野菜ソムリエPro. AndyのBlog

「奈良・吉野」の玄関口を中心に活動する、吉野郡唯一の野菜ソムリエPro.&果物ソムリエのベジフルライフをつづっています。

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「味いちばん紫」収穫してみた。

2011年06月20日 23時53分23秒 | ベジフルオンリーワン
前回の記事でご紹介しました、
ダイコン「味いちばん紫」。

収穫してみました。



一般的に言われている「赤ダイコン」よりも
紫が色濃く出ています。

中は(写真はありませんが)、紅芯ダイコンに似ていて、
紫色が濃いです。

ただ、在来種のせいでしょうか?
外観とそろいに劣ります。

また、在来種独特(?)の、横に筋が入っています。

食べた感じは紅芯ダイコンと普通のダイコンの比率が、
8:2といった感じです。

そして、辛味は全然なく、生で食べやすいです。

見た感じ、アントシアニンがタップリ含まれてそうですね。

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味いちばん紫

2011年06月12日 19時50分24秒 | ベジフルオンリーワン

「味いちばん紫」という大根を育ててみました。
雑草まみれですが…

<参考>
http://item.rakuten.co.jp/green-depot/a0844/
このダイコン。
短めの紫ダイコンで、長さ20cm前後、重さ700g~1kgになります。
春と秋のどちらも栽培できる珍しいダイコンです。

生食もできますし、甘酢漬けにすると濃いきれいな桜色になり、
見た目にも美しくなるそうです。
紫色…アントシアニンが豊富に含んでそうですね。
葉っぱは青首ダイコンに似ています。

で、育ててみて感じたことをお話します。

発芽から収穫までの生育は夏ダイコンに似ています。

また、春まきできることから、かなりの湿気にも耐えられると思います。
その為、ステップ気候原産の紅芯ダイコンよりも育てやすいかもしれません。
(肥料の分量さえ間違えなければ)

肥料は、普通のダイコンと同じ量にして栽培しました。
草丈はそんなに長くならないそうですが、
実際、葉っぱが繁茂してしまいました。
つまり、そんなに沢山肥料は要らないかもしれません。

また、6月に入ると夏ダイコンはトウタチ(花が咲く)が多くなりますが、
このダイコンは現在のところ、トウタチしていません。

なお、収穫した写真は後日ご紹介します。
そして、冬ダイコンとして栽培した場合も、
レポートしてみたいと思います。

コメント (2)
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最後の一仕事をするタマネギの葉

2011年06月09日 20時43分22秒 | 野菜&果物


この写真は、先日、知人のジュニア野菜ソムリエの方に
野菜栽培のインストラクターに行って来た際に撮影したものです。
カボチャの写真です。

周りにばら撒いているもの、なにか分かりますでしょうか?

実はこれ、収穫をしたときに発生したタマネギの葉っぱです。

タマネギの葉っぱ。
タマネギを収穫すると捨ててはる方もいらっしゃると思います。

実は、結構役に立つのです。

写真のようにカボチャなどのウリ科、
ナス、トマトなどのナス科の周りや株元にばら撒いておいたりすると、
完璧とまではいいませんが、虫除けになります。

ニンニクの収穫時に発生する茎葉も同じ効果を発揮します。

ちなみにこの方法、野菜作りのカリスマ、故・井原豊氏が
実践されていた方法です。

ボクも実践者ですが、確かに虫の寄生は少ないです。

ボクの独断と偏見ですが、アリシンが効果があるのでしょうか?

コンパニオンプランツでネギと相性のいい野菜は、この方法が使えます。

収穫時に発生するタマネギの葉っぱ。
最後の最後まで仕事をしてくれます。
皆さんも活用してみてはいかがでしょうか?
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1番目は河童にプレゼント その2。

2011年06月02日 21時00分00秒 | 野菜&果物
河童へプレゼントの話の続きです。

今度はキュウリの立場に立って(?)考察してみました。

キュウリの1番果は、
株が十分成長していないときにつけた実です。
端的に言うと、大人でないときに実った実です。
その為、子孫本能に力が入っていません。

1番果を仮に収穫せずに置いておくと、
1番果に栄養が流れてしまい、
株は十分成長しません。

また、1番果から
とれるタネはいいものが出来ません。
自家採種して、翌年そのタネを播いても、
まともに育ちません。

1番果ができるということは、
これからキュウリにとって長い正念場、クライマックスなわけです。
これから長い期間にわたり、雨にさらされながら、風にさらされながら、
沢山実をつけていきます。

言い換えれば、1番果ができるということは、
80%の確率でこれから実をつけてくれることのバロメーター
でもあります。

一般的に窒素が多すぎると
1番果がならず、いつまで経っても実が出来ない、
いわゆる「つるぼけ」になります。
キュウリはまだしも、スイカやメロンの場合それが顕著です。

川に流して河童にプレゼント。
自然への感謝としての河童への合図でもあるでしょう。

そして、お天道様に
「ええキュウリが獲れますように…」
「キュウリが無事に育ちますように…」という、
農家さんの切実な(?)願いでもあるのでしょう。

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1番目は河童にプレゼント。

2011年06月02日 20時07分09秒 | 野菜&果物
先日、ボクは夏野菜の手入れをしていたら、
隣のおばちゃんが、
「あんたとこのキュウリ出来た(実った)か?」
と、尋ねてくれました。

このおばちゃん、御歳80歳を過ぎます。
未だに現役!スクーターで街を走ってます。

快く、畑においでということで、キュウリを見せてもらいました。

ここのおばちゃんが育てているキュウリ。
4月の第2週に苗を定植したため、
既に実がついていました。

一番下の節に実がなっていて、それが
地面に横たわっていましたし、
いびつな形をしていたので、
1番果(一番最初に出来た実)だと分かりました。

1箇所に複数の雌花がついていたことと、
かなり下の節から実がなっていたので、
節なり系の品種と思います。

そのおばちゃんのキュウリ、5~6本ほどなってました。

そして収穫。

すると、そのうちの形の悪い2本を、近くを流れる川にキュウリを投げました。

そして
「これな、1番果やねん。河童さんにあげようと思うてな。
(キュウリが)『もう獲れるで~!』って(いう合図や)。」

ちょっと宗教的な話のようですいませんが、
これは、自然への感謝をあらわしていると思います。

河童は、キュウリが好物なのは皆さんもご存知ですね。
川に一番最初に出来たキュウリを流すことで、
河童に「キュウリの旬が来ましたよ~!」っていう
メッセージを流すことでもあると思います。

全く事情を知らずにキュウリを川に投げているのを見ると、
ビックリするでしょう。

参考までに、ボクの地元では例えば初収穫の野菜&果物を、
仏壇に供えるところが多いです。

偉そうなことを言ってすいませんが、
私達は一番最初に出来たものをすぐに手に入れたくなります。

その時は欲求を満たしたことになるかもしれません。

でも、長い目で見たときは、どうでしょうか?

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