そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#16.3837-16.3839

2013年04月23日 |  / 万葉集

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「久かたの雨も降らぬか蓮葉に溜まれる水の玉に似たる見む(荷葉ハチスバを詠める歌一首#16.3837)」「久しぶりに雨降らないか蓮葉に溜まる水玉に似ているをみたい()」

「宴あり酒食サケサカナ盛る蓮葉を謂われて詠めり歌人の舎人(右の歌一首は、伝云イヒツテけらく、 右の兵衛ツワモノノトネリ有り姓名未詳。 歌作みすることに能タへたり。時に府ツカの家酒食サケサカナを備設マけ、府官人等ツカサビトタチを饗宴アヘす。ここに饌食ケを盛るに、皆荷葉ハチスバを用ふ。諸人酒酣タケナにして、歌ひ舞ひ、駱駅兵衛ツハモノトネリを誘ひて、其の荷葉に関カけて、歌を作めといへり。すなはち声に応コタへて斯の歌を作めり。)」


「我妹子が額ヌカに生ひたる双六スゴロクの事負コトヒの牛の倉の上ヘの瘡(心の著ツく所無き歌二首 1/2 #16.3838)」
「吾妹子の額に生えた双六の物運ぶ牛鞍上の傷(意味のない歌ではあるが敢えて言や下から上に意味の連鎖が)」

「我が背子が犢鼻褌タフサキにせるつぶれ石の吉野の山に氷魚ヒヲそ下がれる(歌二首 2/2 #16.3839)」
「わが彼氏褌にする円い石吉野の山に氷魚ぶら下がる(懸有ハ、反シテ云ク、さがれる)」

「意味のない歌を詠んだらほうびやる舎人親王座興にいえる(右の歌は、舎人親王、侍座モトコビトに令ノリゴちたまはく、もし由ヨる所無き歌を作む者有らば、銭帛ゼニキヌを賜タバらむとのりたまへり。時に大舎人安倍朝臣子祖父、乃ち斯の歌を作みて献上タテマツる。登時スナワチ募る所の銭二千文フタチチ給へりき)」
「この頃の銭二千文フタチチはいまでいういかほどになる詳しく知らむか()」

「座興でも意味ない歌を詠うのは歌が成熟したことさすか(独白)」

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