あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

冬のはじめの花

2012-12-21 22:52:22 | 植物
 いつもの散歩道、とあるおうちの庭にこんな花が咲いているのを見つけました。


 そっとお庭に入らせていただきました。
 もう盛りを過ぎていますので、アップはこのくらいで。というのはうそ。実はどれもぼけていたので、これしかありません。う~ん、白い小さな花はむずかしい。



 この葉でおわかりだと思いますが、柊の花です。ほのかによい香りが漂っています。が、強い香りではないので、近くに寄らないとわかりません。12月になっても暖かい日には、まだはちが飛んでいます。木いっぱいに咲く柊の花は、貴重な蜜源になっているようです。
 もう20年近くこの道を通っているのに、柊の花が咲いているのを初めて見た! 今まで何を見てたんでしょうね。

 もう一つ、これも見ているようで見てなかった花。冬の花とは言えないかもしれませんが、12月半ばまで咲いていましたので。



 あるおうちの桜の木は、毎年秋になると花が咲いているのですが、わたしはてっきり帰り花だと思っていました。 ここの家の桜は帰り花がたくさん咲くなあなんて、なんて寝ぼけたことを。。
 今年、別の家の畑にふゆざくらが咲いているのを見て、はっと気づいたのです。あのうちに咲いているのは帰り花ではなく、ふゆざくらではないかと。



 そめいよしのよりも少し小ぶりで、花付もまばらですが、寒さの中で咲く桜はいちだんと可憐に見えます。
 私が知っている限り、個人の家でふゆざくらを植えているのは、この2軒だけです。

 これとは反対に、田舎ではどこの家にでもある木の花。



 びわの花です。



 つぼみが葉と同じような茶色い産毛に覆われています。アップで見るとなかなかの迫力ですよね。今から半年かけておいしいびわのみになるのです。
 いつも思うのですが、びわの花は、何を好きこのんでこの寒い季節に咲くのか、果物の中でもひどく変わり者じゃないかしら。虫も少なく、十分受粉できているとも思えないのにちゃんとたくさんの実がなるのも不思議です。

 もう一つ地味な花。これは秋の花だと思うのですが、近年我が家の庭にいっぱい咲くようになりました。そして冬になって、ほかの草がつぎつぎと枯れていくのに、まだ咲いています。



 名をハキダメギクと言うんだそうです。なんとも気の毒な・・・帰化植物で、発見されたとき掃き溜めに咲いていたからだとか。直径5ミリメートルくらいの小さな小さな花がいっぱい咲いて、これはこれでかわいいのです。

 白い花ばかりが続きましたので、最後に元気の出る色の花を


 
 
 その名も「フユシラズ」
 冬の間も元気いっぱい咲き続けます。ほんとは、「サムサシラズ」と名付けたいところです。でも、きれいに咲くのはやはり春になってから。 がんばっているけど寒いのは好きじゃないかもしれません。
 
 
コメント (8)
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