横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

手首と書字。

2017-10-11 20:02:17 | 発達や学習が心配
鉛筆が上手に持てない・・・

大人でもけっこういらっしゃいますよね。

「グー」で筆記具をもっている方。

でも、なんとかなっているのでは

塾では、ときどき、「鉛筆の持ち方」の相談を受けます。

鉛筆にさわる人差し指に力が入らなかったり、

持つ位置がすごく上だったり

芯に近すぎるところだったり・・・。

または、とっても力が入りすぎて

すぐ芯が折れる・・・。

いろんな子がいます。

ある程度学年が上がっていたら、

持ち方は相当なくせがついているので

直すのは、大変かも。

それより、「困っているかどうか」かしら、と

思います。(見た目はとにかく)



えんぴつを持つ手がずれてしまう、と言った子がいたので探してみました。

短い鉛筆を入れるサックですが、すべり止めがついていて、

感触はよいようです。

消しゴムがついているのもうれしいみたいです。(替えもあるようです)

えんぴつの黒い跡が手に残るのがいや、という子

もいました。(その子はえんぴつをうかせるように

書いていました)

書くことが好きでなく、ストレスがたまるため、

つい、鉛筆に力を込めてしまう子もいました。

その子たちは、塾では、フリクションのボールペン

に変えてみました。

ボールペンは持つ角度でインクのでやすさ、

でにくさがあるのでかえって持ち方に

気を付けるようになったようです。

小学校では、なかなか鉛筆以外の筆記具の許可が

おりにくいです。

あとは、「手首の返し」が苦手な子がわりと

いるかな、と思います。

両腕を伸ばして掌を合わせ、ひっくり返す

という動作が苦手で、なかなかできなかったり、

給食でご飯をしゃもじやおたまですくいにくかったり、

鉄棒で、下から握れなかったり・・・。

「枠」からはみ出して書いたり、

細かい文字が書きにくかったりする場合、

えんぴつの持ち方を練習したり、補助具を使ったりする

他に

細かい指先や、手首の動きを「楽しく」練習

してみるのもよいかのかなと思います。

(工作・手芸系、作品ができる喜びがあります!)

「手先」のことは、すぐには、変化が現れにくいので

少しずつ(できたら入学前から)やっていくとよいのでは

と思っています。

もちろん学年があがってからでもぜひ試してみては。


小集団グループで工作をしました。同じ材料なのに

できたものは、それぞれの個性がでていました。

「みんな違ってみんないい」ですね!


個別学習塾びすぽうくのホームページへ(色のついているところをクリックしてください)


コメント
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