横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

「小3ギャップ」?

2015-11-16 22:03:13 | 発達や学習が心配
久しぶりにいいお天気になりました。

明日からがちょっと心配ですが・・・。

女(男?)心と秋の空。

いえいえ、今日は、小学校3年生の話です。

よく「小1ギャップ」「中1ギャップ」と言われます。

幼稚園・保育園と小学校では、「生活」「学習」

すべてが変わり、「びっくりポン!」。

緊張の4月が終わり、5月の連休明けから

「疲れ」がどどっと出てしまう。

「中1」でも、小学校の「担任の目が一人ひとりに

優しく・厳しく(笑)行き届く環境から

「自己責任」と変わることで「戸惑い・不安」

を感じる・・・。

でも、最近は、そんなことが減るように

幼稚園・保育園の年長さんが1月ごろに

小学校に招かれて、「半日体験」をしたり、

中学校の先生が小学校で授業を教えたり、

部活体験をしたり、と「のりしろ」

作っているようです。



では、同じ小学校の中でも2年生から3年生になると・・・

「生活科」がなくなり、「社会」「理科」「総合」

の時間が始まる。6校時までの授業が増える。

また、教科の内容が増える。そして、成績では

「評定」がつく、といった変化があります。

教科の内容では、抽象的な内容も増えてきます。

例えば国語では「気配」「親しむ」「安定」など

絵では表しにくい内容のことばが教科書に登場し、

算数では、「3けた×1けた」のような筆算も

でてきます。



社会や国語、総合の時間ではグループでの

学習が増えてきます。

グループ学習では、相手の意見を聞き、

内容を理解し、さらに自分の考えを言う、という

スキルが必要になってきます。

ときには、相手の言うことに合わせる、

折り合いをつけるために自分を抑える、

ということも。

このへん、なかなか難しいです。

国語では5月ごろ「よい聞き手になろう」(光村)

のように「相手に質問したり、相手から多くの

ことを聞き出す」練習をする単元も設定されて

います。

つまり、学習の目標は高くでも「練習する」機会が

設けられている、ということです。

ただ、当然、3年生の間にすべて「学年レベル」に

到達できない子どももいると思います。

2年生までは、漢字にしても具体的なイメージが

わきやすく、計算や図形も身近な範囲で理解できた

ものがだんだん難しくなる。今までは「自分となかよし

の友達」だった世界が「いろんな子どものすがた」が

見えてくる。友達と自分を比べて「どうしよう・・・」と

気づくことも出てくると思います。



もし、今月から来月の面談で学習面や社会面での

状態が心配だと言われたら、

まずは「今どこまではできているのか」

「とりあえずどこから手をつけてどこまでを

目指すのか」

学習であれば、返却されたプリントやテスト、

ノートなどをみながらお子さんと一緒に考えて

いけるとよいと思います。

生活面では、当番などができているのか、

また友達とのコミュニケーションが

どんな状態なのか、学校での様子をきいて

一遍にすべてではなく、そのお子さんが

「一番取り掛かりやすい」ところ、

「すぐできるところ」から具体的な目標を

立てられるとよいと思います。

「~しないようにする」ではなく、

「~を~回できるようにする」など

前向きですぐできる目標が子どもには

わかりやすく意欲もわくようです。

家庭だけでなく、学校でも励ましてもらえると

さらにがんばれると思います。

3年生とは言っても「プライド」があります。

子どもの「一人の人間としてのプライド」、

大人も大切にしていきたいですね。

目標の「数値」は「子ども自身が決める」と

いうことも子ども自身、「自分が大切にされている」

と感じられると思います。



がんばったら、「甘いもの」もいいですね~。

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