徒然写真帳

郡上でX人で始めたブログです。管理人の転居により、下呂、美濃、岐阜、恵那、下呂を経て一宮発のブログに!

オケラ

2012-09-18 20:35:12 | Weblog
 私は野生のオケラは見たことがありません・・・
 昔は「山で美味いはオケラとトトキ、嫁に食わすはおしゅうござる」と言われたほどですから身近な存在だったのでしょうが今は岐阜県内で野生のオケラを見ることは希です。
 昔は食用となったぐらいですから今のようなことは無く身近な植物だったことは間違いないと思われます。
 そんな存在でしたので薬用としての利用も古くからあり調べてみると色々な記述が出てきます。
 薬用にする時は根茎を乾燥させたものを白朮(びゃくじゅつ)という生薬となります。
 非常に古くから使われている生薬ですので様々な記述を見ることができます。
 通常の書籍等で分かることは他でみてもらえば良いので、ここでは私の今住んでいる飛騨地方の薬草利用について触れてみたいと思います。
 私が今まで調べた中で飛騨地方での最も古い薬草の記述は斐太後風土記や飛州志ともに記載されている延喜式のころ。
 延喜式第三十七巻には大和朝廷の今で言う厚生労働省にあたる典薬寮について書かれていて、その中に「諸国の進(たてまつ)る年科の雑藥」と表題された諸国貢進の薬品の国別の種類や数量一覧表があります。
 この一覧表の中に白朮が含まれています。
 斐太後風土記や飛州志には飛彈國から9種類を具進していて9種の内の一つが白朮であるのです。
 延喜式は西暦905年に編纂された式格の一つであり今から1,000年以上前に飛彈國から白朮は具進されていたことになります。
 ちなみに9種類の内、薬草由来の生薬は白朮と杜衡ですのでオケラとカンアオイの二種類です。
 カンアオイは今では飛騨では普通に観察できますがオケラというと・・・飛騨の歴史的価値がある薬草の一つが飛騨で普通に観察することができないとは・・・
 ちょっと残念なことだと私は思っていますが世間一般的に認知されていないことなので大変だ~!と声をあげる人には私は出会ったことがありません。(管理人)




                     
 






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ミョウガ

2012-09-18 19:57:50 | Weblog
 昨日、ミョウガ畑の近くを通りかかった時に「そういえば花の写真って持っていないな」と思い、畑の中をのぞき込みます。
 予想通り花が咲いていたので写真を撮りました。
 スーパーで売られているミョウガは花穂で開花直前に採取したものです。
 花が咲いているということは採りそびれたという証拠。
 ちゃんと管理されているミョウガ畑だと花なんて咲いていないんです。
 私は、子供の頃ミョウガに縁は無く、学生時代に行きつけの食堂(数年前に廃業してしまいましたが)で「今日は、OBの子がミョウガを持ってきてくれたから新鮮なミョウガの味噌汁だよ」と言われ、ミョウガって何だ?と思ったのですが当時の私はミョウガを知らないということが言えなくて、食べたことも無いのに見栄をはって「いいですね~、」なんて答え、最初はおっかなびっくり食べたのでした・・・
 食べてみていけるな!と思い、それ以来結構好んで味噌汁の具材としています。
 当時は東京に住んでいたし、それほど感心もなく漠然と食べていたのですが就職してしばらくした時にミョウガを採る機会に恵まれ「これがミョウガ~」と思ったのです。
 一度、覚えると今までがウソのようにミョウガが目に付くように。山村部では結構栽培されているんですね。
 中には野生化したものもあり知らないと日本原産かと思ってしまいます。
 断定はできないようですが大陸から持ち込まれた外来種であるということです。
 花穂はスーパーで売られていて身近ですが春先芽だしした直後の柔らかい内はミョウガタケと言い薬味としての利用もされています。
 このことを知ったのは岐阜県に住みだした時に朴葉寿司を初めて食べた時に見慣れない薬味が入っていたので「これ何ですか?」と質問したら「ミョウガタケだよ」と言われました。「ミョウガタケって?」「ミョウガの茎だよ」というやりとりで知ったのでした。
 といっても茎はスーパーで売られているのを見たことがないので育てている人だけが楽しめる一品なのかな?なんて思っています。
 昔は少しぐらいいいだろう?と思い野生化したミョウガを少しだけいただいていたのですがミョウガのことを知るにつれ、ちゃんと持ち主がいて楽しみにしているだろうと考えるようになってから山歩きの途中で見かけても採っていくようなことをしなくなりました。
 花は目立たないですが、じっくり見てみると結構いいものです。
 でもミョウガの根元に頭を突っ込んで写真を撮っている様子は、さぞかし滑稽だろうなと思います。(管理人)



                   



                   



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アユ釣り用語

2012-09-18 18:55:36 | Weblog
 徒然写真帳の数少ない常連さんの大部分は魚釣りをしない人が多いので徒然写真帳でアユ釣りのことを書くときは、なるべく釣り用語は使わないようにしています。
 私がアユ釣りにはまってから4シーズン目が終わろうとしていますので数年前はネットでアユ釣り情報を集めても分からないことだらけ。
 何のことやらなんて言葉が沢山ありましたし未だに良く解っていない言葉も沢山あります。
 今年もあと1回ほど竿を出せるかどうかの状況の今少しだけ書いてみたいな~と思います。

アユ釣りの種類
 *友釣り    岐阜県ではアユ掛けと言っています。私がやっているのはこの釣り方ですのでアユ釣りに行ったというのは        この釣り方ですよ。
 *ドブ釣り   毛針釣り、岐阜県ではやっている人は見かけません。郡上漁協では確か8月15日に毛針釣り解禁って書いて
         あっ
         たのでやってもいいのですが。
         ちなみに、私は年に1回ぐらい行く神通川では結構見かけます。
 *ころがし釣り 落ち鮎の頃に針で引っかける釣り方。地方名が沢山あるし微妙に釣り方が違うみたいです。
         郡上の長良川ではツンツンと言い時折川でやっている人に出会います。ちなみにやり方は分かりません・・


 ということでこれから書く用語は友釣り(アユ掛け)用語が中心となります。

 *引き釣り   瀬などの、荒い流れで、オトリが沈みやすいように竿を寝かせて、オトリの泳ぎにあわせて糸を引いて行く
         釣り方。
         私は昨年から、この釣り方が中心となってきました。
 *泳がせ釣り  竿を立ててオトリ鮎を自由に泳がせる釣り方。
         始めたばかりの頃、仕事で知り合った郡上のアユ釣り名人に「最初はトロ場で泳がせ釣りで覚えたほうがい
         いよ。引き釣りで無理に引っ張ってしまう変な癖が付かないから」と言われ泳がせに終始していました。
         そのおかげで今年の私は深トロの泳がせ釣りで起死回生のボウズ逃れをしています。
 
 *引き泳がせ  引き釣りと泳がせの中間。水中糸が複合メタル全盛となったことから編み出された釣法です。
         先日の長良川では、この釣り方を中心にやって掛けることができたのです。
         厳密にいうと深トロで竿を立ててオバセ(次ぎに説明)をとって潜らせて、潜ったことを確認してからオバ
         セをとり立て引きする釣法、でも深トロで糸を張りすぎると浮き上がってくるので時折、竿を上下にしゃく
         りながら泳がせ、引き泳がせ、泳がせを繰り返す釣り方。かなり神経を使いますが深トロだと少々オトリが
         弱っていても釣れます。

 *オバセ    糸をたるませると水圧を受けオトリアユを泳がせること。元気のいいオトリだと上流へドンドン登っていき
         ます。泳がせ釣りの一種です。
         自分より上流でオトリを泳がせる上飛ばしという釣り方をしたいときにやります。
         オバセという言葉は郡上の職漁師さん達があみだした技だとか。

 以上、釣りをしない人にとっては訳が分からない言葉のオンパレードですね。私も一通りやってみますが上手くオトリを管理できないので釣果があがりません・・・


 *ドンブリ   アユが掛かった時にオトリと掛かりアユごと糸が切れてしまうこと。オトリを親、掛かりアユを子とみたて
         親子ともども川のなか、これをやってしまうととてもショック・・・
         ちなみに親子ドンブリが語源。これって分かりませんよね~隠語です。
         川で釣り人がドンブリということを言っていたらこのことです。

 *ツ抜け    10匹以上釣ること。数を数える時に一つ、二つと数えますが10以上は「つ」は使わないことからだそう
         な?


流れの区別
 トロ 水面が穏やかで流れの緩いところ。深さによって浅トロ、深トロと区別します。
 瀬  これは沢山種類が、チャラ瀬、ザラ瀬、平瀬、急瀬、荒瀬(ガンガン瀬)、トロ瀬 色々ありますが私は未だに違いが
    よく分かりません・・・・

 ちなみに私は水深のある荒瀬を釣る技術はありません。オトリを入れられないし、取り込みをできませn・・・
 竿も対応していないんです。

 ダラダラ書きましたが、まだまだ沢山あります。
 基本的にDVDを見ながらの独学で勉強していますので良く解らずに釣っているというのが本音です。(管理人)           


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