仕事の道楽化

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学校で困ったことがあれば、外部機関との連携を考える

2020年04月15日 | 学校経営
 教頭職に就いてから、教諭時代では見えなかった学校の姿が見えるようになった。

 その1つが、外部機関や団体との連携である。

 PTAや教育委員会をはじめ、地域のボランティア団体、民生委員さん、警察、消防署、子育てに関する市役所の担当部署、児童相談所、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなどの担当者

 実に多くの団体と関わっていることが分かる。

 学校だけで解決できない問題や困った事態が発生したとする。

 そんなときには、外部機関との連携を考える。

 まずは、教育委員会に報告、連絡、相談をする。(これはとても大事である。教育委員会の方に助けてもらうケースは多い)

 そして、その上で、さらに他の外部機関にも協力や相談をする。



 例えば、こういう場合があるとする。

 学校に対して無理な要求をする保護者(または地域の人)がいるとする。

 しかも、反社会的な身なりと言動を意識的にしている。

 暴言と大声で威嚇する。今にも暴力行為をしそうである。

 (本当に恐い人は、そういう外見もしないし、言動も穏やかであると思う。あまり思慮分別のない人が、そのような威嚇行為をしている。)

 当然、学校としては、複数の職員で対応するようにする。記録も残す。



 併せて、こういう場合は警察署の生活安全課に連絡をすることになる。(場合によっては、法律のプロに相談することもある)

 現状を伝えると、対策を教えてくれる。

 基本は、「相手の話を聞いて、話し合ってください。」となるが、

 「もし、暴力行為があれば、すぐに110番通報してください。」「暴力行為がない場合でも、『恐い』と感じたら、110番通報してください。」

という対策も教えてくれる。

 心強い。

 
このような対策は、学校だけでは絶対にできない。

外部の協力があってこそ、対策が立てられる。



 警察以外にも、学校で何か悩む事態が起きたときには、必ず連携し、協力してくれる外部機関がある。

 それらの外部機関にいかに助けられているか、それは、管理職になってよく分かった。
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