私は野生のオケラは見たことがありません・・・
昔は「山で美味いはオケラとトトキ、嫁に食わすはおしゅうござる」と言われたほどですから身近な存在だったのでしょうが今は岐阜県内で野生のオケラを見ることは希です。
昔は食用となったぐらいですから今のようなことは無く身近な植物だったことは間違いないと思われます。
そんな存在でしたので薬用としての利用も古くからあり調べてみると色々な記述が出てきます。
薬用にする時は根茎を乾燥させたものを白朮(びゃくじゅつ)という生薬となります。
非常に古くから使われている生薬ですので様々な記述を見ることができます。
通常の書籍等で分かることは他でみてもらえば良いので、ここでは私の今住んでいる飛騨地方の薬草利用について触れてみたいと思います。
私が今まで調べた中で飛騨地方での最も古い薬草の記述は斐太後風土記や飛州志ともに記載されている延喜式のころ。
延喜式第三十七巻には大和朝廷の今で言う厚生労働省にあたる典薬寮について書かれていて、その中に「諸国の進(たてまつ)る年科の雑藥」と表題された諸国貢進の薬品の国別の種類や数量一覧表があります。
この一覧表の中に白朮が含まれています。
斐太後風土記や飛州志には飛彈國から9種類を具進していて9種の内の一つが白朮であるのです。
延喜式は西暦905年に編纂された式格の一つであり今から1,000年以上前に飛彈國から白朮は具進されていたことになります。
ちなみに9種類の内、薬草由来の生薬は白朮と杜衡ですのでオケラとカンアオイの二種類です。
カンアオイは今では飛騨では普通に観察できますがオケラというと・・・飛騨の歴史的価値がある薬草の一つが飛騨で普通に観察することができないとは・・・
ちょっと残念なことだと私は思っていますが世間一般的に認知されていないことなので大変だ~!と声をあげる人には私は出会ったことがありません。(管理人)
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非常に古くから使われている生薬ですので様々な記述を見ることができます。
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私が今まで調べた中で飛騨地方での最も古い薬草の記述は斐太後風土記や飛州志ともに記載されている延喜式のころ。
延喜式第三十七巻には大和朝廷の今で言う厚生労働省にあたる典薬寮について書かれていて、その中に「諸国の進(たてまつ)る年科の雑藥」と表題された諸国貢進の薬品の国別の種類や数量一覧表があります。
この一覧表の中に白朮が含まれています。
斐太後風土記や飛州志には飛彈國から9種類を具進していて9種の内の一つが白朮であるのです。
延喜式は西暦905年に編纂された式格の一つであり今から1,000年以上前に飛彈國から白朮は具進されていたことになります。
ちなみに9種類の内、薬草由来の生薬は白朮と杜衡ですのでオケラとカンアオイの二種類です。
カンアオイは今では飛騨では普通に観察できますがオケラというと・・・飛騨の歴史的価値がある薬草の一つが飛騨で普通に観察することができないとは・・・
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