と~ま君の部屋

楽しい老後を送りたいとやっています。所詮人生回り道。修士(人間学、仏教学)。ぼけ防止・脳のリハビリでやってるブログです。

病牀六尺 /正岡子規

2009年08月20日 20時20分25秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 国語の授業で正岡子規を勉強されたかと思います。

 特に岩波文庫から出ているこの病牀六尺は優れております。

 なぜかというと、「平気で生きること」を最も大事だとする部分があるからです。

 これはNHKで放送された104歳の禅僧の番組でその存在を知りました。宗教のことは書けないので、これくらいにします。しかし、「平気」でいることはなかなか難しいことです。

 正岡子規は重病の床にありました。
 しかし、旺盛な創作意欲でもって、短い生涯を終えた方です。
 その文学的功績たるや輝かしいものがあります。
 漱石も絶賛しています。
 司馬遼太郎の「坂の上の雲」でも、若かりしころの正岡子規が何度も出てきます。なにしろこのころの明治の青年たちはすばらしい意欲の持ち主です。

 そして、日常的に襲う不安。死への恐怖。
 それもまた読み取れます。

 つらくて、つらくて、ちょっといけません。

 そんな正岡子規が、「平気でいること」を言われておるのです。

 こんなに覚悟の定まった人はいない。

 ともするとつまらない日常の中で、感情が揺り動き、怒り、・・・・・・・・・という凡人たるわたくしは、まことに恥ずかしい限りであります。月曜日に噛まれた老犬にまで、ともすると感情が激するのですから、お話になりません。もっとも痛い思いをして、「平気でいること」は本当に凡人たるわたくしには不可能なことです。

 最後に、成績が下がっても平気でいてはなりませぬぞ。

 そういうことを教えてくださっているのではないからです。

 天王山に登り切りましたか?

 三年生諸君!

 
 二学期早々の試験。 
 楽しみにしておりますよ。
 頑張りたまえ。


 

コメント
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光こそ、すべての源という気がするのだが

柔道をやると~ま君

サンスクリット般若心経

高齢\(^_^)/