そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#18.4132-18.4133

2013年08月07日 |  / 万葉集

8/7

「(更に来贈オクれる歌二首)」

「駅使ハユマツカヒを迎えることになりまして加賀の郡の境にきたり(駅使ハユマツカヒを迎ふる事に依りて、今月十五日、部下クヌチ加賀の郡の境に到来イタる。)」
「面蔭に射水の郷が偲ばれて深海フカミの村を恋しく思う(面蔭射水の郷に見はれ、恋緒深海フカミの村に結ふ。)」
「身は胡馬にあらねど心風や月を懐かしけれどする術がない(身胡馬にあらねど、心北風を悲しめり。月に乗りて徘徊タモトホり、曽て為す所無く)」
「封開き書きたる言葉に疑いを持たれることは恐れ多いよ(稍来封を開く。その辞に云く、『著者先に奉る書、返りて疑ひに度れることを畏る歟』とのりたまへり。)」
「奇をてらい君を悩ます水を頼み酒をもらい時理にかなへば強吏とならず(僕ワレ嘱羅を作し、且使君を悩ます。夫れ水を乞ひて酒を得、従来能き口なり。論じて時理に合へり。何か強吏と題シルさめや。)」
「針袋の歌読みたれば詞は渇ツきず膝を抱いては独りで笑う(尋ねて針袋の詠を誦むに、詞泉酌めども渇ツきず。膝を抱ムダき独り咲ワラふ。)」
「よくわかり旅愁をのぞき陶然と日を遣り何も思うことなし(能く旅愁をのぞき、陶然として日を遣る。何か慮ハカらむ、何か思はむ。)」
「もの乞うた下役が不伏の国守様一筆啓上別に歌二首(短筆不宣。 勝宝元年十二月十五日。物を徴ハタりし下司カシ、謹みて 伏せぬ使君 記室に上タテマツる。 別コトに奉る云々歌二首)」

「(駅使ハユマツカヒを迎ふる事に依りて、今月十五日、部下クヌチ加賀の郡の境に到来イタる。面蔭射水の郷に見はれ、恋緒深海フカミの村に結ふ。身胡馬にあらねど、心北風を悲しめり。月に乗りて徘徊タモトホり、曽て為す所無く、稍来封を開く。その辞に云く、『著者先に奉る書、返りて疑ひに度れることを畏る歟』とのりたまへり。僕ワレ嘱羅を作し、且使君を悩ます。夫れ水を乞ひて酒を得、従来能き口なり。論じて時理に合へり。何か強吏と題シルさめや。尋ねて針袋の詠を誦むに、詞泉酌めども渇ツきず。膝を抱ムダき独り咲ワラふ。能く旅愁をのぞき、陶然として日を遣る。何か慮ハカらむ、何か思はむ。短筆不宣。 勝宝元年十二月十五日。物を徴ハタりし下司カシ、謹みて 伏せぬ使君 記室に上タテマツる。 別コトに奉る云々歌二首)」


「竪タタさにもかにも横さも奴とそ吾アレはありける主の殿戸トノドに(歌二首 1/2 #18.4132)」
「縦を向き横を向いても吾奴わたしの主人の殿の御門に()」

「針袋これは賜タバりぬすり袋今は得てしか翁オキナさびせむ(歌二首 2/2 #18.4133)」
「針袋いただき次はすり袋これを身に付け翁オキナらしくす()」

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派遣法が変わりそうだ

2013年08月07日 | 字余り

8/7

8月7日の新聞に派遣法の記事が出ていた。ボヤーッとしかつかんでいなかったが、今までは専門26業務については期間制限がなく、それ以外は最長3年勤務となっていた。それが、専門26業務の垣根をなくし、普通に無期限契約というのができるらしい。また、正社員の雇用に支障が出た場合は、派遣振り切りというのをしていたが、これからは労使相互間で協議の上、打ちきりか最長3年まで務められるというものに変わるらしい。
終身雇用というのと、年功序列というかってのパラダイムはなくなったが、最近の雇用状況はどこか問題があると思う。個人的にかんがえるところは、
(1)会社の経営環境は厳しく、日々変化の中で生き延びていかなくてはいけない(固定費は削減したいという経営課題)
(2)社員は愛社精神を持ち変化に立ち向かう必要がある(基本的には、派遣社員にそれを求めてはいけない)
(3)個人も会社も社会の富に貢献しなくてはいけない(税金・年金を払って、できれば結婚をして子どもをなして未来社会につなげる)
(4)国家間のバランスとかあるのだろうが、このかじ取りは政治なので、中庸の政治をしてほしい。
(5)働かざる人食うべからず、という原理原則は生かしておきたい(働きたい人が働けないという現象はどうも?)
(6)こう考えていくと、人というのはいろいろな考えを持っているので御しがたいものだなあとつくづく思う
(7)そういうところでの教育の重要性というものを改めて思う
(8)仕事が楽しいのに辞めさせられるという不安があるのは、納得できない。やめても、次の再就職ができる環境がぜひ必要
(9)企業は、雇用に対してキチキチデなく少し余裕というかむだな部分も織り込んでほしい 

 (続く)


 

 

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