2021年3月14日に京都府立植物園と京都府立大学の構内をウォッチングしました。
植物園会館の2階から見ると比叡山を背景にバラ園、沈床花壇が広がり、人工の建物は一切目に入らない絶景です。
園内は副園長が案内してくださいました。
桜の蕾が膨らんできていました。
早咲きの陽光桜。
ここから先は植物園の心臓部・バックヤードで、職員以外は立ち入ることはできません。ここでは種まき、育成、弱った株の手入れ、土壌・肥料・薬剤・資材の準備など、展示に出すまでの植物の裏作業が行われています。
この垣根の向こう側もバックヤードでたくさんの温室が並んでいます。
北山通りと四季彩の丘の間には絶滅危惧種育成温室があります。
その裏側の北山通り側はウバメガシの垣根と鬱蒼とした大木の森で囲われています。
京都府が計画している「北山エリア整備基本計画」ではこの通りに面した一帯にカフェなどの商業施設を作り、その店内から植物園内に出入りができるようにしようとしています。
そうすると、垣根や大木の森、桜品種園、椿園、絶滅危惧種温室、バックヤードなどが犠牲になることが予想されます。