日野町で有名な人と言えば、

蒲生氏郷公。綿向神社のお旅所ひばり野に銅像が立てられています。
氏郷は日野出身の戦国大名でしたが、徳川氏の時代に遠く会津藩に領地を替えられ、上京の折日野の近くを通った時に、日野を懐かしむ和歌を詠んでいるところがこの像だそうです。左手に紙、右手に筆を持っています。文武両道に優れていたということです。

そして、滋賀県の食べ物で有名な鮒寿し。このお値段にびっくりしていると、お店の人が「どこそこで買うたら六千円はするで」と言うたはりました。
未だ食べたことはないけど、とても買う勇気はありませんでした。

5月3日滋賀県日野町におまつりを見に行った日、近くにシャクナゲがきれいなお寺があったので見てきました。

慈眼院。日野町大窪にある曹洞宗のお寺で、本尊は十一面観音、脇立の不動菩薩、多聞天ともに聖徳太子の作と伝えられているそうです。

境内には、何かわからないけれど布袋さんのような小さな石像がずらり。

本堂の前面の傾斜地にシャクナゲが見事に咲いていました。



日野町郊外の山地、鎌掛谷にはシャクナゲの群落があって、高山に咲くシャクナゲが低地でも群生しているので、天然記念物になっています。でも、今年は天候のせいで連休中はまだつぼみが固かったそうで、代わりにこちらで満開のシャクナゲを見ることができてよかったです。

このお寺のことは観光案内にも出ておらず、「近江日野商人館」の前の看板に書かれていて
すぐ近くだとわかり、人に尋ねながら行ってみると見事なシャクナゲ
知る人ぞ知るの穴場でした。もっと宣伝すればいいかもしれないのにーと思いました。



日野祭会場の綿向神社の境内にもシャクナゲの花が。


日野祭のイベントとして、旧正野薬店の庭でもシャクナゲ展示会が開かれていて、即売もされていました。
日野はほんとにシャクナゲがきれいな町です。



昨年に続いて今年も滋賀県日野町のお祭りに行ってきました。

今年は前日から泊り込んで宵祭から見ました。お祭りにしては寒すぎるお天気で、そうそうに宿に入りました。

でも、当日は抜けるような青空で、昼間は暑くなり絶好のお祭り日和。
お祭りはこの馬見岡綿向神社(うまみおかわたむきじんじゃ)の春の例祭です。

神社の境内に曳山が勢ぞろいしています。

曳山の上には毎年趣向を凝らした飾りものが飾られていて、今年は「一豊と千代」が3基もありました。

イナバウアーする花咲かじいさん。


拝殿の中でも気勢をあげるおみこし。


神子(かみこ。お稚児さん)とそれを警護する神調社(しんちょうしゃ)の行列。



お祭りの時だけ通りに面した塀に「桟敷窓」が開けられて、家の中から見物できるようにしてあります。
今年もお祭りを楽しんできました。
近江八幡は秀吉の甥、豊臣秀次の城下町です。織田信長亡き後、安土の町を再興するかたちで作られ、安土の商人達が多く移り住みました。当時の主要交通手段であった琵琶湖の荷船をすべて八幡に寄港させるために設けられた運河が八幡堀です。

今では、近江八幡の代表的な観光地となっていますが、京都のように人が多くなくてゆったりと歩くことができました。
日牟礼八幡宮の境内にある老舗和菓子屋さん「たねや」でおみやげを買い、仲屋町の「西川」で近江牛を食べて駅に戻りました。
他に滋賀県のお土産としては赤こんにゃくと日野菜漬をゲット。

ヴォーリズの建物はまだまだ見たいところが多いし、水郷めぐりもしてみたいので近江八幡・安土にはまた行ってみたいです。

近江八幡市新町通りと京街道(朝鮮通信使の通った道)の交わる辺りはかつての商業地区の中心部で、当時の暮らしぶりを伝える商家がたくさん残っています。
近江八幡市市立資料館は、近江八幡町の歴史を伝える郷土資料館と、近江商人関連の歴史民族資料館、旧伴家住宅(市指定文化財)、旧西川家住宅(重要文化財)の4館からなっています。入館料(4館共通)500円。9:00~16:30開館。休館日は月曜日・祝祭日の翌日・年末年始です。

郷土資料館の二階から新町通りと京街道を見おろす。

旧伴家住宅は江戸時代初期から主に畳表・蚊帳を商い豪商となった扇屋・伴庄右衛門の旧宅です。今残っているのは、1827(天文10)年より1840(天保11)年にかけて建築された建物で、明治になってから八幡町に譲られ、小学校・役場・女学校と変遷、戦後は近江兄弟社図書館、近江八幡図書館、1997年まで近江八幡市立図書館として使われていたものです。
中は、和室部分が職員室などに使われていたようで、広大な商家の様子が残されています。

新町通りは伝統的建造物群保存区になっています。



旧西川家住宅は、畳表・蚊帳を商い約300年間にわたって近江八幡を代表する豪商であった大文字屋・西川利右衛門の旧宅です。主屋は1706(宝永3)年に建てられ部屋数20余、京風の造りで統一し、質素な中にも洗練された意匠を残しています。また全国的にも珍しい三階建ての土蔵があります。

歴史民族資料館の裏庭には水郷地帯の農民の生活を知ることができる民具・農具が展示されていてこんな風景も見られました。これはみんな・・・


挽き臼です。


