616-8096 京都市右京区御室岡ノ裾町5
☎075-366-0376
入館時間:10:00~16:30
入館料:1000円

嵐電「御室仁和寺」駅から南西に少し歩くと、静かな住宅街の中、500坪の敷地にお屋敷があります。

「旧邸御室」は1937(昭和12)年に建てられた数寄屋造りの郊外住宅です。
設計者は不明。登録有形文化財。現在は株式会社山三製材所の所有になり、文化の発信施設として活用されています。

主庭にも中庭にもたくさんの灯籠があります。

中庭に面した部屋の天井には花の絵が描かれています。

その部屋に続く蔵の中にはお宝がたくさんありました。

庭園に面した22畳の座敷に大きな座卓があり、磨き上げられた表面に庭の緑が映し出されています。

次の間との間には富士山の欄間が。
先ほどの座卓を反対側から見ると、この富士山欄間も映し出されています。

双ヶ岡の北側の斜面を利用して、手入れの行き届いた庭園が広がっています。

大きな沓脱石など、随所に鞍馬石が使われています。

二階座敷からも庭が見渡せます。

庭に降りて登って行くと、向かいの山の中腹にお茶室「双庵」 があります。

お茶室内部。

待合の奥には1畳の部屋があり、お茶室に入る前に身支度ができるようになっています。

お茶室から本宅を見下ろしたところ。
その奥遠くに仁和寺の五重塔を見ることができます。