【祝開店!!!】復活・紅茶専門店MURAのカレーとサラダとチャイをいただきました【自由が丘から代々木へ】
こんばんは。
かつて自由が丘にMURAという紅茶専門店がありました。
外観をツタに覆われた山小屋のような建物で、中に入ると中近東のような雑多な内装とむせ返るようなスパイスが充満していました。
そこで1999年頃にカレーとチャイのセットをいただいたことがあります。
まだデジカメもブログもスマートフォンもない時代ですから、写真がなくて記憶にしか残っていません。
ドーナツ状になったようなご飯(黄色かったような)の中心にカレーが注がれていて、バラの花びらがちらしてあったように記憶しています。
ゴロゴロとしたスパイスなどが多くて、すごく独創的でした。
食後のチャイもとてもおいしくて、2000円くらいしましたが強烈な印象が残っています。
私がこのブログを始めるより前の話で、私のカレーの原体験です。
Japanese Curry Awards立ち上げの際にも、審査員のプロフィールとしてMURAのカレーを紹介しました。
2004年頃にお店はマスターの中村さんが体調不良になり閉店し、取り壊したとあとで知りました。
いつかお店が再開しないか、どこかで復活していないかを時々調べていました。
Japanese Curry Awardsの審査員や、東京カリー番長の水野仁輔さん、2018年にラジオ番組のお店を探すコーナーに投稿をしても情報は得られなかったので、望み薄かと思っていました。
そんな中、唐突に友人から6月21日(日)に新宿・代々木で復活するという知らせを受けました。
私も加入していました、mixiのMURAコミュニティに復活プロジェクトが立ち上がっていたそうです!
現在主流のSNSじゃなくて、mixiというのもまたひっそりと進行していて、いかにもMURAらしいなと思いました。
それにしても、こんなに嬉しくて信じられないことはありません。
もしお店が再開するなら、日本中どこにでも飛んでいくつもりでした。
代々木なら新型コロナウイルス感染拡大防止の昨今ですが、都道府県をまたがなくて済みます。
コロナ禍の現状、座席を減らして営業を開始するそうなので、それならばと妻と足を運んでみました。
場所は新宿南口からすぐのマインズタワーの裏手にある、ニューステイトメナービルです。
1階の中庭から進んでいき、端の方まで進んでいったところにお店がありました。
MURAです!
本当に、また来られたんだなぁという安堵の思いや、21年前の思い出補正がなくなりはしないかという戸惑いや、カレーがずっと好きで本当に良かったという、さまざまな思いがお店の前で交錯しました。
■新型コロナウイルスに対するお店の取り組みは?
入口にアルコール消毒を設け、飛沫防止パネルで座席を仕切って営業しているようです。
提供された紙ナプキンは99%以上抗菌仕様でした。
店内はカウンター・テーブル席で13席ほどです。
内装は当時とは随分印象が変わりましたが、置物や照明などの装飾品の数々は当時の雰囲気を残しています。
まだ初日で告知もそれほどしていないこともあり、店内はほぼ私達だけでした。
紅茶専門店だけあって、メニューは紅茶が大半です。
お目当てのカレーもありました!
MURAカレー&ナッツライス&サラダ&ティーセット(オリジナルブレンドかマサラチャイ)が1900円です。
(ティーなしのカレーセットは1600円です)
値段も当時とほぼ同じですね。
私は当時と同じカレーとマサラチャイのセットにしました。
妻は辛いカレーが食べられないのですが、初日ということでMURAオリジナルフォーがありませんでした。
他にフードメニューはなかったのですが、テーブルにスコーンのようなものがあったので、聞いてみたらミルクパン(1個150円)があったので、ミルクパン2個とオリジナルミルクティー(1000円)を注文しました。
しばらくして、まずはサラダが運ばれてきました。
たっぷりのレタスにパプリカとカットレモンが添えてあり、刻んでマリネしたタマネギ、セロリ、オリーブ、ケッパーなどが乗っています。
サラダ単品でもオーダーしたいくらい、手が込んでボリュームがあります。
サラダをいただいてしばらくして、カレーが運ばれてきました。
このビジュアルです!
記憶が蘇りました。
トッピングのバラの花びらがふわっと香ります。
ローズヒップティーなどに使うような花びらですね。
楽しみにいただきました。
真ん中をくぼませたライスは、削ったココナッツと一緒に炊いてあります。
中央のカレーはタマネギ、セロリ、トマト、マッシュルームなどの野菜に鶏肉をクローブ・クミンなどのホールスパイスと一緒に煮て、生クリームを加えたような感じです。
結構辛口です。
添えてあるホールトマトを崩して足すと、辛さが和らぎます。
じんわり汗ばみながら完食しました。
妻のミルクティーとミルクパンも運ばれてきました。
ミルクティーはポットが冷めないようにしっかりティーコジーで包んであり、下にも敷いてありました。
たっぷりカップ3杯分入っていて、とてもお得です。
ミルクパンはプレーンスコーンのようで、優しい甘さが紅茶とよく合います。
今まで日本やマレーシアでアフタヌーンティーをいただいた妻も、大変喜んでいました。
食後にホットマサラチャイが運ばれてきました。
紅茶用の茶色い角砂糖を1つ溶かすだけで、味わいが大きく変わりました。
汗がスーッと引いて、落ち着きます。
あのときと同じメニューで、懐かしさを感じながら記憶を補完しました。
食後のチャイと余韻を感じながら、ゆっくり時間を過ごせるこの空間を含めて、MURAのカレーなんだなと再認識しました。
思い出補正を心配してましたが、杞憂で終わりました。
昨今のトレンドをふまえれば、上のカレーの画像なら挽き肉のキーマで粗挽き黒コショウやマスタードなどが入って、いろいろちらしているようなビジュアルのカレーが浮かびます。
MURAのカレーは肉々しくはありませんが、とても満足度は高いです。
どこにもない、MURAオリジナルのカレーだと思います。
辛さはあるものの、塩分・油分が強くなく食後にもたれたりしない、とても優しい味だと思いました。
「ナイルさんのカレー天国!!」(2001年刊)で、ナイルさんがMURAのカレーについて以下のように仰っているそうです。
「これはインドのカレーじゃないね、日本のカレーでもない、完全な中村さんのオリジナルだね、でも、美味しい!」
私も同感です。
20年以上前からこのカレーがあったこと、それが16年後の2020年に復活してくれたことは奇跡としか言えません。
中村さんにはお身体を大事にして、少しでも長くお店を続けていただきたく思います。
本当に、ブログをずっと続けてきて良かったと思いました。
それでは、失礼します。
【店鋪情報】
紅茶専門店MURA※大変残念ですが2021年3月に閉店しました
住 所:渋谷区代々木2-23-1 ニューステイトメナービル1231A
電話番号:03-5304-7066
営業時間:11:00~19:00
休 日:月曜日
【狛江】トムヤムクンのガパオ弁当をいただきました【コスパ抜群】
バンコクキッチン新宿店が閉店したと先日紹介しました。
だいぶ前に訪問して、結構いい印象を持っていた狛江のトムヤムクンは大丈夫か気になったので、行ってきました。
■新型コロナウイルスに対するお店の取り組みは?
緊急事態宣言が解除された6月現在は店内の営業も再開しているようです。
訪問時(5月中旬)はお弁当のみ店頭販売で、19時までの時短営業でした。
カウンターとテーブルで20席弱の小さなお店なので、店内でいただくのはまだ少し抵抗が残ります。
お弁当はパッタイとガパオがあり、どちらも550円でした。
今回はガパオのお弁当をいただきました。
初回訪問時にも豚肉のガパオ炒めをいただきましたが、おいしかったので楽しみです。
帰宅して夕飯にいただきました。
鶏肉を荒く叩いてあります。
結構辛口めに味付けしてあります。
半熟目玉焼きを崩して中和しながら、タイ米と一緒においしくいただきました。
醤油入れのナンプラーが付いてきたので、途中からご飯や目玉焼きにたらして味を整えました。
バジル炒めの下にもご飯があったので、かなりのボリュームでした。
これで550円は、とてもお値打ちですね。
パッタイもいただいてみたくなりました。
狛江のトムヤムクンは、もうすぐオープンして15年になるみたいです。
コロナ禍の状況ですが、地元のお客を中心にこの厳しい状況を何とか乗り切ってほしいと思いました。
それでは、失礼します。
【過去記事】
トムヤムクンのガパオ~!( ゚∀゚)ノィィョ(2009.01.11)←店舗情報載せてマス
【営業再開!】ムット本店のチキンビリヤニをいただきました【西新宿】
こんばんは。
緊急事態宣言が解除されまして、街も少しずつ以前の賑わいが戻ってきた感じがします。
緊急事態宣言の間は休業していましたが、6月1日より営業を再開した南インド料理ムットに行ってきました。
2号店にあたる八王子店は臨時営業・休業が続いているようです。
さて、私もですが、皆さんがいちばん気にしていることだと思いますので、しばらくは以下のテーマでお店をご紹介したいと思います。
■新型コロナウイルスに対するお店の取り組みは?
ムットさんのお店はどのような対策を取っているでしょうか。
今回は持ち帰りにする予定でお店に入りました。
ターメリックと塩を溶いた水をかけてくれて、手洗いをしました。
ターメリックには殺菌作用があるそうで、インドの寺院やアーユルヴェーダでも古来から使われているとのことです。
手洗い後の水はお店の外に捨てることで、ウイルスがお店の中に持ち込まれないようにしているようです。
手食のフィンガーボウルもそうですが、こういうのはただ洗面所で手洗いするよりもワクワクしますね。
持ち帰りのチキンビリヤニをいただきました。
骨付きのチキンレッグがゴロッと入ったビリヤニです。
鶏肉はたっぷり食べでがあり、ボリュームもあります。
お米は長粒種で、とっても軽い食感です。
チキンカレーは久しぶりにいただきましたが、以前よりもややスパイスが強くなったような。
ココナッツミルク入りでマイルドでもありますが。
以前よりもおいしくなったような気がしました。
ビリヤニに合わせてライタが付いているのは嬉しいのですが、先割れスプーンだとちょっとすくいにくいのが勿体ないかなと思いました。
あとお弁当容器はカレーの部分が密閉できるようになっていてこぼれる心配はあまりないのですが、ビニール袋で持ち運ぶと水平にならなくて心配しました。
マチのある袋にしてくれれば、お客さんも安心だろうなと思いました。
ともあれ、見た目よりもボリュームがあり、かなり満足できるビリヤニでした。
まだまだ大変な時期が続きますが、今までと違った視点も含めてご紹介できればと思います。
それでは、失礼します。
【過去記事】
店舗情報や今までの訪問した過去記事リンク集はコチラ(~2009.11まで)とコチラ(2009.12~)です。
※30min.のお店ページはコチラです。
緊急事態宣言が解除されたので、久々に更新します
すっかり更新が滞ったまま、6月になってしまいました。
政府の緊急事態宣言ならびに、新型コロナウイルス感染拡大防止の自粛要請を受け、ずっと自宅待機の日々を送っていました。
皆さまもそうだと思いますが、先の見えない日々が続いて不安を抱えて過ごしていました。
カレーの食べ歩きもままならず、下手に記事にするのは人の外出を促すことになってしまわないかと悩みました。
飲食店に対する政府の支援もほぼない日々で、今後自分の好きなお店はどうなってしまうんだろう、自分に何かできることはないかとモヤモヤした気持ちを抱えていました。
結局、何が正解か分からないまま自宅で過ごすしかできませんでした。
その間、営業を自粛するお店をいくつか目にするようになりました。
完全に自粛するお店、ランチのみ営業・ディナーは休業するお店、持ち帰りだけを販売するお店、全く別の営業をするお店など、お店ごとに生き残りを模索しているのを感じました。
そんな中、新宿野村ビルで長年賑わいを見せていたバンコクキッチン新宿店が閉店しているのを通りがかりました。
2009年5月開店で11年になるお店です。
2011年の原発事故による外食離れの時期を乗り切ったお店でも、今回の自粛は乗り切れなかったようです。
※別の店舗は営業中・営業自粛中などのようです。
今後こういうお店がたくさん出てくると思うと、なんともやりきれません。
2011年以来の、外食産業の危機だと思います。
5月末に緊急事態宣言は解除されましたが、2020年1月以前の日々は当分戻っては来ないでしょう。
今後の自分の方針としては政府や地方自治体の方針に則り、
・県をまたいでの移動は控えたいので、他県のお店にはなるべく行かない
・店内ではなるべく飲食せず混雑する時間帯を避け、持ち帰りをなるべく利用する
・店内を利用する場合は最少人数で対面で座らない、かつ食事中は私語は控える
・店内で飲酒はしない
以上のようにして、微力ながらお店を支援していきたいと思います。
今ほど「食べて応援」という言葉がしっくりくる時もありません。
もちろん感染拡大を防ぐために自身の健康は今まで以上に注意し、お店や他のお客さんたちにご迷惑をかけないよう、極力接触しないよう意識したいと思います。
しばらくは持ち帰りや自宅レトルトカレー、自作料理の日々を過ごしていきたいと思います。
それでは、失礼します。