徒然写真帳

郡上でX人で始めたブログです。管理人の転居により、下呂、美濃、岐阜、恵那、下呂を経て一宮発のブログに!

御岳パトロール

2015-07-26 20:50:59 | Weblog
 昨日と今日、下呂市遭難対策協議会のパトロールで御嶽に行ってきました。
 心配していた台風の影響もなく両日とも天気がよく登山道補修と啓発活動をしてきました。
 なお、昨日は入山前に濁河登山道口で昨年の御嶽山の噴火で亡くなられた方の慰霊のため今回のパトロールメンバーで黙祷をしました。
 今回のパトロールでは噴火当日にパトロールに参加していた県警の方や噴火翌日に救助のため五の池小屋に向かった人もいたことから噴火当日や直後のことの話を聞くことができ現地の緊迫した様子を聞くことができた一方で五の池小屋の近辺は降灰があったものの身の危険を感じるほどでは無かったことも知りました。
 そんな話を聞きながらのパトロールだったのですが五の池小屋周辺は雪解けが早く花が例年より早くチシマギキョウが咲いていて8月の様相となっていました。
 そんな平穏な五の池小屋の周辺なのですが、継子岳や三の池方面へ足を延ばすと噴火口にほど近い剣ヶ峰方面が見えます。遠望すると今なお火山灰が降り積もっている様子がよく分かり噴火の凄まじさも実感できました。
 その様子を見ると今なお入山規制が続いていることが実感できます。
 また数日前から継子岳一峰と二峰の間でクマが出没しているということで昨日の夕方五の池小屋から目撃情報があった方向を観察していると悠然と歩くクマの姿を観察することができました。
 そんなこともあったので今日の午前中はクマの行方を双眼鏡で追ったのですが姿を見ることはできませんでしたが、若干人なれ気味のクマと登山客とのニアミスがおきることが心配されたので継子方面に足を延ばす方にはクマに注意するよう声かけを今日の午前中行った後に下山したのでした。
 今なお噴火口から2キロ圏内への立ち入りが規制されているので登山客は噴火前と比較すると大変少ないのですが濁河登山道から登る人は以前より多く登山中は数多くの人と出会ったのですが規制解除となっている区域での登山だと日帰りで十分行ける行程であるため五の池小屋の宿泊者は非常に少なくなってしまっているとのことでした。
 御岳北部の登山に欠かせない五の池小屋がこの苦境を乗り越えてくれたらと思いながら下山したのでした。(管理人)


       今朝の日の出の様子
       


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歩荷

2015-07-26 20:19:47 | Weblog
 25日と26日の御嶽パトロールを終え五の池小屋に挨拶をして帰ろうと思っていたところ。
 ヘリの荷揚げ用のモッコを「のぞき岩」まで運んでほしいと頼まれる。
 モッコの数は4つで背負子は2つ。パトロールのメンバーは5名。
 モッコの重さは一つ10キロ強、モッコ2つと自己装備を含めると30キロ程度の重さになります。
 長いこと歩荷なんてやっていなかったのですが久しぶりにやってみるか!と思いたち歩荷をすることに。
 交代しながら行こうなんて話になっていましたが、もう一人歩荷するのは昨年知り合った同窓の後輩。
 私より一回りは若い30代前半の若者。
 こうなってくると先輩の意地を見せねば!と思い担ぎとおしてやると年甲斐もなく見栄をはって下山を開始。
 でも年齢差は隠せず後輩のペースにはついていけない・・・
 重い荷物が肩に食い込み苦しい。下りだというのに登りのように息があがり汗が噴き出す。
 途中腰を下ろしたら二度と立ち上がれないということは経験上しっているので立ったまま休憩をしながら行きました。
 遅いペースでお助け水までたどり着き最後の休憩をした時には、あと少し一息で行ける!と確信をしたのですが体は私の思いとは裏腹で非常にきつい・・・
 足がふらつきだすし、肩がに荷が食い込み苦しい・・・、不本意ながらのぞき岩目前で休憩するはめに・・・
 といっても目的地は目と鼻の先、息を整えてから水分補給をして最後は気力を振り絞りモッコを担ぎ下ろせました。
 五の池小屋からのぞき岩までなら距離も短いので30キロぐらいなら楽勝!なんて最初は思っていたのですが現実は厳しくギリギリでした。
 まだ若いぞ!と思っていたのですが妄想でした。今の私には30キロは厳しい。
 まだ担げたという自信より、体力の衰えを実感した歩荷でした。
 のぞき岩からは荷も軽くなり楽勝で降りることができたと言いたいところですが足にきていて結構きつかったです
 当然のごとく後輩の体力には全然かなわなかったということは言うまでもありません。(管理人)
 




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