横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

心が「固い」

2017-10-24 13:18:34 | 発達や学習が心配
14日の運動会が今日まで延期されたり、

楽しみにしていた修学旅行が「延期」に

なったり、と長雨と台風の余波は秋の行事に

影響しているようです。

「この日」の合わせて「テンション」を上げて

きた子どもにとっては、「なんだかな。」です。

でも、本来の元気な姿でがんばってほしいです!!



学校でだけ「お話ができない」子どもを数名担任したことが

あります。

おうちではとっても元気。

学校ではいろいろ気持ち動いているはずなのに

「表情」がほとんど動きません。

なんとかしようと無理に「心」をこじ開けようとすると

かえって、「閉じて」しまう。

この子とゆったり関わる時間をとる必要があると

感じました。

別の子どもですが、読書感想文を書くだんになって

「何とも思わなかった」ということがありました。

関心がないお話だったのかもしれないし、

想像する力がもう少しだったのかもしれません。

でも、もしかすると

こんな子は、「感じている自分を受け入れられない」

状態で、「感じないこと」で「平常心」を保とうとして

いるのでは、と思うこともあります。

自分が「感じること」で「ゆれて」「変化すること」が

こわいのでは。

「心が動いて」「感情に目を向けて」「変化して」も

大丈夫、という安心感をもてること

そして、急にではなく、

少しずつ「心の球」に「潤滑油」をさして

「揺れる準備体操」をしていく。

初めはもじもじしたり、逆にとんでもない激しい感情を

出したりしてしまうかもしれませんが。

(それも、「練習」と思って周りが受け入れられると

いいですね。「こういうといいよ。」と軽く

伝えられると

「もやもやの気持ち」を周りが「言語化」してモデルを示すのも

よいかもしれません。

それは、できたら大人よりも年齢が近い子どもの方が

うまくいくのでは、と思っています。

同じ年ごろの子どもが自分の感情を表現する場面を

「体感」」して、少しまねしてみようかと思う・・・・

そんなところから動きだすのかな。

大勢の集団の中ではなかなか難しくても、

少人数の中ではできてしまったり。

小集団指導を始めてから、子どものそんな姿を

見ることがありました。




ちなみに、学校でなかなか話せなかった子と数年後に

ばったり会って、

「先生、私、しゃべれるようになりました!」と

言われて本当にびっくり!

後でうれしくて、泣いてしまいました。

こんな仕事をしていると「いいこと」がたくさんあります!!



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コメント
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