」先生は、「そうなの?じゃあ、となりの人にに借りなさい。」などと言ったりする。

 これでは、自立には繋がらない。

では、どうするか?

 自分は、次のように言っていた。

 忘れ物をした児童がいたら、全員に次のように言う。


「これから先、忘れ物をすることもあるでしょう。先生も子どもの頃にしていました。」

「なるべくしない方がよいのですが、忘れ物をしたら、3つのことを先生に言いに来なさい。」

 まずは、「すみません、○○を忘れました。」という「報告」と「謝罪」です。

 忘れ物をすることによって、先生や友達に手助けをしてもらうことになります。「すみません」という謝罪の言葉も添えなさい。

 もう一つ、忘れたことによって、どう行動するかも考えてから言いなさい。

 例えば、「この時間は○○さんに貸してもらいます。」「先生、貸してください。」等です。

 どうしても分からないときは、「どうすればよいか分かりません、教えてください。」と言います。

 「報告」と「謝罪」と「その後の行動」の3点セットを言うことで、自分で考える力もつきます。

 


 ちなみに、この3点セットは、子どもがガラスを割ってしまった等の、他の失敗をしたときも使える。


 そうそう、自分は、子どもが忘れ物をしたときに備えて、赤鉛筆や三角定規、コンパスなどの予備をいくつも準備していた。休み時間の内に3点セットを言いに来させ、貸し出すのである。

 終わった後は、「有り難うございました」と返しに来させる。
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