徒然写真帳

郡上でX人で始めたブログです。管理人の転居により、下呂、美濃、岐阜、恵那、下呂を経て一宮発のブログに!

マルバノキの不思議

2013-10-28 21:53:17 | Weblog
 先週26日の土曜日の夕方に位山峠への行き帰りの峠道沿いのマルバノキの紅葉が目に付きます。
 分布は広島県、高知県、長野県、岐阜県の4県にしか自生が無いという資料や中部地方、近畿地方、広島県、高知県とするもの二つの資料を目にして、どっちが正しいだ?という疑問もあるのですが、いずれにしよ分布が限られ全国的には珍しい樹木です。
 ただ、岐阜県の大半の地域では、本当に珍しい樹木なの?と思えるほど普通に観察ができ私が住んでいる下呂市も同様です。
 以前、下呂市内の人に全国的に珍しい樹木なんですよと話をすると「この、与太木が?道脇にあると邪魔だから刈りはらっているぞ!」と言われます。
 与太木とは雑木のことで邪魔な樹木という意味あいがありますのでマルバノキのことを邪魔な雑木と言っているのです。
 ネットで見ると絶滅危惧種に指定している県もあります。
 そんな県在住の植物に関心がある人が邪魔だから刈り払っているなんてことを耳にすると「なんてことするんだ!」と言われるでしょう。
 でも、本当に普通にあるのです。
 私の感覚だと、これだけ沢山自生しているのに分布が何故限られるのだろう?と不思議に思えてきます。
 自然界には説明することができない事象が結構あります。色々な説を聞くのですが、どの話も明確では無く私の疑問をはらしてくれません。
 マルバノキの分布については同様に疑問が晴らしてくれるような説明をしてくれる人に私は今のところであっていないし今後も出会わないだろうと思っています。
 マルバノキの不思議さ分布だけに限りません、もう一点の不思議は開花と結実と紅葉が全て一緒の時期になるということ。
 こんな樹木はマルバノキだけだろう?と思います。(他にもあったら是非教えてほしいです)
 そんなことを土曜日の夕方に紅葉の写真を撮りながら思ったら気になってしかたがなくなってしまったので、昨日、梁谷山の登山中や、馬瀬川上の渓畔林を歩いている時にマルバノキに目がいってしかたがありません。
 その気持ちをブログで紹介したいと考えたので開花、結実、紅葉の3点が一緒に写っている写真を撮ってブログに載せてやろうと思い、徹底的にマルバノキ観察し、3点セット揃った写真を撮ることができました。
 昨日、観察をしていて気がついたのはマルバノキの結実量が少ないということ、果実がついている個体は本当に少ないのです。
 これは繁殖に不利だな~と思ったし、あとマルバノキは風媒花では無く虫媒花であると思われます。昆虫を運ぶ昆虫が少なくなる晩秋に花をつけるということが結実量の少なさにつながっているのかな?と思います。
 しっかりとしたことは分かりませんが繁殖力の弱さが分布が狭いことに影響の一つじゃないのかな?と私は思いました。
 こんなことを考えていると、今度は発芽率が気になります。
 今年は時間をつくってマルバノキの種子採取をして発芽させてみようかな?と思いつきました。
 紅葉見物が一段落するこれかの季節に種をとってきて試してみたいブログを書きながら思いつきました。
 この秋、興味が継続すればチャレンジすることになります?といっても飽きやすい性格なので、この場で試しますとは宣言できないのです・・・
 あと華道の世界ではマルバノキのことをベニマンサクと言われ利用されています。
 マンサク科の落葉低木で花弁は紅色ですがマンサクの花弁とそっくりな形状をみるとマルバノキというよりベニマンサクといったほうがピッタリじゃない?と個人的に思ったりするのでした。
 何故なら覚えやすいから????(管理人)


岐阜県内のマルバノキの分布図があるサイトへのリンク(マルバノキを観察したいと思う人は岐阜県に来れば労せず観察できます)


                         花、果実、紅葉の3点セット
                         

                         花
                         

                         果実
                         

                         紅葉
                         



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夫婦滝

2013-10-28 21:22:07 | Weblog
 昨日、所用のある郡上市高鷲町へ向かう前に梁谷山に登り、途中、下呂市馬瀬川上の渓畔林でカツラの黄葉の写真を撮ろうと思いフラフラしていたら、紅葉目的の人と思われる車が何台も通過するのに出くわします。
 あきらかに、いつもより車が多いので集合時間に遅れてしまうと思い、後ろ髪を引かれる気持ちで馬瀬川上の渓畔林を離れて目的に向かったら集合時間の1時間も前に到着してしまいます。
 集合場所で弁当を食べていれば集合時間になると思ったのですが弁当を食べ終えても時間が余る時間なので、他の場所で弁当を食べるかと思案していた時に、ふと頭に浮かんだのが、梁谷山にあるミヤマホウソの果実の写真を撮りそびれたこと・・・
 しまったな~と思いながら、ふと夫婦滝の駐車場で、以前ミヤマホウソの花の写真を撮ったこと。
 集合場所から車で10分弱で行けるので夫婦滝を見ながら弁当を食べようと思い立ち行ってきたのでした。
 現地は肌寒かったですが秋の陽射しが滝を照らし虹がかかり、台風の影響で水位も高く迫力もあったし、紅葉のピークとも重なっているという絶好の条件の滝を眺めることができる場所で弁当を食べることができ最高の気分でした。
 ちょっと余談ですが、これ以上水位があがると二つの流れの筋が一つになり夫婦滝では無くなってしまうので大増水した時は避けたほうがよいと個人的には思っています。
 さて、夫婦滝に行く、きっかけとなったミヤマホウソの果実の写真を撮るという目的も果たすことができました。
 これについては後日記事を投函することにして今回は滝だけということで終わりとします。(管理人)


                              


                              


                              


                              


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岳美岩からの遠望~梁谷山~

2013-10-28 20:52:38 | Weblog
 岳美岩は私のお気に入りの場所です。
 梁谷山へは山頂に立つことが目的では無く岳美岩に行くことです。
 岳美岩に、ドカッと腰を下ろし眺める風景は最高と思っているからです。
 お茶を飲みながら紅葉の梁谷山の下呂市側の斜面を見下ろしながら今回も楽しんできました。
 徒然写真帳内で検索してみると昨年は10月26日に訪ねていて、今年は27日です。
 これを見ると毎年、同じような行動をしているものだと思います。
 山頂より眺めが良く、最高の風景を楽しむことができるにも関わらず、私が岳美岩で、くつろいでいる最中に人に会ったことがありません。
 ちなみに、私も人並みに山頂に興味はありますので山頂には一応行っていますが付録です。
 何度も徒然写真帳で紹介している岳美岩ですが、今年も人気が無い状況です。
 いかに影響力の無いブログだと我ながら思います(笑)(管理人)


昨年10月26日に岳美岩に行った時の記事へのリンク


                           


                           


                           


                          


                          


                          


                          



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奥山に 紅葉ふみわけ 鳴く鹿の 声きくときぞ 秋は悲しき

2013-10-28 19:20:37 | Weblog
昨日の所用は郡上市高鷲町で午後から。
午前中があるぞ!と思い梁谷山と馬瀬川上の渓畔林を散策してから出かけることに。
自宅を暗い内に出発し、空が白みだした午前6時に梁谷山に登り出す。
秋の冷気に包まれた中、歩き出してしばらくすると森の中に光りが差し込みます。
週末の台風の影響で落ち葉を踏みながら歩いていると、警戒音を発しながら逃げていくシカの後ろ姿を眺めながら、更に歩を進めると、遠くからシカのラブコールが聞こえてきます。
朝一番に登りだしているので人の気配も感じない中の山歩きは、まさに「奥山に 紅葉ふみわけ 鳴く鹿の 声きくときぞ 秋は悲しき」の世界。
稜線にあがるとツグミの姿が見え冬が迫っていることも感じながら歩いたのでした。(管理人)



                         


                         


<梁谷山の登山中に観察した紅葉した楓の仲間>
                         コハウチワカエデ
                         


                         ウリハダカエデ
                         


                         コミネカエデ
                         


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