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「待ち受けた理由ワケでもないが金色といわれる休みぬるっと始まる()」
「隠コモれるもさほど益あることしなく緑も風も楽しまぬ初夏()」
「馬場さんの『鬼の研究』紐解いてはじめの部分丁寧に読む()」
「晴天に誘われ投げるペタンクの衝突音は天に響けり(ティール練習でたまたま当たるといい音がする)」
「この頃は朝のひととき知的なる作業をしたりテレビも点けず(五時から出勤まで)」
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「生き死にの二つの海を厭はしみ潮干の山を偲ひつるかも(世間ヨノナカの常無きを厭ふ歌三首 1/3 #16.3849)」
「生き死にの二つの海が厭になる潮干れた山をつい思いたる()」
「世の中の醜くい仮庵に住みついて天国へ行く手段わからず(歌三首 2/3 #16.3850)」
「()」
「鯨魚イサナ取り海や死にする山や死にする死ねこそ海は潮干ヒて山は枯れすれ(歌三首 3/3 #16.3852 右の歌三首は、河原寺の仏堂ホトケドノの裡の倭琴ヤマトコトの面オモに在り)」
「鯨取る海は死ぬかな山も死ぬ海は潮干れ山は枯れるよ()」
「心をし無何有ムガウの郷サトに置きてあらば藐姑射ハコヤの山を見まく近けむ(藐姑射ハコヤの山の歌一首3851右の歌一首は、作主ヨミヒト未詳シラズ。)」
「もし心無か有の境地に置いたなら藐姑射ハコヤの山を見たく近づく()」