横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

漢字が小さくてわからない・・・

2015-05-24 17:46:46 | 発達や学習が心配
少し曇っていますが、暑くもなく、今日は過ごしやすい1日です。

5月も最終週になり、週末に運動会が開かれるところもあるようです。

先週は校庭で応援の練習をしている音が聞こえてきました。

今も昔(?)も「運動会!」。

今日は、「教科書の漢字」について。

今年は教科書改訂の年でした。

5,6年生の国語の教科書は、年間で1冊。(昨年度までは6年生のみ1冊)

ずしっと重いです。算数も6年生は年間1冊です。

1冊になったことで学校によっては、「単元の入れ替え」をして

順番通りでない指導を行っているところもあります。


それは、さておき、
<5年生の国語の教科書です。赤い丸のところが新出漢字。鉛筆の大きさと比べてください>

高学年になると、文字もずいぶん小さくなります。もちろん、漢字も複雑で難しくなります。

巻末に
こんなふうに書き順や読みが示されています。

中にはこれでも「見えにくい」子どもがいます。

「どこがくっついているのか」「線が何本あるのか」

「はねるのか」「とめるのか」。

漢字ドリルで「なぞる」ときも、「赤い線や黄色い線が見えにくい」と

言う子どももいました。青色のサインペンでその上からなぞってみると、

「これなら見える!」。

なぞること自体にも難しさを感じることがあるということを

私は初めてそのとき知りました。

そこで、

A41枚に1文字を大きく印刷してみました。(microsoft社が無料で配布しているソフトです)

なぞりは、えんぴつでも、指でもできます。

複雑な漢字はこのぐらい大きくすると見やすいようです。

今はタブレットなども活用できますね。(powerpointで書き順も確認できます)


国語に限らず、6年生の社会では、日常目にしないような難しい「地名」や「人名」が

出てきます。ルビもついているのですが、複雑な漢字だとさらに読みにくくなります。

テストでは、ひらがなで書いてもよいところと漢字でかかなくては点をもらえない部分が

あるようです。

教科書が新しくなって、目次で学習内容が分かりやすくなり、また

ポイントが書かれているページもあり、使いやすくなった面と、行間がやや狭くなり、

「読むこと」に困難をもつ子どもにとって少し読みにくくなった面とあるようです。

(行間が狭いと、次の行へスムーズに視線が飛ばないことがあります。)


デイジー教科書が今話題になっていますが、国語のみならず、拡大できたり、読み上げられたり

することで内容が理解しやすくなる子どもが必ずいると思います。

小学校のみならず、中学や高校、そして大学生が使う専門書も、「わかりやすく」なると

いいな~と思うこのごろです。今小学生の子ども達は、これから必ず通る「道」ですから。

個別学習塾びすぽうくのホームページへ(色のついているところをクリックしてください)
コメント
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