京阪電鉄浜大津駅のすぐ横にあるこの建物がいつも気にかかっていました。
大津市社会教育会館。

浜大津駅のすぐ近くなので、ちょうどその前辺りに発車待ちの電車がよく停まっています。
元は、1934(昭和9)年に大津商工会議所と大津市立図書館を併設した大津公会堂として建てられたものです。
地上3階、地下1階の鉄筋コンクリート造、スクラッチタイルの外壁が特徴的です。
設計者は不詳ながら、非凡な才能の持ち主だっただろうと思います。
1947(昭和22)年から大津公民館となり、滋賀県立中央図書館も合わせていました。
3階ホールは映画・演劇・音楽会・ダンス教室と、滋賀県の文化の中心を担っていたそうです。
平成20年度に閉館となりましたが、保存運動のおかげで改装されて、レストラン、市民運動の拠点となって活用されています。

おおっ、3階ホールに灯りがともっています。
あそこでダンスパーティーでもしていたら素敵そうです。

東側入口。

西側入口。

階段部分。そっと入り込んで写真を撮ってきました。

2階の廊下に昔の写真が飾られています。
1階と地下に4軒のレストランが入っているので、いつか食事をしに行きたいものです。
最近大津に行くことが多くなったのは浜大津駅の近くにある「大津アレックスシネマ」に「午前十時の映画祭」を見に行っているから。
昔の洋画50作を全国のいくつかの映画館で一年間毎日午前十時に上映するシリーズ、一年間好評だったので、2011年2月~2012年1月には第二シリーズが「TOHOシネマズ二条」でも上映されていますが、昨年一年間の第一シリーズが「大津アレックスシネマ」で、これは一日に二・三回上映されているので、平日の夜にも見に行けるのです。
この日見た映画は「ある日どこかで」。
昔の女性の美しい写真に惚れこんだ
青年が、彼女の時代にタイムスリップするために、古いホテルの部屋で古いシチュエーションの中で、一心に念じたら成功したお話なんですが、ここでももしかしたらそんなことができそうな感じのする建物でした
。


いや、それにしては少し綺麗に改修されすぎていましたが
。

昔の映画は何度見てもスゴイ!オモシロイ!です。