そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

右脳俳句 5

2016年03月03日 | 俳句

2016/03/03

「実作をするに右脳を全開にする方法を指南していく 17-24
 (17 立ち止まれ
 :現代は忙しすぎて凡庸に流されていく陳腐な世界

 /流されど堰に止められ見る世界俳句はそんな堰でもありし
 /秋蝶の庭より入り来て急ぎ去る[泰行]
 ,18 まなざし、写生
 :俳句とは眼差しによる芸術で客観主観一体になり

 /雪残る頂一つ国境[子規]
 /頂きの国境なるその向こう想像させて宇宙がありし
 /暑き日を海にいれたり最上川[芭蕉]
 /菜の花や月は東に日は西に[蕪村]
 ,19 十七音は絶対でない
 :一息で言える語数か十七音はリズムがあれば気にしないこと

 /WHISKYと大きなネオン霧の中[良夜]
 ,20 文法にこだわらない
 :文法は月日が解決してくれる多く作れば収まりがつく

 /ただ一つ形容詞だけ避けるべし『広い海』など意味ない言葉
 /動詞はあまり使わない、て止められはいけない、体言止めもいけない
 ,21 十七文字のこだわり
 :まずモノで時と場所とがついてくる一点集中宇宙もそこに

 ,22 素直な句を目指す
 :継続をしようとすればグループで新聞ネットで投稿をする

 /お手本はわかりやすい句をめざすべしすなおに自然に耳を澄ませよ
 /山路来て何やらゆかしすみれ草[芭蕉]
 ,23 集中力がいる
 :ジッとモノ見続けること発句には必要なりし集中をする

 /集中で モノ-イメージ-言葉 への回路ができて俳句になれる
 /言葉からイメージモノへ発想が流れた俳句下衆の極みか
 ,24 子供の俳句
 :家族にて俳句をするは好ましき子供の俳句教育によし

 /メリットは集中力と語感とか書くことに慣れ勧めたきこと
)」

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右脳俳句 4

2016年03月03日 | 俳句

2016/03/03

「実作をするに右脳を全開にする方法を指南していく 9-16
 (09 季語は最初に決めておく
 :無季の句や季の重なれる句のありしはじめは季語を先に決めたし

 /俳句とはコトとモノとを縦糸と横糸にしたタペストリーなり
 /モノなるは見えるものだがコトなるは見えないけれど感じさすもの
 /季語のない俳句・川柳その違いどこにもないと先生はいう
 /身半分かまくらに入れ今晩は[静塔]
 /あら何ともなやきのふは過ぎてふくと汁[芭蕉]
 /春雨に大欠伸する美人かな[一茶]
 /秋の季語春に詠まない制限は気にせず作れ春にサンマを
 /名にし負ふナイアガラ瀑布の都鳥
 [品川 夏に詠んでいるが、冬の季語の都鳥を使った]

 /外国の生活ならば季語かわる新しきもの増やす要あり
 /ナイターの光芒大河へだてけり[秋桜子]
 /バードウィーク湖の際まで深緑[狩行]
 ,10 歳時記はこう読め
 :例句とか名句はチラ見するだけで垢のようにと貯めてはいかぬ

 /例えれば冬に案山子を詠むときな秋の季語だと詠まぬ手はなし
 ,11 俳句は川柳と違う
 :俳句的川柳的な句のありし世俗と非俗紙一重なり

 /いろいろな句をあげ違い感じては境界辺り楽しんでみよ
 /起きてみつ寝てみつカヤの広さかな[千代女-俳句的]
 /朝顔のつるべ取られてもらい水[千代女-俳句的]
 /月に柄をさしたらばよき団扇かな[宗鑑-川柳的]
 /落下枝にかえると見れば胡蝶かな[守武-川柳的]
 /釣り鐘にとまりて眠る胡蝶かな[蕪村-川柳的]
 ,12 切れ字は使うな
 :俳句には切れ字の技が必要も初め使わぬ戒めとせよ

 /切れ字とは文語世界の技なりし口語世界はつかわないだけ
 /口語的俳句に文語混じるのはよしとすれどもその逆はだめ
 /文語調俳句に口語混じるのは捕物帖でファイトのごとし
 /閑かさや岩にしみ入る蝉の声[芭蕉]
 /苗代を見て居る森の烏かな[友孝]
 /道のべの木槿は馬にくはれけり[芭蕉]
 /アイスクリーム好きでキイツの詩が好きで[品川]
 /乙女稲荷に詣でる乙女つた紅葉[品川]
 /梅林の中に川あり邑がある[柳之]
 /季重なりあるごと切れ字重なるもあるといいたり名人の技
 /降る雪や明治は遠くなりにけり[草田男]
 /冬や今年よき麦得たりけり[芭蕉]
 ,13 コトバ遊びはしない
 :難渋し末に詠みたる難解句解釈多岐になるは悪けり

 /閑さや岩にしみ入蝉の声[芭蕉 イメージはぶれない]
 /白馬を少女穢れておりにけむ[波郷 白い馬か白馬岳か不明で問題あり]
 ,14 造語はしない
 :新しい言葉つくるは左脳だが俳句は左脳で作るれはしない

 ,15 上・下句の決め方
 :初心者は最後にモノを持ってきて例えば季語を置くようにする

 /慣れてくりゃ瞬時に構図描けるが自然であって肝要なりし
 /俳句では情報どんどん捨て去りて最後に残る残るが俳句
 /漱石の則天去私は俳句での世界に通ず言葉でありし
 /およそ天下に去来ほどの小さな墓にもうでけり[虚子]
 ,16 透明感もたす
 :観念の抽象的な言葉とは濁っていたり透明でなし

 /俳句とは無駄な装飾はぎとって透明感を求める世界
 /透明であるには不慣れで実感のない言葉など使うべからず
)」





 

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花と七十二候(0303)

2016年03月03日 | 日めくり帖

2016/03/03

「雪国のひなのまつりに届きたる桃の花束凍りていたり(鳥海明子)」
「桜桃と言えるごとく桜にとよく似ていたり桃の花かな
 (花言葉:気立てのよさ)」

「異界なる鬼追い払う桃の実よ鬼に投げるはもったいなきか()」
「雨水末候草木も萌え動き出す候でありたり(『踏青と浜下り』)」
「桃節句雛飾りて女の子の成長願う行事でありし()」
「同様に春の気もらう習わしの踏青だとか浜下りする()」
「春息吹満ちた野山を散策し気を吸うことを踏青という()」
「浜や川行きて清き流れを感じたり潮干狩りなどする地方あり()」



 

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