徒然写真帳

郡上でX人で始めたブログです。管理人の転居により、下呂、美濃、岐阜、恵那、下呂を経て一宮発のブログに!

養命酒健康の森

2019-10-22 19:48:43 | Weblog
 先月の末、恵那市内在住の方から養命酒がクロモジを欲しがっているという話を耳にしました。
 鳥樟(うしょう)か、と頭に浮かびます。
 鳥樟とはクロモジの木部を乾燥させた生薬のことで養命酒にはいっているのかな?とその場で思いました。
 しばらくして、以前薬草園に関わっていたときに「養命酒健康の森は参考になるから一度訪ねるといいよ」と言われて、行きたいな~と思っていたのですが、薬草に関わらなくなってすっかりと忘れてしまっていたことを思い出しました。
 幸いなことに、この4月から恵那市に引っ越し、養命酒健康の森は比較的近くにあるので本日出かけてきました。
 実際薦められたのは工場周辺の森の活用だったのですが折角出かけたので工場見学と併せて行ってきました。
 工場見学で面白かったのは私の関心のある14種の生薬と製造に関する話です。
 見学では実際の生薬、インヨウカク、トチュウ、ウコン、ニクジュヨウ、ケイヒ、ニンジン、コウカ、ボウフウ、ジオウ、ヤクモソウ、シャクヤク、ウショウ、チョウジ、ハンピの14種、それぞれの生薬についてかいつまんで説明があり興味深く話を聞きました。
 そのなかでウショウについては国内生薬にこだわっていると説明があり冒頭の話ととながります。
 14種のうち、唯一動物生薬であるハンピだけは説明もなく生薬を手にすることができませんでした・・・まぁマムシですからね~嫌がる人が多いからかと思いながら見ていました。
 今回、話を聞いて初めてしったのですが養命酒はミリンにより薬用成分を浸出させる合醸法によって作られていること。
 アルコールによって成分は引き出すのは生薬利用の一つですので理にかなっているのですが製造法の説明を聞いていると具体的にイメージができ面白かったです。
 その後、工場ラインの見学をするのですが、これについては個人的に関心があまりなく、ふ~んといった気分で聞いていました。
 見学を終えてから養命酒の製品の試飲(私は車ですのでノンアルコール)してお土産をもらってからお目当ての散策路を歩いてきました。(工場以外は後日)
 余談ですが酒が弱い私は養命酒を飲んだことがありません・・・工場見学後も購入せず帰ってきてしまったので今後もずっと飲まないかも?(管理人)


 工場の製造ラインは撮影禁止だったので写真はありません

   

   生薬展示、これは本当に面白かったですね~。ここでの解説はもっと長くていいのにと思ってしまいました。鳥樟については後日ブログ記事で掘り下げて書いてみようと思います。
   

   製造ラインの見学を終えた頃に雨もあがり初冠雪した仙丈ケ岳が見えました。天気がよければ赤石山脈(南アルプス)、木曽山脈(中央アルプス)を見ることができるところに工場はあります
   

   見学をするとお土産までもらえます!
   

   工場見学と散策路での観察を終えたら昼を回っていたのでカフェでお食事。美味しかったですよ。
   
コメント
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