「文語での動詞活用九種あり覚えるために順番のあり
(九種
=四段
,上一段
,上二段
,下一段
,下二段
,カ行変格
,サ行変格
,ナ行変格
,ラ行変格)」
「覚えるに数の少ないものからと手をつけるのが効率的と
(四つの変格
→上一・下一
→四段・上二・下二段の順番に覚える)」
「覚えるにナ行変格動詞には『死ぬ』『往ぬ』二つ簡単なりし
(な-に-ぬ-ぬる-ぬれ-ね)」
「てんと虫一兵われの死なざりし (安住敦/未然形)」
「春愁の昨日死にたく今日生きたく (加藤三七子/連用形)」
「鳴きそめしつくつくぼうしいづれ死ぬ(齊藤玄/終止形)」
「念力のゆるめば死ぬる大暑かな (村上鬼城/連体形)」
「死ねといふ風のぺんぺん草がいふ (石田勝彦/命令形)」
「死ぬものは死にゆく躑躅燃えてをり (臼田亜浪/連体形だが口語と文語の混乱がある)」
「母死ねば今着給へる冬着欲し (永田耕衣/已然形と口語の未然形の混乱がある)」
2016/03/08
「この畝にかってキャベツの三個あり枯れて除かれ空き地になれり()」
「広がらぬように縛られ実になるもキャベツ三個はそのまま枯れる()」
「この角地アナベルという紫陽花が黄緑色の花咲かせたり()」
2016/03/08
「ふくらめるコブシのつぼみ掌につつむ春の確かな鼓動伝わる(鳥海明子)」
「流行歌『北国の春』で歌われた辛夷の花は木蓮に似る
(花言葉:友情、歓迎 コブシはモクレン科に属す)」
「漢字では『辛夷』と書くが辛と夷の合わさりしいかにも北の花にあるらし()」
「雪割りと聞けば植物思い出す『雪割り草』をわたしは知らず(『雪割り』)」
「冬のまに踏み固めらる門前の根雪を割れる行事を言える()」
「最近は重機を使いやりますが時期は弥生のはじめなり()」
2016/03/08
「ぐつすりと眠れた朝は返信のメイルの論旨も実に明快(青山繁)」
「トランプのうらなひをして夜にをれば隣の部屋はくらやみの箱(大西民子)」
「レーガンのナンシー夫人は占星で国事の時場を決めたとか(一昨日94歳で逝く)」
「トランプは切り札なれど使うこと喜ばれざる大統領選()」
2016/03/07
「クラシック音楽界で古楽器の音色引き出すアンノンクールは()」
「体力の限界口にしたらしいアンノンクールは急逝したり(享年86歳)」
「マエストロアンノンクールのモーツァルト久方ぶりに出して聞かんか()」