2010年3月20日~22日、香川県を通って高知県に行きました。
日曜市の出る大手筋が大橋通と交差するところにある「ひろめ市場」は63ものお店が集まる屋台村です。
「ひろめ」という名前は、幕末の頃このあたりに土佐藩の家老であった深尾弘人蕃顕(ひろめしげあき)の屋敷があったことと、高知の衣食住文化を「ひろめる」、高知の人情・人となりを「ひろめる」という思いからきています。
営業時間は午前7時から午後11時まで。2010年は元旦と1月20日、5月19日、9月15日が休業。
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いつも観光客や地元のお客さんでいっぱいです。
真ん中の広場のまわりにある屋台から好きな食べ物や飲み物を買ってきて、思い思いに食べられるので、安くて気楽です。
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鰹のたたきを実演して販売しているお店もあります。
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クジラの刺身にウツボのたたき、どんな味なんでしょう。
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この向かい側に日曜市の通りに面して建っている追手前高校の建物は武田五一先生の設計。壁が真っ白になってきれいに塗り替えられていました。
高知市の中心部、高知城の大手門。
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この前から東に延びる大手筋通りには毎日曜日に市がたちます。
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お城の一番近くには植木屋さん、花屋さん等が並んでいます。
昔は鶏や地鳥を売るお店があったのですが、最近はなくなったのでしょうか。
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骨董品のお店。
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土佐刃物のお店。
骨董品屋さん、刃物屋さんはここにお店があって、市の日にはその店先に延長して売り物を並べています。
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東に行くにつれて、農家の人が作ったものや、果物、海産物、お寿司、まんじゅうなどを売っているお店が多くなります。
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クコ、イカリ草、スイカズラ、ニワトコ、イチョウの葉、野ブドウ、猿の腰かけ、、、
いろんな種類のお茶や薬草を売っているお店もありました。
琴平からは大歩危行きの普通列車に乗り、
途中の秘境駅、坪尻駅では今回もスィッチバックを体験しました。
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上段のレールからバックして入った坪尻駅で待ち合わせる普通列車。
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しばらくして、元の本線を特急列車が追い越して駆け抜けて行きました。
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駅のホームにも裏庭にもこの前いたかかしさん達は今度はいませんでした。
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普通列車終点の大歩危駅。
祖谷のかずら橋への道が出ている駅なので、「ミニかずら橋」がありました。
周りの山も険しい山の駅です。
大歩危から高知までは特急南風に乗りました。
金比羅歌舞伎の金丸座から琴平駅に向かって行く時、一段下側に立派な建物を発見しました。
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おおっ!これがyume cafeさんが前にブログで紹介してくれていた琴平町公会堂です。
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昭和9年建築で登録有形文化財。和風だけれど大きくて堂々とした建物です。
こんぴらさんにお参りする人達の娯楽の場として栄えたものです。
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金比羅宮への参道石段を少し上がったところから左に曲がって10分くらい歩いたところにあります。
江戸時代にはもっと街中にあったそうですが、火災等を避けて少し山際に移築復元されました。(昭和51年)
昭和60年から毎年4月に本格的な歌舞伎役者を迎えて、公演が行われています。
今年は4月10日~25日に開催され、中村翫雀、市川亀治郎、片岡愛之助等が演じます。
小屋の中は年中無休、入場料500円で見学することができ、詳しく説明をしてくださいます。
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中に入って見てびっくり、ものすごく立派な小屋です。
廻り舞台、花道、せり、空井戸、すっぽん等本格的芝居に必要な設備が整っていて、役者が宙乗りするための「かけすじ」という装置まであります。
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客席の天井上も竹で格子組みになっていて、そこから花吹雪を降らせることもできます。
前方にあるのは、「顔見世提灯」で、今年の出演役者の紋が入っていて、翌年まで掛けられています。
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舞台の裏には楽屋や風呂場、舞台下の奈落には廻り舞台やせり、すっぽんの仕掛けを動かすための装置があって、すべて人力で動かされています。
こんな素敵な小屋で歌舞伎が見られるなんて、すごいです!
いつか是非実際に見てみたいと思いました
。
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アンパンマン電車で着いた琴平、ここで降りた目的はこんぴらさんで開催されている「百花若冲繚乱」展を見るため。
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残念なことに会場内が撮影禁止なのは当然ながら、琴平から土讃線大歩危駅までの写真がすべて画像のサイズが大き過ぎて、サイトに取り込めなかったので、折角撮った写真をお見せできないことです
。
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と、思っていましたが、お友達に画像縮小ソフトを教えてもらったので、写真もお見せすることができるようになりました。piitaさん、ありがとう
。
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これから順次出していきますね
。
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(表書院玄関)
今回の展観は、金刀比羅宮奥書院上段の間の伊藤若冲筆「花丸図」が、2008年4月より京都国立博物館文化財保存修理所で修復作業が行なわれ、2009年8月に修復完了したのを記念して特別展『百花若冲繚乱』展として公開されているものです。
通常は非公開の「花丸図」が見られる滅多にない機会と、京都から高知に行く途中で寄り道してみました。
「百花若冲繚乱」展では、第一会場:奥書院上段の間の「花丸図」と、第二会場:高橋由一館での「花丸図」の襖4面、愛媛県定連寺が所蔵する若冲筆の「燕」(金刀比羅宮奥書院の障壁画の一部であったとされています)、若冲筆の掛け軸「伏見人形図」(個人蔵)、若冲筆の初公開の掛け軸6点(個人蔵)等を見ることができます。
「花丸図」は金地の中に多くの花々が描かれていて、息を呑みます。神社の書院にこの華やかな絵、高貴な女性信者を迎える客間という感じでしょうか。
この上段の間に続いて、岸岱の襖絵「柳に白鷺」「菖蒲と群蝶」もあるのに、説明文も何も書かれていないのはもったいないことです。「百花」の図に続いて「群蝶」図があって、400匹以上の蝶が花から飛び出して舞っているようで、おもしろかったです。
この若冲展だけを見るなら1,000円ですが、他にも円山応挙の襖絵が多数ある表書院も見るなら1,500円、さらに明治の写実的絵画で有名な高橋由一館と宝物館も見られる全館チケットなら2,000円です。
私は時間の関係で1,500円チケットにしました。
円山応挙の、座敷から流れて、庭の池に流れ込むように描かれた滝の絵もよかったです。
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こんぴらさんに行くなら、あのたくさんの階段を上がらねばならないのは当然のこと。大昔に小学校の卒業旅行で登って以来ですが、これが大問題なので、今回は金に糸目をつけず(爆)、タクシーを使いました。
琴平駅前でタクシーをつかまえて、「琴平宮表書院までお願いします」と言うと、書院の近くまで車で行くには、レストランに行く道しかなくて、そのレストランでお茶を飲まないといけないのだそうです。ちょうど食事の後だったので、お茶するのもいいかと、車で行くことにしました。
階段の道からはだいぶ大回りしたようですが、途中、旧伊予土佐街道を通り、坂本龍馬の像もありました。
車を降りたところにあるレストランは資生堂パーラーが経営しているカフェレストラン「神椿」です。
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壁に一面の椿の絵が描かれたおしゃれなところでした。
タクシー代1300円、コーヒー400円なり、でした。
帰りは下りなので、歩いて降りましたが、かなりの急な階段だったので、これを登ったらえらいことになっていただろうと思いました。
とても暖かい日で、階段を降りるのでも汗をかく程でした。
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階段横の桜もほぼ満開になっていました。
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やや赤っぽい桜で、「陽光さくら」ということでした。
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金比羅さんの山全体に椿の木が多いらしくて、階段からちょっと横に逸れたところに花芯が盛り上がった一重の赤い椿を見つけました。
3月20日、岡山から琴平まで「あんぱんまんトロッコ列車」に乗りました。
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列車は2両編成で、岡山~児島間はトンネルが多いので、こんな普通の型の2号車指定席に座り、児島~琴平間はトロッコ列車である1号車に移動して、同じ座席番号の席に座るという贅沢なしくみです。
トロッコ列車で瀬戸大橋を渡るのは、風が入ってきてまだ少し寒かったので、また2号車に帰っていました。
車内は、春休みを前にしたお子様連れの家族がたくさん乗っていて、そして、走っている間ずっとアンパンマンの歌が流れていて、本当にお子様仕様の列車でした。
車内の様子は、
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そこら中、アンパンマンだらけ。
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窓下にある窓。
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そして、
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車内で販売されている「アンパンマン弁当」。
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私はこちらのあなご弁当にしました。
ほんとは特急南風に乗るつもりだったけれど、すでに指定席満席だったおかげで、臨時列車のアンパンマントロッコ号に乗れて、思わぬ体験ができました。