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「我が欲りし雨は降り来ぬかくしあらば言挙げせずとも年は栄えむ(雨落アメを賀ヨロコぶ歌一首 #18.4124 右の一首は、同じ月の四日(よかのひ)、大伴宿禰家持がよめる。)」
「欲しかった雨降りましたこのように祈らなくても豊作になる()」
「(七夕の歌一首、また、短歌 )」
「天照るの神の御代より安川を隔てため息恋人たちは(天照らす神の御代より安の川中に隔てて向ひ立ち袖振り交はし息の緒に嘆かす子ら)」
「渡し船なくても橋があるならば関係もって深くなるのに(渡り守舟も設けず橋だにも渡してあらばその上ゆもい行き渡らし携はり項ウナがけり居て思ほしきことも語らひ慰むる心はあらむを何しかも秋にしあらねば言問ひの乏しき子ら)」
「現世のわたしも不思議と思うけどミルキーライン見て伝えたり(うつせみの世の人我もここをしもあやに奇クスしみ往き更カハる年のはごとに天の原振り放サけ見つつ言ひ継ぎにすれ)」
「年毎にかような逢瀬するふたり奇しく思うも後に語り継ぐ()」
「天照らす 神の御代より 安の川 中に隔てて 向ひ立ち 袖振り交はし 息の緒に 嘆かす子ら 渡り守 舟も設けず 橋だにも 渡してあらば その上ゆも い行き渡らし 携はり 項ウナがけり居て 思ほしき ことも語らひ 慰むる 心はあらむを 何しかも 秋にしあらねば 言問ひの 乏しき子ら うつせみの 世の人我も ここをしも あやに奇クスしみ 往き更カハる 年のはごとに 天の原 振り放サけ見つつ 言ひ継ぎにすれ(#18.4125 )」
「天の川橋渡せらばその上ゆもい渡らさむを秋にあらずとも(反歌二首 1/2 #18.4126)」
「天の川橋を渡せばその上を渡り逢えます秋でなくても(7/7は秋なんだ)」
「安の川い向ひ立ちて年の恋日長き子らが妻問の夜そ(反歌二首 2/2 #18.4127)」
「安の川隔てて長く焦がれつる恋人達の妻問の夜だ()」
「七夕の歌多けれど家持がロマンチストいうことかしら(右、七月フミツキの七日、天漢アマノガハを仰見ミて、大伴宿禰家持がよめる。)」
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「子の携帯電話ケイタイつながる異界のあるらしく深夜ひそかにわらふ声する(遠藤たか子)」
「ガラパゴスわれの携帯電話呼ばれおりいずれ持ちたいアンドロイドを()」
「街で見るアンドロイドを耳に当て電話をするは恰好悪い()」
「開いたり移動したりのアイホンの操作がメインのストリームだが()」
「電話としガラパゴスもち移行するアンドロイドやタブレットへと(ガラパゴス+タブレットでもつ)」