【食べて】今年はよりぬきミールスで偲びました【みーる?ス】
こんばんは。
さる7月25日はNOBLEさんの命日でした。
早いもので去年が13回忌でした。
毎年彼にゆかりのある南インド料理店などに訪問してひっそりと偲んでいましたが、今年は緊急事態宣言が発令中です。
さらに東京オリンピック開幕直後で、都内は人出も多かったこともあり外出は断念しました。
そんなときの強い味方、にしきやさんの南インドカレーのレトルトをいただいてもよかったのですが、今年は趣向を変えて彼が愛した南インドの定食「ミールス」についてまとめてみたく思います。
私が今までいただいたミールスのお店の中で、特に印象に残っているお店を改めてご紹介します。
国内、海外(マレーシア・ベンガルール)の3カ国で選んでみました。
生前NOBLEさんと食事をした際に「海外でミールスを腹いっぱい手食したい」と仰っていました。
渡航先で手食するときは、いつも彼を想いながらいただいてました。
【食べてみーる?ス:マレーシア編】
まずは私にとって特別な地、マレーシアから紹介します。
クアラルンプール、ペナン、マラッカでミールスをいただいたことがありますが、今回はペナンのリトル・インディア内にあるウッドランズです。
彼の訃報から1年後の2008年夏にいただきました。
国内でもミールスをサーブしてもらうのは経験していましたが、猛暑の外から冷房がすごく効いた店内に入り、片言の英語でオーダーして、サーブしてもらうのはテンションがめちゃ上がりました。
出てきたミールスは圧巻で、こんな価格でいいんですか?と思ってしまいました。
ヨーグルトと塩に漬けた唐辛子を乾燥させてから素揚げした、カードチリをかじりながらいただきました。
2021年現在は海外旅行はままならない状態で、ペナンもロックダウンなど厳しい状況が続いています。
いつか自由に行き来できるようになったら、また伺いたいと思います。
【食べてみーる?ス:南インド編】
次は南インドでいただいたミールスです。
南インドといっても、ベンガルールでしかミールスはいただいていないのですが…。
2014年にKaravalliでランチにいただいたものです。
大衆食堂から超ハイソなお店までピンキリのミールスをいただきましたが、こちらはかなり高価なミールスでした。
ずっしりした重量の器に入ったおかずをライスやアッパム、チャパティと一緒にいただきました。
食後のエアブレンドのコーヒーとパヤサムの甘さが格別でした。
このときの旅行では滞在日数の大半をお腹をくだしてしまったので、いつの日かリベンジしたいなと思います。
【食べてみーる?ス:国内編】
最後は日本でいただいたミールスです。
日本のミールスが一番悩みました。
どのお店も好きですし印象に残っていますが、今回は麹町のアジャンタを選びました。
今年で64年目という歴史ある老舗ですが、古さは全く感じませんでした。
すべての品が一切の手抜きがなく、非の打ち所がないミールスでした。
私がここであれこれ申し上げるより、ここはぜひ、
NOBLEさん渾身のレポートをご覧になっていただきたく思います。
文字通り、命を削って記事を書かれていたのかと思うと言葉もありません。
私は彼と同じようなことはとてもできませんが、彼のカレーへのクソ真面目さ真摯さは見習いたく思います。
そして、カレーを通じて色々なことを見て、食べて、感じていきたいと思います。
それでは、失礼します。
【過去記事】
【ペナン食い倒れ旅行2008その9】ウッドランズのマドラスミールス(2008.07.23)
【ベンガルール食い倒れ旅行2014その13】Karavalliのバナナリーフミールス(2014.08.02)
【麹町】アジャンタのベジタリアンターリをいただきました【since1957】(2018.12.20)
【祝開店!】花カフェの旅人のカレーをいただきました【代々木】
こんばんは。
久しぶりに新宿・代々木のニューステートメナービルにやってきました。
1年ほど前にMURAが奇跡の復活を果たして、足繁く伺おうと思ったところ、2021年3月に突然の閉店となりました。
※そのときの記事はコチラです。
そのMURAがあった場所に新しいお店ができたと聞きつけ、伺いました。
代々木花カフェというお店です。
Instagramもアカウントが開設されていました。
(yoyogi_hanacafe9)
まだMURAの雰囲気が残った状態ですが、6月末からプレオープンしているそうです。
MURAのときにもあった紅茶の看板も残っていました。
紅茶がポットのサービスで数種類あり、700円で良心的だと思いました。
店内はマネキンのパーツやアラビアンナイトの絵本が飾ってあり、少し雰囲気は変わってました。
アクリル板の仕切りはなくなりましたが、店内に物販があり客席は半数くらいになっていました。
こちらのフードメニューはハヤシライス、ナポリタン、そして旅人のカレー(各1300円)とあります。
どれもミニサラダにスープ、食後の紅茶が付きます。
もちろん旅人のカレーをオーダーしました。
食後の紅茶を200円追加でコーヒーかマサラチャイに変更できます。
まずはミニサラダとスープが運ばれてきました。
ポテトサラダにコンソメスープかな?と思ったのですが、ひと口飲んでびっくり。
紅茶?コンソメスープ?(;゚д゚)ポカーン
思わずメニューを見返してしまいました。
紅茶のスープと書かれてあります。
ビタミンやミネラル、その他の成分が多く含まれる玉ねぎの皮からとったおだしと、効能いっぱいポリフェノールたっぷりの紅茶を合わせたとびきりのスープ
とのことです!
これは初めての経験でしたが、とてもおいしかったです。
このスープだけでもただものではないと思いましたが、カレーが運ばれてきました。
このビジュアルは!?(;゚д゚)ポカーン
ローストしたココナッツともち麦入りのライス、その中央に盛られたカレーとクリーム、バラの花のようなタマネギのアチャールと、約1年前にいただいたMURAのカレーのような見た目に驚かされました。
楽しみにいただきました。
カレーはセロリやタマネギなどの刻み香味野菜とひき肉とマッシュルームなどが入っています。
グリーンチリのピックルやカルダモン、クローブ、ブラックペッパーなどがホールで具のようにゴロゴロと入っていて結構辛口です。
カレーリーフも確認できました。
かなりMURAのカレーに近いですが、ひき肉とスパイス使いが強めに足されて味にパンチが足されたような気がします。
ポテトサラダは普通のマヨネーズベースのマッシュポテトです。
甘口のタマネギのアチャールと一緒にカレーに合わせておいしくいただきました。
サービスで付けていただいたナスのピクルスです。
素材の旨みがしっかり味わえていいアクセントになりますね。
品切れになってましたが、このナスのピクルスやキノコのピクルスなどがトッピングできるようです。
食後のホットチャイは牛乳たっぷりの濃厚でしっかり甘いタイプ。
辛さをリセットしてくれました。
会計時にお話を少し伺いました。
MURAの中村さんはこのMURA閉店時にお店を離れたので、MURAのカレーではありません。
しかし現在キッチンにいるのは、自由が丘時代のMURAにインド料理のテイストを持ち込んだ方だそうです!
近い雰囲気を感じたのも当然といえますね。
MURAのDNAを受け継いだカレーを堪能できるお店が復活してくれたのは、非常に喜ばしいことです。
カレー以外のナポリタンとハヤシライスも次回以降にいただいてみたいと思いますし、ゆっくり時間があるときに紅茶やコーヒーも楽しみたいと思います。
それでは、失礼します。
【店鋪情報】
代々木花カフェ※2021年10月現在、新装開店準備中のようです。
住 所:渋谷区代々木2-23-1 ニューステイトメナービル1A
(まだGoogleマップが対応してませんでしたので暫定でMURAのマーカーです)
電話番号:03-5304-7065
営業時間:11:30~19:00
休 日:日曜・月曜日