胡椒・ブラックペッパー・こしょう飯
インドが原産地のこしょうは中国から日本に渡り、古くから日本でも食べられきた辛味調味料。
江戸時代には既に、うどんやごはんに使用されていました。
食をそそる辛味と香りの(こしょう飯)は食欲が落ちるこの季節にピッタリ。
ごはんに挽きたて、あるいは潰したてのこしょうをふり、お出汁をかけたものですが、冷や出汁にしてもよいものでサラサラと胃に収まる。
冷やしあんかけにし、小椀に盛るとおもてなしの〆に最適。古漬けもの、梅干し、おろし生姜、刻み薬味などはお好みで添えても。
こしょうは胃腸の調子を整え、消化不良を促します。
辛味成分が代謝を上げるので、脂肪が燃焼されやすくなります。
最近では生の塩漬けこしょうが手に入る様になり、料理の幅がますます広がりました。
ミニトマト・トマト・トマトリース・キッチン
お砂糖をまぶしたような糖度の高いトマトを口にすると、ビックリすることありませんか?
ギネスブックにのっているトマトは糖度が12〜18度もあるとか。
通常のトマトが約7〜8度なので、果物のようなその甘さには驚きますね。
トマトのリコピンには高い抗酸化作用があり、ガンや動脈硬化を予防し、美肌作りにも有効で、ミニトマトはピカイチ!
夏野菜代表格ですから身体の熱をとり、喉の渇きもいやしますよ。
トマトはビタミンCも豊富、コラーゲンと一緒に摂取すると体への吸収がよくなります。
ミニトマトは育てやすく、ベランダ菜園のミニトマトでも元気に育ちます。
雄大な畑で真っ赤に実味の濃いトマトを見るだけで元気になります。
いろんな野菜を収穫し、リースを作るのもとても楽しい作業、キッチンも華やぎます。
オクラ・昆布酢・疲労回復
独特のネバネバ食感が美味しいオクラ、切った断面が星型なのも可愛い。
ベランダ菜園でもスクスク育ちますが、きゅうりと同じように見逃して大きくなってしまったものは硬くなるのでご注意を。
ビタミンと繊維が豊富、細胞の老化を抑え、胃粘膜を保護します。
オクラと納豆、昆布酢と混ぜた酢のものは疲労回復効果が高く、便通作用も効果抜群ですよ、お夕飯にいただくと特によいですね。
ガクはポンと落とすより、先端の角の部分を丁寧にむく方がお勧め。
ネットの上に塩をかけてもんでうぶ毛を取り、熱茹で1分弱茹でてそのまま冷ます。
滋養強壮にも良いとされるオクラ、生オクラをグリルで焼いた焼きオクラ、素揚げオクラも美味しいので是非お試しください。
ブルーベリー
ブルーベリーをただ冷凍しただけのアイスの実が好きです。
ペクチンが多いので風味が損なわれることなく楽しめますよ、氷代わりにお酒に入れることも。
実の中まで紫色のブルーベリーはナスや赤シソなどより、アントシアニンが多い。
ビタミンAも含まれるので視力低下の防止に有効です。
ビタミンCや食物繊維も多いブルベリーはこの季節に起こりがちな不調もケアしてくれます。
ブルーベリーのアダルトな紫が映えるデザートや料理を考えるのは楽しい。
フレーク・シリアル
フレークは穀物(小麦・大麦・オーツ麦・トウモロコシ・米・玄米)を平らに押して加工したもので、ミネラル・ビタミン・繊維が多くとてもヘルシー。
同世代の皆さんも初めて口にされたフレークはケロッグ社のコーンフレークだと思いますが、19世紀末に栄養食として生まれました。
今では香ばしい色々なフレークが普及され浸透されていますね、グラノーラなどバリエーシォンも豊富。
フルーツやヨーグルトを添えると、バランスのよい朝食が手軽に出来るのも嬉しい、1日の必要なエネルギーを摂取できます。
保存容器に味噌を入れ豆乳を溶き、玄米フレークを加え混ぜて一晩寝かせると、しっとりした栄養豊富な離乳食や介護食になります、
胃腸が弱っている時、歯の具合が悪い時などもお勧めです。
シナモン・桂枝(けいし)・肉桂(にっけい)
冷房などで体が冷える夏。
スリランカ、インド南部が原産地。
日本では高知県や和歌山県の温かい南部での暖地で春に収穫されるそう。
薬膳では、冷えをとり五臓を活性化させるとされており、関節痛などの痛みや、血のめぐり改善に欠かせない生薬です。
体を温める作用は生姜以上とされていますよ。
香りが良いのでりラックスしたい時のお茶にもピッタリです。
シナモンをポキツと折った半本と丁子(クローブ)2個・クコのみ10粒、オーガニック乾燥バラ茶と紅茶適宜を合わせてブレンドティに。
シナモンはアップルパイなどのお菓子に欠かせませんが、醤油味の煮込みに入れたり、白ワインビネガーやお酢にスティックごと漬けてシナモンビネガーとして素敵な香りと効能がありますよ!
茗荷・みょうが
夏の薬味に欠かせない茗荷。
発汗作用があるので血行を良くし、消化をよくする効能が期待できます。
色も美しいので何かとお料理のアクセントになりますね、刻み方で香りや食感の表情が変わります。
冷奴、そうめん、刺身のツマなどに添えると清々しさが演出でき、お皿の中が大人っぽくしまるのでふいのお客様などにも大助かり。
さっと茹でて熱い内に甘酢に漬けると鮮やかに発色し、日持ちもするのでピクルス的に保存します。
これを刻んでご飯に混ぜれば即席のお寿司がすぐに作れます。
茗荷のシャキシャキする歯触りと独特の香りで、蒸し暑苦しさが退散します。