横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

「大人の対応?」をする前に

2017-02-01 19:13:50 | 発達や学習が心配
今日から2月。



「気持ちのままに」行動すると

「大人っぽくない」などと言われてしまいますね。

どきっ

ある国の大統領の対応についてもいろいろ

言われています・・・。



いろんな方と話していると、

「たんたんと」話されていても、

例え笑顔でも、

すごくつらい状況にあるのではないかと

思ってしまうことがあります。

悲しみ、怒り、やるせなさ・・・

子どもでもそうです。

学校で「おとなしい」子と思われていても

家に帰って大爆発

ずっと「たまったエネルギー」がこらえきれずに

でてしまう。

そんなとき、

大きな音を立てたり

掌(てのひら)に強い「刺激」を求めたり

するので

どん、と家具に当たる

物を投げる(音を立てて)

物を壊す

などの「大変な」行動になってしまっていることもあります。

(私の経験からですと、「音」とこの「手」への刺激

感じないと収まらない場合がけっこうあるような・・・)

こんな「エネルギー」が外に向かっているときにいくら

「諭しても」聞けない。

「発散」しきって疲れて、落ち着いて

しばらくしてから、「しまった」という気持ちになる子どももいます。

自分が汚してしまった後を、泣きながら片づけたり・・・。

「たまりきってしまう」前に少し「小出し」に発散できると

よいですね・・。

「消しゴム」や「手のひらに入るサイズのお守り」を

ポケットに入れて「ぎゅーとするんだよ。」


教えたこともあります。

使えるときもあるし、使えなかったこともある。

でも、いらいらが減ったよ、と話してくれた子どももいました。

あとは、掌の感覚と音、ということを考えて

教室の後ろの方で古紙をびりびりと破ってもらったことも

ありました。(もしろん、周りの子には説明しておきます)

落ち着いたら、なんと自分でちりとりをもってきて

片づけていました。

そしていらいら回数も減り、

「もう紙はいらない」と言っていました。

       

みんな、自分から私に自分のいらいらについて「どうしたらいいかな」と

話しに来てくれた子どもたちです。

なかには、なかなか心を開けずに相談もできない場合も

あると思います。

そんなときは、落ち着いているときに「関係づくりから」

始める(難しいですが、少しずつ)

また、「いらいら発散」の場所は、ある程度

大人の「コントロール」のもとで、が安心できると思います。

周りや本人にけががないようにすることも大切だと感じます。


ぬいぐるみをぎゅっとすることで安心する子どももいます💛

そして上手に発散できるようになったら、

すこしずつ「ことば」で気持ちを話せるようになるとよいですね。

友だちに向かうのをがまんして、

ぎゅうっと手を握って「先生、今、がまんできたよ。」と

言ってくれた子どもがいました。そんな子には、

いっぱい💮をあげたいです!!



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コメント
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