横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

学習の”インセンティブ”

2015-05-10 11:21:42 | 発達や学習が心配
今日はさわやかな五月晴れ。

休日がさわやかだと1週間の疲れも

とれます!!

今日は、「学習のインセンティブ(動機)」について。

先日Eテレの「オイノコミア」という番組で

勉強のやる気についての研究が取り上げられて

いたのを見ました。

その実験では「先にトロフィー(ごほうび)を

生徒に渡しておいて、目標に達しないと

それを取り上げる」のが一番学習効果が

高かったということでした。

実験は、まさに「実験」なので、結果は

その通りだったのでしょう。でも、私は

なんだか腑に落ちませんでした。


(ひまわり、ここまで生長!)

教育にかかわるものとして「取り上げる」ことは

心情的に辛いです。子どもに「緊張感」を

もたせるためには「有効」なのかもしれませんが。

「~点数を落とさないように」より「~点めざして」

の方が意欲が続くような気がします。

支援する側も「~しないように」より「~できるように」

の方が温かい支援ができるように感じます。

「インセンティブ」は企業では、業績によって

ごほうびの「旅行先」が段階的に変わるという

ようにも使われているそうです。

子どもには、シールや、花丸などあげることが

多いと思いますが、「~回百点をとったら」の

「~回」や、「百点」そのものがその子どもにとって

「遠い目標」だと「インセンティブ」になりにくい気がします。

ちっちゃなごほうびでも「今より少し」の努力で

できそうな目標を積み重ねて、「自分はやればできるんだ!」

という「自己肯定感」を「実感」していくことが

学年が小さいお子さん、「自己肯定感」があまり高くない

状態のお子さんには向いていると思います。


4月新しい環境で少し疲れていたお子さん達もよい気候に

なり、学級の様子がわかってきたころでだんだん落ち着いて

きたころだと思います。担任の先生にはお子さんの特性が

うまく伝わっているでしょうか?ちょっとした配慮で楽に

なることがあります。

個別学習塾びすぽうくのホームページへ(色のついているところをクリックしてください)

コメント
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