つい手が出てしまう、ぱりぱり、ぽりぽりな豆・ごま・海藻のお菓子。
「やめられない、止まらない」とはよく言うけれど……。
かじりがいのある炒り豆に、からりと揚げた昆布、サクサクの焼き海苔。
この手の、食感が心地よいおやつは、無限ループにはまりがち。
それでも体に優しい素材のおやつだから、食べすぎの罪悪感もなく、安心して手元に置いて楽しめる。
北海道から沖縄、そして東京のど真ん中でも歯ごたえ系おやつは大人気。
「試しに1袋」のはずが、いつの間にやらおやつの定番入りすること間違いなし。
口さみしい時に、ちょこちょこつまむには、最適だ。
【豆】元祖豆天
サクサク、カリッと香ばしい豆の天ぷら菓子。
原型は豆腐店を営んでいた先代が晩のおかずに思いついた大豆の天ぷら。
あまりのうまさに驚いて商品化したところ大ヒットに。
50年以上たった今も全て手作り。
小麦粉と米粉を混ぜた生地に大豆を加えて一枚一枚焼き上げ、じっくりと米油で揚げている。
塩味、カレー味のほか柚子胡椒味、ごま入りなど全7種類。
各90g入り300円。
大橋食品製造所●新潟市西蒲区小吉1307 TEL.025-375-2211 営業時間:
8時~18時 不定休 取り寄せ可。
【海藻・豆】かりかり昆布、かりかり昆布大豆
真昆布の最高級品をおやつに食べる贅沢を。
有機栽培や無添加製法にこだわる北海道の食品会社「大地」の人気商品。
函館に近い天然真昆布の産地、南茅部(みなみかやべ)で採れる白口浜(しろくちはま)真昆布は、かつて将軍や天皇に献上されたことから、別名をお召し昆布とも。
料理人も絶賛する、この希少な昆布を炒って、少量の植物油を吹き付けると軽やかで甘みと旨みが凝縮したおやつに。
各1袋338円。
大地●TEL.0126-23-3535 取り寄せ可。北海道「岩見沢観光物産拠点センター」、東京「むらからまちから館」「まるごとにっぽん 蔵」でも取り扱いあり。
【豆】どらい納豆
サクサク、のちネバネバの不思議な食感。
昭和26年の創業以来、納豆ひと筋、県産の豆にこだわる専門店。
3代目が考え出したのが、フリーズドライの納豆。
ノンフライだから納豆菌が生きていて、噛むうちに独特の粘りと旨みが蘇る。
味付けはシンプルに塩だけなので、豆の風味がよくわかるのが特長。
全7種類。写真は、黒まめ、鞍掛、麹いらず、ひとりむすめ。
各30g 430円〜。
村田商店●長野市若里1-4-8 TEL.0120-710-834 営業時間:9時~17時 定休日:日曜、祝日 取り寄せ可。https://drynatto.com
【ごま】ごまざた
ごまの香りと黒糖のコクが広がる。
「ごまざた」はごま砂糖を指す島言葉。奄美大島特産の加工黒糖とごまを合わせて煮詰め、薄さ5ミリほどの板状に冷やし固めたお菓子。
ごまのプチプチ感と黒糖のシャリッとした口当たりが心地よく、噛むたびにごまの香ばしさがはじける。
ミネラル豊富な黒糖と不飽和脂肪酸を含むごまで健やかなおやつ時間を。
150g 300円。
豊食品工業所●鹿児島県奄美市名瀬港町23-15 TEL.0997-52-0613 営業時間:9時~18時 定休日:日曜 取り寄せ可。https://yutakashokuhin.com
【豆】ぴりんぱらん
カリッサクッの衣をまとった深煎りピーナッツ。
楽しげな語感の名前は、1970年代の沖縄で流行した言葉で「おしゃべり」の意味。
生の皮付きピーナッツを直火焙煎し、沖縄産の黒糖と国産小麦、きな粉で包んで焼き上げた。
ガーリックと島唐辛子をきかせて沖縄の海洋深層水で味付けしたにんにく風味、きな粉風味の2種類。
おしゃべりやビールのお供に。
各40g 237円(税込)。
オキネシア●TEL.0120-865-646 取り寄せ可。https://www.okinesia.com/SHOP/496/8464/list.html
【海藻・ごま】はろうきてぃ 海苔ちっぷす
パリッと香ばしく、ひと缶があっという間。
1849年創業、宮内省御用も務めた名店自慢の上質な海苔に、梅顆粒や玄米、ごまをはさんで2枚合わせの短冊形にカットした新感覚のおやつ。
しっかり厚みのある海苔は歯切れがよく、口に広がる旨みと香りが群を抜いて豊か。
「海の大豆」「天然のサプリ」と呼ばれる栄養豊富な海苔が気軽に食べられる。
うめ、ごま、玄米各20g 600円。
山本海苔店●東京都中央区日本橋室町1-6-3 TEL.03-3241-0290 営業時間:9時30分~18時 定休日:1月1日 取り寄せ可。取り寄せのお問い合
わせは TEL.0120-236222(土・日曜、祝日を除く9時〜17時30分)。http://www.yamamoto-noriten.co.jp