ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

ド・ロ神父記念館

2008-11-25 00:36:53 | 遠出(国内)
出津(しつ)文化村の中、出津教会のすぐ近くにド・ロ神父記念館があります。

マルコ・マリ・ド・ロ神父(1840-1914)は、宣教師として、また石版印刷の技術を伝えるために28才でフランスから来日し、74才で亡くなるまで日本ですごし、外海地方の貧しく厳しい生活を強いられている人々を救うために、社会福祉や産業開発などに力を尽くしました。
その遺徳は今もなお「ド・ロさま」として慕われています。


ド・ロ神父記念館の建物は、1885(明治18)年に神父が鰯網工場として建てたもので、翌年からは保育所として使用されました。

中にはド・ロ神父の業績を顕すものやこの地方のキリシタンの資料がたくさん展示されていました。

建物の前にはド・ロ神父の像があります。


向かい側にも神父が村人の窮状を救うために建設した授産場とマカロニ工場があり、合わせて「旧出津救助院」として国の重要文化財になっていますが、ちょうど修復中で見ることはできませんでした。
ここでは、パン・マカロニ・そうめんの製造、染色、織物、搾油作業、機械作業等が行われ、明治初期の授産・福祉施設を知る貴重な遺構です。


ド・ロ神父は建築技術にも造詣が深く、出津教会、大野教会、旧出津救助院、旧羅典神学校等を設計、施工し、また建築技術を日本人に指導、養成しました。
石を積み重ねる独特の工法を工夫し、「ド・ロ壁」と呼ばれる壁がマカロニ工場の横に残っています。

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黒崎教会

2008-11-25 00:35:15 | 建物(長崎県)

1897(明治30)年、ド・ロ神父の指導で敷地が造成され、1899(明治32)年から1920(大正9)年にかけて信徒が奉仕と犠牲の結晶としてレンガを一つひとつ積み上げて造りました。
煉瓦造、平屋、桟瓦葺(さんかわらぶき)。
遠藤周作の小説「沈黙」の舞台となった教会です。

裏側から見たところ。夕闇が迫っていて全体像を写すことができませんでした。
こちらで全体像がよくわかります。

教会の前で覗いていると、別棟から教会の方が「入口の電気をつけてお入りください。」と親切に声をかけてくださいました。

内部はリブ・ヴォールト天井と呼ばれる木組が美しい曲線を描いています。



窓のステンドグラスがとても濃い色をしていて印象的でした。


長崎市上黒崎町26
長崎駅前から長崎バスで約60分。車で約45分。
開館時間:6:00~18:00
入館無料。
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出津(しつ)教会

2008-11-25 00:34:03 | 建物(長崎県)
1882(明治15)年にド・ロ神父によって建てられた出津教会
その後、1891(明治24)年に一部改造、明治42年には玄関部を増築し、現在の教会の形が整えられ、平成9年に改築されています。
外壁は煉瓦造り、玄関は石作り、内部は木造で、屋根は瓦葺で漆喰で固められている模様が美しい。海岸に面した風の強い立地条件を配慮して屋根が低い建築になっています。
長崎県指定有形文化財。

ここでさだまさし原作の映画「解夏」の撮影が行われたそうです。映像的にもってこいの美しい姿の教会でした。

鐘楼の鐘は神父がフランスから取り寄せたものです。



柔らかな木の温かみのある教会の内部。
無料で見せていただけました。


マルコ・マリ・ド・ロ神父の像。


長崎市西出津町2633
長崎市内よりで車で約45分、長崎駅より28km長崎バス約1時間20分
開館時間:6:00~17:00

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西に向かう旅

2008-11-25 00:31:11 | 遠出(国内)
11月最後の連休、新幹線で博多まで、博多から「白いかもめ」に乗って、行った先は?

はるか西の果て(と、思えてしまう)長崎県です。


長崎市から北西に突き出した西彼杵半島(にしそのぎはんとう)を海沿いに北に向かって車で50分ほど走ると五島灘に面して外海(そとめ)地区があります。2005年(平成17年)1月に長崎市に合併されましたが、海と山の間のわずかな土地に半農半漁の家々がまばらにある地域で、江戸時代からの隠れキリシタンの里です。

          
「道の駅 夕陽が丘そとめ」からの眺め。
この一帯は出津(しつ)文化村と称されていて、外海歴史民俗資料館、出津(しつ)教会、ド・ロ神父記念館、旧出津救助院、外海こども博物館などがあります。
中央に見える白い建物が出津教会です。

今回の旅の主な目的、「長崎の教会建築を見る」のいきなりメインに迫り、ドキドキワクワクです。

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赤山禅院の紅葉

2008-11-20 03:50:52 | ぶらり都めぐり
11月19日、修学院離宮の北側にある赤山禅院に紅葉を訪ねて行ってきました。





               



               






寒桜が咲いて、モミジの前に浮き出ていました。



まだ青葉の残る木もあり、


こんなに真っ赤に紅葉している木もありました。





11月30日まで紅葉祭とありますが、いつもと変わらない静かな境内で、参拝する人もそんなに多くなくて、ゆっくりと紅葉を楽しむことができました。行ったのが夕方で人が少なかったのかもしれませんが、それでも永観堂などの銀座並みの人混みを思うとここは絶好の穴場です

23日には数珠供養があるのでもっと賑わうことでしょう。




お堂の側にこんなものもありました。
手押し消防ポンプ車。
どこかわかりませんが、「三谷村消防組」のもので滋賀県長浜で作られたものだと書いてありました。

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高野川近辺の秋

2008-11-20 03:26:34 | 松ヶ崎村風土記
今日はぐっと冷え込んで、松ヶ崎橋から見る景色も一段と秋色が深まってきました。




いつもは桜並木の紅葉を写している川面も今日は寒風で波だっています。



高野公団住宅集会所の紅葉も、風に飛ばされてだいぶまばらになってきていました。
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