そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#18.4128

2013年08月05日 |  / 万葉集

8/5
「池主が冗談混じりに戯れ歌を四首送れる家持のもと(越前国の掾ジョウ大伴宿禰池主が来贈れる戯歌四首 )」
「たちまちに頂き物をありがとう開けば外と中とが違う(忽ちに恩賜を辱カタジケナくす。驚き欣ぶこと已スデに深し。心の中に咲エミを含み、独り座りて稍開けば、表裏同じからず。)」

「何故違う推量するに冗談か中すり替えるのは罪が重いよ(相違何ぞ異れる。所由ソノユエを推し量るに、率爾に策を作ナす歟。明かに言の如きことを知りぬ。豈に他の意有らめや。凡そ本物を貿易マウヤクする、其の罪軽カロからず。)」
「罪犯しゃすぐ償なえ風にのせ勅使遣わすすぐ返答をせよ(正贓倍贓、急スミヤけく并満すべし。今風雲に勒して、徴使を発遣オクる。早速返報したまへ。延回したまふべからず)」
「被害者の卑官が悪者裁く庁に直訴しますよ(勝宝元年十一月十二日。物貿易せらる下吏、謹みて 貿易の人断る庁官司の 庁の下に訴ふ。)」
「興にのり黙ってられず些かも四首を詠めり眠気覚ましに(別に白マヲす、可怜ウツクシミの意、黙止モダり能ず。聊か四詠ヨウタを述ヨみて、唯睡覚に擬す。)」

「忽ちに恩賜を辱カタジケナくす。驚き欣ぶこと已スデに深し。心の中に咲エミを含み、独り座りて稍開けば、表裏同じからず。相違何ぞ異れる。所由ソノユエを推し量るに、率爾に策を作ナす歟。明かに言の如きことを知りぬ。豈に他の意有らめや。凡そ本物を貿易マウヤクする、其の罪軽カロからず。正贓倍贓、急スミヤけく并満すべし。今風雲に勒して、徴使を発遣オクる。早速返報したまへ。延回したまふべからず。 勝宝元年十一月十二日。物貿易せらる下吏、謹みて 貿易の人断る庁官司の 庁の下に訴ふ。別に白マヲす、可怜ウツクシミの意、黙止モダり能エず。聊か四詠ヨウタを述ヨみて、唯睡覚に擬す。()」

「草枕旅の翁と思ほして針そ賜へる縫はむ物もが(戯歌四首 1/4 #18.4128)」
「旅をする老人となどと思ってか針を賜わる縫うものも欲し()」

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正倉院展

2013年08月05日 | 日めくり帖

8/4
「夢の国燃えるべきものの燃えぬ国木の校倉のとはに立つ国(森鴎外)」
「難があり寺内の僧が盗みおり聖武ゆかりの鏡八面(鎌倉時代、捕まって刑場の露に)」
「火難とか盗難などを生き抜いた木の校倉に遺志を感ずる()」
「秋の声聞けば誌上で案内が65回目正倉院展の()」
「それほどに調べよくない鴎外の歌日記など調べてみるか(古本屋で安く買った)」

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