職員研修会を開催いたしました。
千葉科学大学の戸塚唯氏先生です。(危機管理学部危機管理システム学科講師)
ご専門は、心理学。
演題は「よりよいコミュニケーションを目指して」 副題が「他者の人権に配慮するコミュニケーション」でありました。
非常にためになりました。
説得心理学の立場から、人権を無視しないコミュニケーションをということでした。
①正しく表現する
②適切に主張する
③相手を尊重する
④防衛的な態度をとらない
⑤ハラスメントを理解する
⑥心を平穏に保つ
上記の6点からのご講義をいただきました。
①については、言語系コミュニケーションと非言語系コミュニケーションとあるそうですが、ややもすると非言語系が苦手だなぁと思いました。笑顔です。ほほえみです。・・・非常に苦手かもしれません。
②については、ストレスの場面で不適切なやり方で対処してしまい、反省すること多しであります。マイルドに話すということを教えていただきました。これもまた苦手な分野かもしれませんから。
③では、よりよいコミュニケーションを築くためにも相手が話しやすい態度をとることを教えていただきました。特に、自分の過去の経験をあまり話さない、それが相手を尊重することなのだと気がつきました。
⑥については最近のわたくしの課題です。主観・客観とか、相対化とか非常な速度で第一次資料を集めて、集中力を高めたり、自己の心のあり方などを勉強させていただいております。間違ってはいなかったのかなと感じました。今年に入ってから、平気でいることについて、正岡子規に導かれましたし。まったく今まで正岡子規について何を読んでいたのだろうと反省させられています。本当の文章はたった一文にしかありません。また、堪忍と言うことについても山岡荘八に現在進行形で学んでおります。わたくしのふるさとの村外れにあった、古木の下の名もないお地蔵さんのように何があっても平気でいたいものであります。心に波立てず、静かなる湖面でありたいものです。なかなか難しいのですが。
今までの教員経験35年。
学級担任、部活動の生徒の顔を思い出しながら拝聴しておりました。メモもマインドマップ法でやっておりましたので、一覧性にも優れます。記念にとっておきます。即、メモをPDFファイルにして、ハードディスクに保存をいたしました。
また、個人としての生き方・あり方、家族関係のハウツーにも大変参考になる内容でありました。長いこと教育に関わってきましたので、経験上ハウツーをおろそかにすることの非を知っております。ですから、身にしみるわけです。
本当に感謝申し上げます。
県銚にはこうしたハウツーを大事にする先生がたくさんおります。
来年待っていますよ。
では。