8月26日~27日に上越のakahanamizukiさんを訪ねて、オフ会をさせていただきました。本来は頚城三山の一つ、焼山に登る予定だったのですが、天候が今一つで登山の方は中止となりました。前回の訪問は雨飾山と巻機山を絡めた、新潟音楽紀行ですからもう4年も前のこととなります。4年間はオーディオファンにとっては十分長いスパンで、システムの変更が予想されました。ビンテージオーディオの路線は変わっていませんでしたが、実際、新しい(もっと年代の古い)SPが導入されておりました。
26日は午前中を在宅勤務とし、午後は有給休暇を取りました。北陸新幹線「はくたか」で向かった先は上越妙高駅です。これまで北陸新幹線に乗る機会は、あまりなく、おそらく片手でも足りるくらいです。高崎、長野とつないで2時間ちょっとで到着です。やはり便利ですね。18時に春日山でakahanamizukiさんと待ち合わせて、ご近所のお寿司屋さんへ。美味しい魚貝、おつまみ、お寿司とお味噌汁、そして日本酒「君の井」の純米酒をいただきました。例によって楽しい時間はあっという間に過ぎます。奥様には遅い時間に宿まで送っていただき、大変お世話になりました。
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翌日は午前中からピックアップいただきました。前回訪問から大きく変わっていたのがSPです。それまでお使いのTANNOY Monitor Red(15インチ) に代わり、SP2系統が導入されていました。いずれもビンテージSPで、年代的にはMonitor Redより遡るそうです。akahanamizukiさんは、SPのみならず上流も2系統化されています。大きくは英国系、ドイツ系で、音源のレーベルに合わせて系統を選びます。当時のシステムで当時のレコードを聴くのがakahanamizukiさん流です。なかなか真似できるものではありません。
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手前がドイツのZeiss製の(レンズメーカーのイメージがありますが、SP作っていたのですね)バッフルです。これにやはりドイツ製の励磁型SP、L2950GGを組み合わせています。フルレンジです。励磁型とは聴き慣れないですが、永久磁石ではなく電磁石を使用しているようです。奥のSPは英国WharfedaleのSFB/3で、ユニット含めてオリジナルだそうです。こちらは3WAYです。この日は登場しませんでしたが、Wharfedaleはモノラル用SPもお使いです。リビングルームが十分に広く、2系統のSPが同居しても空間的な余裕があります。
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こちらはリビングルームの裏側になります。武骨なオーディオ機器をリビングルームに持ち込まない!家庭内での円滑なオーディオには必要なことですね。上流も主に英国系、ドイツ系の機器でラインナップされています。例えばアナログプレイヤーはGarrard とEMTといった具合です。レコードの溝幅は年代によっても異なるそうですが、時代に合わせてカートリッジを選択できます。写真は英国系の上流です。プリアンプ、CDプレイヤーはQUADです。もう1台のマランツ含めて、フィリップスのメカを搭載したCDプレイヤーを選ばれています。
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出だしはジャズ、ポップス、ロックとカジュアルな選曲で進行しました。前回も登場した『Getz/Gilberto』。私の好きな「O Grande Amor」を憶えていてくれて嬉しかったです。有名なアルバムの場合、何を選ぶかで、その人の音楽の好みが分かります。オフ会でレッド・ツェッペリンを聴くのはいつ以来でしょう。『Waltz for Debby 』は「Porgy」を紹介いただきました。SACD(CD層)のボーナストラックなので盤により有無があります。ビリージョエルは「Just the Way You Are 」でした。
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スティーリー・ダンのアルバムを2枚かけていただきました。私自身は中高時代にスティーリー・ダンを聴くことはほぼありませんでした。寧ろ、オーディオ交流で聴く機会が増えたと言ってよいです。音もメロディーも良いので、しっかりとしたシステムで聴くと心地よいですね。「Peg」「Hey Nineteen 」と続きました。『Ella and Louis』の選曲は迷いましたが、「Moonlight in Vermont 」をお願いしました。好きなアルバムをアナログ、CD両方揃えたくなる気持ち、よく分かります。
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クラシック中心の後編へ続きます。
先日は楽しいひと時をありがとうございました。
とても音楽がお好きで、好きな音楽を聴くためにオーディオを趣味とされているvafanさんとお会いすると、その大きな懐につい甘えて(笑)、好き勝手に次から次へと音楽をかけてしまい、大変申し訳ありませんでした。
年齢や経験につれて、自分自身の中で変わるもの、変わらないもの、いずれもあるのでしょうが、昨日の自分よりどこか少しは成長していければいいなぁと願っています。
どんなジャンル、どの年代であっても、心に残る演奏や作品はあって
それを美しいと感じられるかどうかは、自分次第ですものね。
問題点は常に自分のクオリティだなぁと
まだまだヒヨッコと思っているakahanamuzukiです。
今後もよろしくお願いいたします。
先日は楽しい2日間を過ごさせていただきました。オーナーが普段聴かれている音楽が一番だと思いますので、申し訳ないというとは、勿論ありません。後編で記載しますが、クラシックを聴かせていただいた中でも、私にとっての再発見がありました。
おっしゃるように、いいと思える音楽に、ジャンルや時代は関係ありませんね。懐メロにも初めて聴く曲にも、感動できるキャパを持ちたいものです。オーディオ側に寄りすぎていると感じた時は、akahanamizukiさんを思い出します(笑)。