横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

勝つことにこだわる

2017-03-02 14:10:21 | 発達や学習が心配
もう3月ですね💛

塾に来た子が「もう勉強もほとんど

終わったよ」と教えてくれました。

(教科書の内容が、ということみたいです)

桜の木もなんとなくですが、枝がピンク色っぽい。

今日は、「勝ち負けにこだわる」話です。

クラスでゲームをしていると、

「勝つ」ことにすごくこだわる子どもがいます。

大人からすると、負けてもたいしたことはない、

と思ってしまうのですが。

お楽しみ会でのクイズや椅子取りゲーム。

負けると泣いたり、怒ったり

そんなときほどうまくいかなくなり、さらに・・・。

楽しい「雰囲気」がだいなしです。

そして、体育の時間。

チームでするリレーや球技。

勝ちにすごくこだわる子どもは、

「~だれだれのせいで負けた」のように思って、

チームのだれかを責めてしまう・・・。

また、「勝つ」ための作戦として、体育の得意でない子に

(サッカーだと)ゴール前に立たせて「動かないように」

などと指示を出したり・・・。

高学年になると、だんだん、このような態度は「敬遠」

されていってしまいます。

周りの人は、「楽しく」ないですよね。


草間彌生展に行ってきました。あふれだすような創作へのエネルギー。

勝つ」ことが絶対的な「価値」(おお!)

になっていて、「負ける」ことが「自己否定」になってしまって

いるのかもしれません。

「勝つ」人は常に「上位」で、「負ける」人は常に「下位」。

その間にある、「運」「努力」「少しずつの向上」などが

見えなくなっているのかな。

子どもに対してそんなふうな態度をとっていないか、

大人自身も考えた方がよいのかもしれません。

「優勝」を決めるためには、「順位」が必要で、

「下位」には、メダルやトロフィーがないときも

あります。

でも、「勝つ」という目的に向かって努力することで

技能が向上していくことも確かです。

また、「負けた」ときのくやしさが「ばね」になって

次の機会に「よい結果」に結びつくこともあります。

「価値観」を変えることは、なかなか難しいです。

「勝ち負け」に少しこだわる子どもが、自分の

「記録(タイム)」を記録することで、次回の目標を

決められたこともありました。また、ゲームで負けそう

になったときに「ドンマイ」が言えたり、言ってあげられたりしたら、

ポイント、として乗り越えていったこともありました。

1回の体験だけでなく、何回か「勝ち負けではない」ポイントに

注目する体験を積み重ねていくのも一つかな、と思います。


個別学習塾びすぽうくのホームページへ(色のついているところをクリックしてください)

コメント
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