仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

ブログを書くきっかけになった2名の方・・・本多静六氏と渡部昇一氏

2021年02月24日 | 修養
 昨日は、「ブログを書くことで、学びを深めるための3つの狙いが達成できる」を書いた。

 そもそも、書こうと考えるようになったきっかけは、私が尊敬する本多静六氏と渡部昇一氏の影響がある。

 本田静六氏は、私のブログのタイトル「仕事の道楽化」を提唱している方である。

 本田氏は、25歳から毎日1ページずつ必ず書くという行(ぎょう)を始めたそうである。

 書いているうちに、面白くなり、道楽になったそうだ。

 以下、本田氏の本から引用する。


 25歳から毎日1ページずつ文章を書き続ける

 また文章なども、少し辛抱して書き続けると面白く道楽になる。私は今でも下手なくらい、初めは大嫌いであったが、これは努力が足りないのだと考えて、満25歳の9月から毎日14行32字詰めの文章、しかも印刷価値のある文章を一枚以上ずつ、50歳まで必ず書くという行を始めた。

 最初は一週間旅行すると7枚溜まるのでずいぶん苦しかったが、翌年からは元日の早朝から学校に行って、10枚、20枚くらい書き溜めて、後で旅行しても差し支えないように行を先へやり越しておくことにした。

 ところが私が42歳のとき、腸チフスにかかって赤十字病院へ38日間も入院し、その間は行を休んだので、退院の日からは毎日3ページ、すなわち年に1000ページ以上の行に改めた。

 もう50歳はとうに過ぎ、行は済んだのだが、こんにち長年の癖で85歳の今日、なお毎年1000ページ以上書いている。

 おかげで、つまらない本だが中小370冊余りも書けたのである。

 私は以上のような体験から、「いかなる仕事でも努力を続けさえすれば、初めはついには道楽になる」「そして、その道楽の面白さは努力の度合いに比例し、努力が大きいものほど愉快も大きい」ことを自覚した。

「本多静六の努力論」(新・教養の大陸)p.105





 渡部昇一氏は、「機械的な仕事の方法こそが、決定的に重要である。」と述べている。


 「毎日同じ時間を決めて、機械的に何らかの知的作業、つまり勉強をするという習慣を持っているかどうかで、その人の生活は画然と変わるはずなのである。」

 「実践・快老生活」(PHP新書)p.178




 この「実践・快老生活」に書いてあった内容は、子供の家庭学習の習慣化を考える上でも大変参考になったので、以前ブログに書いたことがある。

 よろしかったらそちらもご覧下さい。

 「なぜ家庭学習の習慣化をすすめるのか、その理由となる本」 ← クリック

 


 本田氏の言う「毎日継続することで、面白くなる」

 渡辺氏の言う「機械的な仕事の方法こそが、決定的に重要である。」

という考え方に感化されて、ブログを書いている。

 環境が変わらず、学びの時間が取れる限りは続けていこうと考えている。
コメント
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