あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

立春を過ぎて

2015-02-08 01:50:44 | くらし
 2月4日、立春の日。朝は氷の張る寒さでした。でも、立春を過ぎてから、何となく空気が柔らかくなったような。

 お正月に飾った餅玉の柳に花が咲きました。



 葉っぱも出ています。



 まるで赤ちゃんの手のように柔らかくてみずみずしい葉。

 そして今日は通りがかりの梅畑に花が咲いているのを見つけました。





 ああ、やっぱり春が近くなりましたね。

 ところで、立春の前日、節分の日のことです。

 どの店もどの店も、恵方巻き、恵方巻きと、ここぞとばかり売り込んでいました。元々は関西のどこか一部の地域の、本当にそこだけの伝統行事だったはずだのに、まんまと商業ベースに乗っかって、どこもかしこもあたかも昔からそうしていたかのように恵方巻き。日本国中同じになっちゃってつまらないこと。
と、へそ曲がりなわたしは巻き寿司など買ったことも食べたこともなかったのですが、様々な巻き寿司が売られているのを見るとなんだか食べてみたくなりました。ふん、恵方巻きは嫌いだけど、夕飯のメニューが巻き寿司というのもいいわねえ。

 孫のぶじおJr.が保育園から帰ってくるまでに具材を煮煮込み、寿司飯を炊きました。ぶじおJr.は巻き寿司を作る手伝いが好きなんだそうです。で、巻く作業は一緒にしようかと。
 ところが帰ってくるなり彼は、「あのねえ、木にとげとげのはっぱと魚の頭をはさんでねえ・・・」とおっしゃる。わたしもそうしたかったのですが、いつもスーパーに「ご自由におとりください」と置いてあった鬼のバラ(たらの木)が今年はなかったのです。そして、我が家に植えてあった姫柊の木は、夫が邪魔だからと引き抜いて枯らしてしまいました。
 「ぶーくん、ごめん。頭はあるんだけどねえ、木と葉っぱがないんよ。」すると孫は、
 「それじゃあだめなんよ。」と半べそをかいてしまいました。そこで孫バカのじいさんは、あわてて畑にタラの木を採りに走り、同じく孫バカのばあさんは孫を連れて、柊の代わりをさがしに庭をうろうろ。そしてとげは少ないけどクリスマスホーリーの葉を見つけて、孫はやっと満足したのでした。

 

 玄関の多肉植物の鉢に挿しておきました。

 やれやれ、いそいで寿司を巻かなければ。

 巻きすの上に寿司のりを載せ、ごはんをひろげると、ぶじおJr.が、にんじん、ごぼう、たまごやき、しいたけ、三つ葉・・・と順に乗せてくれます。それを二人でよいしょと巻いて、最後に巻きすを握ってぎゅっぎゅっと締めてできあがり。考えてみればもう20年くらい巻いたことがなかったわあ。でも、うまくできました。



 恵方巻きじゃないから、包丁で半分に切ってます。しかし、孫のお手伝いはありがたいのやら迷惑なのやら? 時間を食ってしょうがないです。

 つぎは・・・ぶじおJr.も大好きなあのキャラクターを押し寿司で作ってみようと思います。
 体のオレンジはにんじんで。耳のピンクはかまぼこで。目は、「ごぼうでどう?」と提案してくれましたがどうもうまくいかないので、たまごと海苔で。

 じゃ~ん


 
 周りのお寿司は、サーモン、はまち、鯛、キュウリをまいた海鮮巻き。ひとつ失敗して切り口が汚くなりましたけど、お味は一番。
 こうして思わぬ時間がかかってばたばたとしているときに電話が。
 070で始まる見覚えないナンバーでしたが、娘が出ました。そしてすぐにわたしにバトンタッチ。
 するとー
 「N○○コミュニケーションズの」と某大手通信会社の関連会社らしき名を名乗ったかと思うと
 「お客様のインターネット料金が、来月から1200円ほど安くなります。今日はそのお知らせです」
 お知らせって言うからほんのちょっとで終わるのかと思ったらなにやら長々と言い出した。こちらは包丁片手にイライラしてたら、「それでは確認を。」ちょっと待って、これ以上時間がかかってはかなわん、そもそも夕飯時にお知らせごときでこんなに長話を非常識な。「あとで電話してください。」と言ってしまいました。

 電話を切ってから、どうも納得がいきません。彼はなんのために電話してきたのか、なぜ料金が安くなるのか、お知らせと言っておきながらなぜいろんなことを聞いてくるのか。

 2度目の電話は別の人でした。わたしはすでに
「あなたたちは何が言いたいんですか。料金が安くなるのは値下げですか?」と追求の姿勢になっていました。
「値下げとは違います。」
「じゃあ何なの。」
「安くなるんだからいいじゃないですか。」
「いいか悪いかはわたしが判断します。あなたが言うことじゃないでしょ。」
「プロバイダーの乗り換えです。」
「そんなこと聞いてないです。」
「さきほどの××が言ったはずですが」
 言ってない言ってない。でも押し問答の時間が惜しい。なので
「何に換えるんですか?」
「I○○○」です。
「そんなプロバイダーがあるんですか。」
「プロバイダーじゃなくて商品です。」
 ええ~? ますますわけがわからん。N○○といったら、プロバイダーは△△でしょ? なんでほかの商品を勧めるわけ? そことは関係ないのか? それになんだ、このやすっちい無礼な物言いは?
 それで、2日ほど考えることにして後日電話をくれることになりました。そこでもちろん、ネットで調べましたよ。すると、あるある、わたしと同じような事例が。その方の体験では、事情をよく知らない家族が、遠隔操作で乗り換えさせられたらしいです。解約しようとすると、違約金を請求されたとか。あぶないあぶない。
 立春が過ぎてお約束の日、非通知の電話がかかってきました。もちろん、非通知なんかは無視。
 節分の日にかかってきたサギまがいの電話。その日、ぶじおJr.が「それじゃだめなんよ」とめずらしく半べそかいたおかげで忙しい目をして、そのおかげで鬼を撃退できたようなものです。
 皆様もお気をつけくださいね。
 
  
 
 
コメント (4)
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