ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

近江商人を訪ねる旅<丸紅発祥の地>

2007-05-14 02:13:38 | 近江の国
5月13日、「中山道と近江商人を訪ねるドライブ」に行きました。

乗せてもらって行くドライブなので、どこをどう走っているのか詳しくはよくわからないうちに、彦根を通ってまもなく、旧中山道らしき道に入り、古い家並みや松並木のある街道を走って、やがて着いたのは、高宮の宿から間(あい)の宿。


あたりにはあちこちに中山道の名残を残す遺跡が残されていました。

その近くにあったのは、丸紅創始者伊藤忠兵衛の旧家。
見越しの松に黒塀の家です。

記念館となって公開されていますが、あいにく日曜日は休館でした。

伊藤忠兵衛は、滋賀県犬上郡豊郷町に生まれ、1858(安政5)年に近江麻布の持下り行商を始めたので、この年が丸紅の創業の年となっています。
明治になって、大阪に店を構え、店の暖簾に丸の中に「紅」と記したので、社名を「丸紅」というようになりました。
大正、昭和と幅広く事業を拡大し、やがて丸紅と伊藤忠商事の両社へと発展していくのです。


その近くに広大な空き地があり、「くれない園」という名で伊藤忠兵衛の顕彰碑が立てられています。

隣に忠兵衛の兄、長兵衛の屋敷跡もあります。
長兵衛も呉服卸商から財をなし、豊郷病院創設に資金援助をしています。

豊郷町の旧中山道沿いの地に、天秤棒をかついで行商をしていた近江商人から現代の総合商社へ、大躍進を遂げた丸紅のルーツをほんの少し垣間見ることができました。

丸紅の沿革について詳しくはこちらに。
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2006年11月近江八幡の旅 もくじ

2006-11-13 04:12:34 | 近江の国
2006年11月12日、近江八幡市文化政策部主催で「近江八幡の近代化遺産見学会」があったので、行ってきました。


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旧中川煉瓦製造所を見学

2006-11-13 00:40:17 | 近江の国
「近代化遺産全国一斉公開2006」の一環として「近江八幡の近代化遺産見学会~ホフマン窯とヴォーリズ建築」の募集があり、参加させていただきました。

中川煉瓦製造所は八幡堀の続き、琵琶湖への水運が利用しやすい場所に窯を築き、1883(明治16)年から1967(昭和42)年まで煉瓦を製造していました。

ホフマン窯の大きな煙突。高さ30メートルもあります。
ホフマン窯というのはドイツ人フリードリッヒ・ホフマンが改良したもので、複数の窯を順繰りに使って煉瓦を焼けるようになっていて、輪窯、輪環窯、丸窯ともいいます。煙突の周りを窯が取り囲んでいるものが多いようですが、ここのは直線の窯の横に煙突がついているものでした。横幅14メートル、長さは55メートルです。
長い窯の内部をいくつかの区画に区切って一つの区画毎に煉瓦を積んで焼いて行きます。出来上がった区画の煉瓦を取り出して、すぐ次の区画で焼くことができ、隣の熱が伝わって次の区画も温度が上がりやすく、効率的にできています。

元は覆いの屋根があったのですが、今は野ざらしになっているので、雨水が窯の内部まで入ってきています。
煉瓦がもともとは土からできているもの、植物がなじみやすく窯の上部には草木が生い茂り根を張ってきています。屋根をつけるなどしなければ、保存が危ぶまれます。

煉瓦が崩れやすくなっているので、見学者はヘルメットをかぶって窯に入ります。

入り口。

窯の内部の高さは3.2メートルです。

仕切りの壁。

煉瓦を焼く時にはこのように間をすかして組み上げ、熱が行き渡りやすいようにしました。
天井に所々穴が開いていて、そこから粉炭を投げ入れて燃やしたのだそうです。

機械場跡。


事務所跡。今年6月に壁の煉瓦が一部崩れ落ちたそうです。
保存の手立てを早くとらないといけません。

縄縫工場跡。煉瓦を運ぶための縄を製造していました。


昔の中川煉瓦製造所の様子。
煉瓦を乾燥するための木造の乾燥場もたくさん並んでいます。

ホフマン窯、機械場、事務所、縄縫工場とも1916(大正5)年頃の築で、国登録有形文化財に指定されています。

今は敷地内で老人ホームを経営しておられる中川氏が小さい頃に煉瓦を焼いている窯の上で遊んだ思い出とか話してくださり、近代化遺産活用連絡協議会の方達が休業してから一度だけ煉瓦を焼いたことがあるけれど、また火を入れてみたいという願いとか、機械場等も何かに活用して保存していきたいというお話をされていました。

yume_cafeさんちにもどうぞ。
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近江八幡の近代化遺産見学会追加募集のお知らせ

2006-11-05 11:26:00 | 近江の国
お知らせです。
近江八幡市文化政策部が「近江八幡の近代化遺産見学会」の追加募集をしています。
「近代化遺産全国一斉公開2006」の一環行事で、近代化遺産であり、国登録有形文化財である、旧中川煉瓦製造所のホフマン窯・事務所・機会場・縄縫工場跡と、近江兄弟社学園のハイド記念館・教育会館の見学会が催されます。

11月12日(日)13:30近江八幡市役所正面玄関に集合、17:15同所解散
途中はバスで移動、参加費500円です。

最初10月20日申し込み締め切りでしたが、人数に余裕があるらしく、
追加で10名、先着順で受け付けておられます。
電話(0748-36-5529)またはファックス(0748-32-5032)で近江八幡市文化政策部文化振興課までお申し込みを。
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きんし丼

2006-09-13 04:25:38 | 近江の国
滋賀と京都の境目辺り、昔の東海道逢坂関跡近くにあるうなぎ料理屋さん「かねよ」にうなぎを食べに行きました。


名物の「きんし丼」。うな丼の上に大きな出し巻き卵が乗っています。
おいしかったー。


広い日本庭園の中に茶室風の建物が点在していて、お庭を眺めながら食事ができるようになっています。
レトロな洋館もありました。創業明治5年です。


「名にしおはば逢坂山のさねかづら 人に知られで来るよしもがな」のさねがずらがありました。
まだ実が青かったけど。


左の方に見える木から垂れ下がっているかずらがサネカズラです。


「鬼の念仏」くん。


日本一のうなぎ「かねよ」
電車なら京阪京津線「大谷駅」下車すぐです。




近くに蝉丸神社がありました。
「これやこの 行くも帰るも わかれては 知るも知らぬもあふさかの関」
の蝉丸法師がこの近くに庵を結んで住んでいたそうです。


蝉丸神社の入口に、東海道に敷かれていた「車石」が残されていました。
荷車が通りやすいように、轍の幅に合わせて溝が掘られています。

いつも京阪電車か車で通り過ぎるだけだけれど、にぎやかな国道をちょっと入ると昔の街道のたたずまいを残した風景が残っていて、別世界に落ち込んだような不思議な感じがしました。このまま山を越えて京の方まで歩いて行くのもおもしろいかもしれません。

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2006年伊吹・醒ヶ井の旅 もくじ

2006-08-31 03:06:51 | 近江の国
2006年8月30日、バスツアーで伊吹・醒ヶ井の旅に行ってきました。
京都駅→伊吹山山頂→関が原→彦根プリンスホテルで昼食→長浜自由散策→醒ヶ井→京都駅のコースでした。








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醒ヶ井の梅花藻

2006-08-31 03:04:32 | 近江の国
長浜で芙蓉を見た後、醒ヶ井の梅花藻を見に行きました。
もう終わっているかと思いましたが、まだよく咲いていました。梅花藻も今年はいつもより咲くのが遅いのかもしれません。

JR醒ヶ井駅から徒歩5分くらいの旧中仙道沿いの地蔵川です。

小さな梅の花の形をした藻の花びらが揃って水面から顔を出していました。


ピンクの花びらは川の側のサルスベリの花です。


上流に「居醒の清水」といって自然に水が湧き出ている所があります。
ここから冷たい水が流れ出て清らかな流れとなり、きれいな水にしか住めない梅花藻やハリヨという魚が生息しているのです。

近くにヤマトタケルノミコトの像がありました。
伊吹山で大蛇を退治したけれど、蛇の毒にあてられて、やっとのことでここにたどり着き、身体や足をこの清水で冷やすと熱も冷め、体の調子も元に戻ったことから「居醒の清水」と呼ばれるようになったということです。

川の水はとても冷たくて、やかんでお茶が冷やしてあったりして、川の側の方達が川と共に生活している様子がよくわかります。
一人のおばあさんが藻にかかった枯葉などをひしゃくではらって、川をきれいにしているのを見かけました。

つけたし:醒ヶ井宿の一つ西にはあの忠太郎で有名な番場の宿があります。
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舎那院の芙蓉

2006-08-31 03:03:26 | 近江の国
滋賀県長浜市の舎那院の芙蓉が見頃です。

曳山まつりで子供歌舞伎が奉納される長浜八幡宮のすぐ横にあり、長浜駅から徒歩20分くらいで行けます。

境内に芙蓉の木がたくさんあり、きれいに咲いていました。



芙蓉の寺というだけの知識で駆け足で行ってきたのですが、「源義経公都落ちの遺跡」と書かれていたのは、義経が頼朝に追われて都落ちをし、琵琶湖を舟で渡って最初に隠れたのがこのお寺だったそうです。その時も「舎那院」と言っていたのかしらん。それなら自分の幼名に似通ったお寺に身を隠して何を思ったか・・・。
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伊吹山のお花畑(2)

2006-08-31 03:02:11 | 近江の国
伊吹山で咲いていた花達です。
名前は推定でつけているので、あやしいです。

サラシナショウマ


ルリトラノオ


ワレモコウ


シオガマギク


テンニンソウ(ツリガネニンジン)


シモツケソウ




ユウスゲ。1本だけ咲いていました。


アザミの一種。


カワラナデシコは終わりかけていました。


フウロソウの一種。虫に食べられたのかこんな姿になって1本だけありました。


そして、「伊吹」と言えばお灸の「もぐさ」。もぐさの原料のヨモギがそこらにいーっぱいありました。
「かくとだにえやは伊吹のさしも草 さしもしらじなもゆる思ひを 」
ってなことに。

そもそも、伊吹山に薬草が多いのは織田信長がヨーロッパからきた宣教師達に伊吹山で薬草を育てることを許可したお蔭で、外国からの植物と在来の植物が交配して、伊吹山独自の種が育ったためだそうです。それで、「イブキ何とか」っていう名前の、この山にしかない植物がたくさん生えているのだそうです。これもバスガイドさんの受け売り。
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伊吹山のお花畑(1)

2006-08-31 03:01:02 | 近江の国
伊吹山(標高1377メートル)に登りました。と言ってもバスツアーなんで、ほとんど山頂近くまでバスで運んでもらい、そこから片道40分歩いて山頂に行って帰ってきただけなのですが、これが結構大変な山道でした。
勾配はそんなに急ではないのですが、伊吹山独特の石灰岩がごろごろ転がっている道なので、運動靴でも歩きにくく、バスの出発時間まで90分の間に往復して帰ってくるのは大変でした。かなり足にきましたね。

駐車場には芭蕉の句碑がありました。
「そのままよ月もたのまじ伊吹山」


お花畑は夏の花が終わりかけていて、「あまり咲いていない」と言う人もいました。

でも、初めて見た私にとっては、山野草がいっぱいで感激の風景でした。


お天気は朝京都を出発した時から曇りで、山の上はさらに霧がかかり、登るにしたがって風雨が強くなって、見晴らしは全然駄目でした。
山頂にお寺と休憩売店と、

ヤマトタケルノミコトの像が立っていました。
雨でレンズに水滴が(汗)。
ヤマトタケルがどこやらの女の神さん(?)の所に行った後、伊吹山の神を退治しにきたのに、女の所に大事な剣を忘れてきて退治できなかったとかいう伝説があるそうです。バスガイドさんのお話の要点だけ(大汗)。

山を下ってきた頃から雲が途切れ、遠くの山並みや滋賀県と岐阜県の平野が見渡せるようになり、素晴らしい眺望を楽しむことができました。
もちろん、山の上は涼しくて17℃でした。
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伊吹山バスツアー

2006-08-31 02:59:21 | 近江の国
伊吹山お花畑と醒ヶ井の梅花藻を見るバスツアーは、新聞のチラシに入っていた某旅行社のでした。

          

コースは京都駅を朝8時に出発→伊吹山山頂でお花畑散策(1時間半)→関が原でお土産お買い物(30分)→彦根プリンスホテルでフランス料理の昼食(1時間半)→長浜で自由散策(1時間)→醒ヶ井で梅花藻観賞(45分)→京都駅帰着(19時半頃)という盛りだくさんな内容でした。

人気のコースらしくて、3日くらい前に申し込んだら、バスの席は前から先着順で一番後ろの席になり、40名以上で満席でした。土日だとバスが2台出るそうです。添乗員さんの話では、この時期(8月中で終了)人気なのはこのコースと鳥取梨狩りなんだそうです。バスの乗客はほとんど女性、たまに奥さんに付き添って来られたような男性もおられました。

私としては、フランス料理はどうでもよくて、伊吹山と醒ヶ井をもっとゆっくり見たかったのですが、お食事が目的で来られた方もいたのでしょうか。
でもまあ、お安いのを基準にこのツアーを選んだのは私なので、あんまり文句は言わないことにしときましょう。

だけど、ツアーでいいこともありました。配車されていたバスのガイドさんが詳しく解説をしてくれたことです。歴史にとても精通していて、彦根城や佐和山城、関が原や伊吹山について、知らないことをいっぱい教えてもらいました。関が原を通る時は、西軍と東軍のそれぞれの武将の陣地がどこにあって戦況がどうだったとか、伊吹山では敗れた石田三成がこの山の中で迷っていて捕らえられて七条河原で斬首されたとか・・・、ずっと退屈せずに過ごすことができました。
それに、植物にも詳しくて、走るバスの中から「あちらに○○、こちらに△△」と草花の名前をすらすらと教えてくれるのです。
後で聞いたら、「歴史、はまっちゃいます! 花も好きですう。」と言ってられました。
名前を見るのを忘れましたが、明星観光のバスガイドさんでした。
一人で行く旅もいいけど、こうしていろいろ解説してもらえるのもいいものです。


以下、自分へのおみやげです。

関が原のお土産屋さんで「創業文政11年 関が原宿名物」というのに惹かれて嘗め味噌を買いました。味噌に小さく切った茄子、瓜、椎茸、生姜、胡麻を混ぜて炊いたもので、甘味があってモロミのようにキュウリにつけたりご飯に乗せて食べたらおいしかったです。

長浜名物ボーロ。
とっても硬い、生姜砂糖をまぶした小麦粉のお菓子です。
硬くて硬くて口に入れても決して噛み砕けません。しばらく口の中で嘗めて軟らかくしてやっと噛めるようになります。
1時間しかない長浜散策時間の間に町のはずれにある舎那院まで芙蓉を見に行こうと必死で歩いていたら、長浜八幡宮の門前の通りのお菓子屋さんに「手作り」と出ていたので、ここにしかなさそうなので買って帰りました。
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2006年5月安土の旅 もくじ

2006-05-23 01:54:54 | 近江の国
2006年5月21日、滋賀県の沙沙貴神社、伊庭邸、安土城に行きました。


 

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信長の安土城

2006-05-22 07:14:56 | 近江の国
安土に行ったら、やはり信長の遺跡に触れたいと、「安土城考古博物館」と「安土城天主 信長の館」に行ってみました。
沙沙貴神社、旧伊庭家住宅を見てから一旦安土駅まで帰り、レンタサイクルを借りて向かいました。

JR安土駅の前には信長のこんな像が立っています。



駅前から徒歩25分もかかるのに、バスの便もないので、レンタサイクルを借りました。これが、2時間まで500円、それを越えると1000円というお高さ、始めに聞いたもう1軒の店では2時間まで500円、3時間まで700円というのでした。
何としても2時間で帰ってこなければとあせりました。
沙沙貴神社に行く前から借りていたら、絶対2時間は越えていたから、借りずに歩いて行って正解でした。



雲一つない晴天の下、さわやかな風を受けてサイクリング、田んぼの中の道をチャリチャリして約10分。
おーっこれがあこがれの安土城のあった山です。
山というより小高い丘で、すぐ西の方には「西の湖」があり水郷めぐりの舟が出ているらしいです。安土城跡の発掘調査と環境整備が進められていて、春には桜がきれいだそうです。山にも登ってみたかったけれど、時間制限と体力の限界を感じてあきらめました。



安土城の山の右方にもっと高い山があって、山全体が佐々木六角氏の本拠観音寺城だったところです。
その山の麓に、「安土城考古博物館」と「安土城天主 信長の館」「文芸セミナリヨ(音楽
演劇などの文化施設)」「安土マリエート(体育館らしい)」などの建物群があり、一帯が歴史公園になっています。
よく電車の窓から眺めて何だろうと気になっていたところです。



これが滋賀県立安土城考古博物館。
第1常設展示が「弥生・古墳時代の近江にタイムスリップ」で、第2常設展示が「安土城と信長の謎に迫る」です。今は6月4日まで特別展「吾、天下を左治す。大王と豪族」という古墳時代の展示もしていました。
大型の模型やジオラマ、映像、コンピューターを使った展示がされていて、大人も楽しく、子供にも学習に役立つようになっています。中世の城の変遷や六角氏の資料が表わされていておもしろかったです。時間があったらゆっくり見に来られたらいいなと思いました。



中庭とそれを取り巻く回廊があって、回廊の横の部屋で発掘された遺物の整理、復元作業をしているのを回廊から見学できるようになっています。


次は、「安土城天主 信長の館」。1992年にスペイン、セビリアで開かれた万国博の日本館のメイン展示として、安土城天主の最上部が内部の障壁画と共に原寸大で復元され、その後安土町が譲り受けたものです。
安土城は1579(天正7)年に建築された日本で最初に天守閣を備えた城で、高さ46メートルの世界で初めての木造高層建築でしたが、1582年本能寺の変の後、半月足らずで焼失してしまいました。



あまり大きすぎて全体像が入りません。



金ぴかです。



お城の全体像はこんなんです。



紙人形で信長の生涯を表わす企画展示もありました。

付近は「近江風土記の丘」として、県内各地から移築された建物がいくつかあります。
その中の「旧柳原(りゅうげん)学校校舎」。明治9年、新旭町に県下で初めて建てられた洋風学校建築です。
他には「旧安土巡査駐在所」「旧宮地家住宅」があります。

「安土城考古博物館」の入場料は大人350円、「安土城天主 信長の館」は500円、共通券は680円、今は特別展示とのセットで1,050円でした。
なお、6月4日には「あづち信長まつり」が開催され、武者行列などが行われるそうです。


その他に、安土の町を歩いていると、あちこちに古い町並みが残っていて、花もたくさん咲いているし、いい感じの町です。




安土町もなかなかおもしろい、特に安土城跡にはまた来て登ってみたいものです。
が、何しろ、交通の便が悪いのが最大の難点です。レンタサイクルのお高さと、車もない、自転車に乗れない人のことを考えたら、駅からこのゾーンまでのバスを絶対運行してもらいたいものです。
おーい、滋賀県、何をしている。箱ものを建てたらいいっつうもんではないでしょう。
町のあちこちに「福祉自動車」なる乗り場があったのですが、どんなものなんでしょう。福祉用と観光用を兼ねたらどうでしょうかね。

もう一つ言いたいことは、駅前に「味の楽市」というお食事処があるのに営業していなくて、安土城考古博物館ゾーンのレストランまで行かねばお昼を食べることができなかったことです。日曜日に営業してなくて、観光安土と言えるでしょうか。
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沙沙貴神社の百花苑

2006-05-22 01:57:07 | 近江の国
沙沙貴神社は安土駅からすぐ近くだというイメージを持っていたので、駅前のレンタサイクル屋さんで勧められたのを断って、歩いて行きました。それが結構あったのです、私にとっては。
JRの踏み切りを超えて歩いていくと、田んぼの中の鎮守の森という感じの所が沙沙貴神社でした。


小さな神社だろうと思っていた予想も覆されて、結構大きくて立派な神社でした。



蒲生地方の古代豪族「沙沙貴山君」と、近江源氏「佐々木六角氏」の氏神として崇拝され、全国の佐々木氏の元締めとなっている神社です。



祭神は少彦名神(すくなひこなのかみ)。「磐境(いわさか)」と称する石が信仰の対象となっています。勾玉の後ろの大きな石です。

本殿の大屋根の下に大きな蜂の巣がありました。恐ろしや。


絵馬堂にこんなのもありました。
そんなことより、

境内には「近江の百花苑」と称して、いろいろな植物が植えられていて、それぞれに名札がつけられているので、楽しく見てまわりました。
先ずは実を食べるとおいしかったので「むべなるかな」と感嘆されたというムベの木。



赤花トキワマンサク。



カキツバタ「鷲の尾」。



斑入り葉ウツギ。



姫ウツギ。



ムサシアブミ。



鬱蒼とした森の木陰にウラシマソウの自生地がありました。



ウラシマソウ。ムサシアブミと同じサトイモ科の仲間ですが、残念ながらもう終わりかけで、釣竿のような長いひもが花の先から伸びているのは見ることができませんでした。






シャガの群生もありました。



お茶の木もありましたよ。
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沙沙貴神社のなんじゃもんじゃの木

2006-05-22 01:37:34 | 近江の国
滋賀県安土町の沙沙貴神社に行きました。
境内に「なんじゃもんじゃの木」があって、今花盛りでした。


本名は「ヒトツバダコ」というモクセイ科の植物、成長すると30メートルにもなる落葉樹で、日本では対馬と木曽川沿いに自生しているそうです。この神社の境内には何本かが植えられていました。
1週間くらいが見頃だそうです。




花びらが4枚に見えますが、実は1枚が4つに裂けたものです。
木全体が白い花で覆われて雪が積もったように見えます。
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