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[巻第十九]
「三月の一日夕べに庭に咲く桃や李の花見て詠める(天平勝宝二年三月の一日の暮ユウベに、春の苑の桃李モモスモモの花を眺矚ミて作める歌二首)」
「春の苑紅にほふ桃の花下照る道に出で立つ美人ヲトメ (歌二首 1/2 #19.4139)」
「春の園紅にほふ桃の花道を照らせり映える美人は ()」
「吾が園の李の花か庭に降るはだれのいまだ残りたるかも(歌二首 2/2 #19.4140)」
「わが庭の李スモモの花か庭に降る雪の斑が残るのかしら()」
「春設マけて物悲ガナしきにさ夜更けて羽振ブき鳴く鴫誰が田にか食む(翻トび翔カケる鴫シギを見てよめる歌一首 #19.4141 )」
「春になり物悲ガナしさに夜は更けて羽ばたく鴫シギは誰が田に住むか()」
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「森さんが亡くなるといいビックリす最新刊を出したと言うに(『敗者の古代史』)」
「上田さん梅原さんがコメントを載せていました死を惜しまれて(8/6急性心不全、享年85才)」
「何となく言うこと書くこと重みあり原点穴を掘ることからか()」
「天皇の陵墓の公開求めたる彼のやり方われは賛成()」
「萬葉に関わる彼の本を買いカバンにいれて持ち運ぶ日々(『萬葉集に歴史を読む』)」