横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

理科・社会・生活科・・・絵を描く機会が増える春

2016-04-24 12:05:48 | 発達や学習が心配
花曇り・・・です。

桜が散ってしまったと思ったら、少し肌寒い。

でも日に日に日が長くなってきています。

4月初め・・・ぽかぽかと春の日差しに気持ちもほわっと。

そして、子どもたちは校庭や近くの公園へ動植物の観察へ。

子どもは「絵がすき」とも限らず

また、「写生が得意」とも言えず

いろんな状態です。



菜の花です。

この「菜の花」を観察カードに描くとしたら

全体を描くのかそれとも



こんなふうにアップで描くのか。

どこを省略してどこを詳しく描くのか。

また、「植物」も「昆虫」も立体なので、それを

「平面」で描くとなるとどう「変換」するのか。

さらに風で動く「被写体」をずっと注視することが苦手な

子どももいます。視線がずれてしまい、手本の文字を見て

書く以上に「絵を描くこと」にむずかしさを感じる。



さらに、教科書だと、観察したことを「文章」でも

表すことになっています。

(これもポイントがありますが、別の機会に・・・)

アニメのキャラクターをノートに写せる子どもでも

「3次元」を「2次元」に変換することに難しさを

感じる。

不思議と「写真」にしたものだと「描く」ことができる子どもも

います。また隣りで「こんなふうに描いたら」

支援者が描いてみせると、本物ではなく、「描いたもの」を

まねして描く。最初はこんなところから。

いきなり「完璧」を目指さないで。

難しさを感じてしまう子どもには、ふだんからまず、お絵かきの

練習をしておくのもいいです。



実際にはない立体物の輪郭」をどう描くかの練習です。

そして、室内で「観察カード」を描く・書く練習。

1回「こんなふうにかく」を体験しておくだけで少し

気持ちが楽になります。

漢字や音読、計算練習も大切ですが、意外と子どもが

つまづきやすいのは、こんなところ。

(もちろん、まったく「支援」のいらない子どもも大勢

います。)

さらに45分の授業を考えると、カードを描くのは、

正味20分ほど。

スピードも要求されます。

3年生が校舎の屋上から描く東西南北の学区の絵も

なかなか「描き出せず」白い紙のまま教室にもどる

子どもが何人かいます。

デジカメで撮影して、言葉だけ付け足す、なんてしたら

苦労して描いた子たちに「ずる~い」っていわれてしまい

そうです。

・・・だから、ちょっとだけ事前に「練習」してしまうのもありかな。


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コメント
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