と~ま君の部屋

楽しい老後を送りたいとやっています。所詮人生回り道。修士(人間学、仏教学)。ぼけ防止・脳のリハビリでやってるブログです。

森田療法で知らなかったこと

2009年10月27日 19時59分19秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 森田療法というのがあります。
 カウンセリングで勉強させていただく基礎的な方法の一つです。
 詳しく知りたい方は、ご自分で調べてください。
 個人的にはアルバートエリスの論理療法を好みますが。

 今日も大都会の書店に県教委からの帰途伺いました。気になっていた文庫本を数冊購入いたしました。吾妻鏡もそのうちの一つです。

 そして、さらに古書店で、森田療法の生みの親である医師の森田正馬先生の著書を入手することができたのでした。安価でした。
 
 これは森田先生の今まで知らなかった側面を扱った書籍(対談集)でありました。書名はご勘弁ください。森田先生の実に個人的な思想信条を扱ったものですから。まったく、それで今までの森田先生への誤解が解けたような気がいたしました。

 神経症を扱われた先生ですから、当然教育に携わるものとしては、常識に属する分野ばかりであります。

 対人恐怖の治し方から導入していって、とらわれをなくす方法、読書恐怖、調和と適応の生活、感情の上手な処理法・・・・とか書いてあります。

 ハラが立ったらどうするかということまであります。

 実はたった一つの文章が気にいりまして、安価ではありましたが、購入したきっかけになりました。

 それは「安心立命」という言葉でした。

 森田先生がそうおっしゃっておられることにびっくりしました。倉田百三(日本文学史上の著名な作家)との対談で言っておられました。もっとも相手が倉田先生ではそうなるのは当然ですが。

 森田先生流の相手に応じた言説なのでしょう。

 わたくしはそう解釈することにいたしました。



 教育というのは難しいものです。
 23歳くらいの青年教師時代に、人生の根本問題で悩んでいる生徒からの質問に答えられなかった実に懶惰な過去を持っています。なぜ生きるか?と問われて、23歳のダメ教師はまったく歯が立たなかったからです。これまでの教師生活の中で、自分なりにその追求をしてきたつもりですが、正直今でも正解はないと思っております。

 いつになったら、あらゆる人生の根本問題について明確な回答ができるようになるのでしょうか。

 永遠の課題だというように逃げることは許されないような気もします。しかし、そんなことができた人間は古今東西いなかったような気もします。わたくしごときがなにを血迷っているかとおしかりを受けそうです。



 今日は、午後から出張していましたので、ちょっぴり寂しい思いをしつつ、また明日元気な在校生諸君にお会いできると思うと、実に楽しみであります。

 待ち遠しいです。


コメント
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光こそ、すべての源という気がするのだが

柔道をやると~ま君

サンスクリット般若心経

高齢\(^_^)/