そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

俳句文法心得帖 1

2016年03月08日 | 俳句

「文語での動詞活用九種あり覚えるために順番のあり
 (九種
 =四段
 ,上一段
 ,上二段
 ,下一段
 ,下二段
 ,カ行変格
 ,サ行変格
 ,ナ行変格
 ,ラ行変格)」

「覚えるに数の少ないものからと手をつけるのが効率的と
 (四つの変格
→上一・下一
→四段・上二・下二段の順番に覚える)」

「覚えるにナ行変格動詞には『死ぬ』『往ぬ』二つ簡単なりし
 (な-に-ぬ-ぬる-ぬれ-ね)」


「てんと虫一兵われの死なざりし      (安住敦/未然形)」

「春愁の昨日死にたく今日生きたく    (加藤三七子/連用形)」
「鳴きそめしつくつくぼうしいづれ死ぬ(齊藤玄/終止形)」
「念力のゆるめば死ぬる大暑かな      (村上鬼城/連体形)」
「死ねといふ風のぺんぺん草がいふ    (石田勝彦/命令形)」
「死ぬものは死にゆく躑躅燃えてをり  (臼田亜浪/連体形だが口語と文語の混乱がある)」
「母死ねば今着給へる冬着欲し        (永田耕衣/已然形と口語の未然形の混乱がある)」



 

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キャベツが枯れる

2016年03月08日 | 日めくり帖

2016/03/08

「この畝にかってキャベツの三個あり枯れて除かれ空き地になれり()」
「広がらぬように縛られ実になるもキャベツ三個はそのまま枯れる()」
「この角地アナベルという紫陽花が黄緑色の花咲かせたり()」

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花と七十二候(0308)

2016年03月08日 | 日めくり帖

2016/03/08

「ふくらめるコブシのつぼみ掌につつむ春の確かな鼓動伝わる(鳥海明子)」
「流行歌『北国の春』で歌われた辛夷の花は木蓮に似る
 (花言葉:友情、歓迎 コブシはモクレン科に属す)」

「漢字では『辛夷』と書くが辛との合わさりしいかにも北の花にあるらし()」
「雪割りと聞けば植物思い出す『雪割り草』をわたしは知らず(『雪割り』)」
「冬のまに踏み固めらる門前の根雪を割れる行事を言える()」
「最近は重機を使いやりますが時期は弥生のはじめなり()」

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編集手帳から

2016年03月08日 | 日めくり帖

2016/03/08

「ぐつすりと眠れた朝は返信のメイルの論旨も実に明快(青山繁)」
「トランプのうらなひをして夜にをれば隣の部屋はくらやみの箱(大西民子)」
「レーガンのナンシー夫人は占星で国事の時場を決めたとか(一昨日94歳で逝く)」
「トランプは切り札なれど使うこと喜ばれざる大統領選()」


 

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アンノンクールさん逝く

2016年03月08日 | 挽歌もどき

2016/03/07

「クラシック音楽界で古楽器の音色引き出すアンノンクールは()」
「体力の限界口にしたらしいアンノンクールは急逝したり(享年86歳)」
「マエストロアンノンクールのモーツァルト久方ぶりに出して聞かんか()」

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