京阪橋本駅からゆっくり登って、約1時間で石清水八幡宮に着きました。

859(貞観元)年に豊前国の宇佐八幡宮からこの地に勧請され、貞観2年に朝廷によって八幡造(はちまんづくり)の社殿が造営されました。
以来、平安京からみて裏鬼門にあたるこの地を守るものとして、都の守護、国家鎮護の社として崇敬を受けてきました。

本殿の前に正月参拝者のためにジャンボ御神矢が立てられていました。
長さ約8mの孟宗竹の先に白い羽がつけられ、必勝祈願や開運厄よけにご利益があるそうです。

ちょうどこの日は湯立て神事が行われる日でした。

先に、巫女さんが汲み上げたお湯を、神職さんが捧げ持って本殿の神様にお供えに行きます。応神天皇、比大神、神功皇后の三体の神様がおられるので、三回お供えに行かれました。

いよいよ湯立てです。

両手に持った笹の葉を煮えたぎったお湯に浸して、

勢いよくあたりにふりかけます。
水滴が散っているのが見えるでしょうか。
かかると熱いけれど、ご利益があるというので、みんな喜んで頭を垂れています。
ぎっしり人が取り巻いていたので、残念ながらお湯は私の所までは飛んで来ませんでした。

そのかわり、湯立ての後にはお湯を茶碗に汲んでふるまっていたので、いただきました。
笹の葉も少しずつわけてくださっていたので、これもいただいて帰りました。玄関にかけておくとご利益があるそうです。
たまたまお参りしたのに、思わぬ福をいただくことができました。

男山ケーブルの乗り場近くに男山展望台があり、木津川・宇治川・桂川の三川が合流し淀川となる地や、天王山、伏見や宇治の山々、名神や京滋バイパスなどの高速道路が(どれが何かわからない)縦横に入り組んで走っているのや、右手に木津川大橋まで見渡せました。
ここは夜景も美しいらしいです。

展望台に谷崎潤一郎の「芦刈」の文学碑がありました。

京阪男山ケーブルで八幡市駅に降りてきました。

駅前に今回の旅の企画の休憩所があり、地元産の紅茶と伏見の新酒の試飲とスイーツの販売がされていました。
これこれ! これも今回の目的の一つなのでした。