そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#19.4142-19.4145

2013年08月11日 |  / 万葉集

8/11

「春の日に張れる柳を取り持ちて見れば都の大路オホヂし思ほゆ(二日、柳黛ヤナギを攀ぢて京師ミヤコを思シヌふ歌一首#19.4142)」
「春の日に膨らむ柳を折り持って見れば都の大路オホヂを思う()」

「もののふの八十ヤソ乙女らが汲み乱マガふ寺井の上の堅香子の花(堅香子草カタカゴの花を攀折ヲる歌一首 #19.4143)」
「乙女らがつぎからつぎに汲みにくるお寺の井戸の片栗の花()」

「燕来る時になりぬと雁がねは本郷クニ偲ひつつ雲隠り鳴く(帰る雁を見る歌二首 1/2 #19.4144 )」「燕来る頃になったら雁の群れ故郷思い雲隠り鳴く()」

「春設マけてかく帰るとも秋風に黄葉モミチむ山を越え来ざらめや(歌二首 2/2 #19.4145 一ニ云ク、春されば帰るこの雁)」
「春くれば帰えるこの雁秋風に黄葉する山を越えて来ますよ()」

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旧暦

2013年08月11日 | 字余り

8/11

旧暦が気になり出してしばらくは経っているけどわれはまだ深い理解にいたらないそもそも違いは太陽と月を基準の暦だと言えば簡単しかれども天文的には複雑かそもそも地球は太陽の系に属して太陽を周回したり一年でさらに地球は自転もし昼夜を作るしくみありさらに夜にはお月さん地球を回る衛星で地球を映して満ち欠けす0の状態新月で1の状態満月で010のこの周期約30日がかかりたりすなわちこれが一ヶ月太陽暦では一年の365日に日が足りず余りをいかに処理するか月に凸凹作ったり閏月など考えて太陽暦は出来上がるさて旧暦は月だけで作るにあらず太陽の一年毎の四季などを取り入れつくる太陰と太陽暦の融合をした姿なり日本では微妙な変化を大事にし半サイクルを『節気』としさらに節気を三つにわけ細かすぎるが五日毎変化表す『候』作るかように細かく分けたればピッタシカンカンならずとも大きく見ればずれながら帳尻が合い日本の風情楽しむ気質には合うことならんこの気候古代中国よりきたりただ日本ではアレンジを文化熟れたる江戸の頃季節に合わせ行なえりたとえば今は立秋で蜩ヒグラシ初めて鳴く頃も今年は連日猛暑にて気温の記録塗り替える四万十市等は大騒ぎこんな中だがひっそりと寒蝉なりしヒグラシやツクツクホウシが出番待つ新暦育ちは皆蝉は夏に鳴くのと決めおるが旧暦育ちの古人は秋立つ頃に鳴く蝉をちゃんと分けおり繊細か色々云いしところだが新暦正月何候か答えは冬至の三回目六十六候雪の下麦が芽吹くという頃にわれらは正月祝いたりそれじゃ昔の正月は立春一候東風コチ吹いて氷も解ける頃らしい確かに二月は少しだけ春を感じることもある

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