仕事の道楽化

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跳び箱運動で教師がしてはいけない行為・・・これでは子供の判断力が育たない。

2021年02月04日 | 保健体育
 以前のことである。体育館で4年生が体育をしていた。

 跳び箱運動をしているようだ。

 近づいていくと、「ピッ」という笛の音が響いている。

 何の合図だろう?と思いながら、入っていくと、

 どうやら技のスタート合図らしい。

 思わず「ドリフかっ!」と呟いてしまった。

 昔、「8時だョ!全員集合」の中で、体操をするコーナーがあった。

 いかりや長介さんが、アイドルやドリフのメンバーに、技を始める合図として「ピッ!」と笛を吹いていたのを思い出した。



 跳び箱運動やマット運動の授業で、笛の合図でのスタートなどしない方がよい。

 理由は、

「安全な場で運動するという意識も能力も判断力も育たないから」である。



 説明する。

 笛を吹くということは、教師が場を見て、安全かどうかを判断することになる。

 児童は、自分が運動する跳び箱やマットを見る必要が無い。

 安全かどうかを自分で確かめなくても良いことになる。


 いつまでたっても、子供には、「自分が運動する場所は安全か」「よし、前の子が終わったからいける」という判断をする力が育たない。

 意外と今でも、教師が技のスタート合図をしている体育の授業を見かける。



 自分ならこう言う。

 「安全を確認してから技を始めましょう。」

 「前の人がマットからおりたら、スタートしていいですよ。」

 こう言っておけば、自分で判断して技を始めるようになる。
コメント
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