2019年の祇園祭、今年は梅雨の明けるのが遅くて、雨の日がいつまでも続き、気温の上昇が去年ほどではありませんでした。
後祭の巡行は7月24日。その宵々山の22日に山鉾町を散策しました。途中激しい夕立がありましたが、しばらくすると小降りになりました。

北観音山。

蛸薬師通り烏丸西入るの橋弁慶山。
会所の一階には五条の橋の舞台が飾られ、二階では牛若丸と弁慶の人形の前で五条の橋の場面が太棹と浄瑠璃節で演じられていました。

鯉山の会所では、左甚五郎作の鯉と、1600年頃ブリュッセルで製作されたタペストリー(重要文化財)の復元されたものが飾られていました。

新町通りの吉田邸。

通りに面した座敷にそれぞれの家に伝わる屏風やお宝が飾られている「屏風祭」を見てまわりました。



新町通り六角の旧川崎家住宅(詩織庵)はすでに売却されて、閉ざされたままでした。解体されてどこかに移築されるという話もありますが、何とかここに残してほしいものです。

三条通り室町西入るの鷹山は宝永の大火、天明の大火に会い、1826(文政9)年の大雨で被災してから休み山となっています。禁門の変で山自体が焼失しましたが、焼け残った鷹遣い、犬遣い、樽負いの三体のご神体が会所に飾られています。

鷹山の巡行を2022年に復興することを目指して、ちまきを売る子供たちも声を張り上げていました。

犬のおみくじを買ったら、「小吉」でした。