wakabyの物見遊山

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三ノ塔と烏尾山(丹沢)

2011-10-16 18:50:00 | 東丹沢
丹沢の三ノ塔(1205m)と烏尾山(1136m)に登ってきました(2011年10月9日)。
ここは丹沢山地の中で表尾根といわれるエリア。大山(1252m)の西にあるヤビツ峠から烏尾山、あるいは塔ノ岳(1491m)まで縦走して大倉に下りるというコースが知られていますが、この日は出遅れたため急遽コースを変更しました。秦野に着いた10時には、もうヤビツ峠行きのバスは終わっていたため、隣駅の渋沢に移動、そこからバスで大倉に行きました。大倉から三ノ塔尾根を通って三ノ塔に登り、表尾根伝いに烏尾山に縦走して、大倉に下りるというコースを考えました。
この日の歩数は32,956歩、歩行距離24.9km、歩行時間7時間。ここまで歩いたら自分としては限界です。1人だったので他人に遠慮せずこれだけ歩きましたが、妻が一緒だったらコースをショートカットしていたかもしれません。

コースとおおまかなタイムコースは下記のとおりです。
大口8:30(横浜線)→町田9:10(小田急線)→秦野10:00(小田急線)→渋沢10:30(バス)→大倉10:50→三ノ塔13:50→烏尾山14:40→大倉17:40(バス)→渋沢18:10(小田急線)→町田19:00(横浜線)→大口19:40


大倉バス停。ここは表丹沢への登山の基地です。


左奥の山がこれから目指す三ノ塔、右の風の吊り橋を越えて山登りスタートです。


水無川にかかる風の吊り橋は全長267mの立派な橋です。


水無川沿いは神奈川県立秦野戸川公園となっています。


まずは林道を歩きます。


登山道に入るとひたすら杉林の尾根を歩きます。これが三ノ塔尾根。


途中、木の間から三ノ塔が見えます。


表丹沢林道を越えます。車が数台停まっていました。


林の切れ目から見えたのは、左に塔ノ岳。この山にはいずれ登ってみたいです。右側に表尾根が続きます。
ここで、もう12:15なので、お昼のおにぎりを食べました。


登りの後半は道が険しく、きつかったです。


三ノ塔の頂上(1205m)に到着。登りに3時間かかりました。大倉の標高は290mなので、標高差900mを登ったことになります。大変でした。足はガクガクです。ヤビツ峠は761mなので、そちらか歩いたほうが楽だったはずです。


東には大山が大きく見えます。


北西に見える烏尾山。三ノ塔からは下のほうに見えます。表尾根沿いに後方には行者ヶ岳も少し見えます。さらに左に周ると塔ノ岳ですが、雲がかかって見えません。


三ノ塔を先に進みます。


烏尾山に向かって下りるところは大下りとよばれる急な坂です。この階段は砂利がゴロゴロして手摺につかまって下りないと危険です。


このガレ場も崩れそうでこわかったです。


下から見た大下り。やっぱりこわいです。


三ノ塔を見返ります。


烏尾山に到着。ここには烏尾山荘という小さな山小屋があります。


先に行者ヶ岳が見えます。


後ろにはさっき登ってきた長い三ノ塔尾根が見えます。


ここから大倉に向かって下ります。


また杉林の尾根を下ります。ここは登山道としてほとんど整備されていなくて、自分で道を探して歩く感じです。


林道に出るまでの最後の30分は、道が荒れていて足も痛くて、道もこれでいいのか自信がなく、森の中は薄暗くなってくるし、一番心細かった時です。私に追いついてきた下山者と、たぶんこの道でいいのでしょうと確認しあって少し落ち着きましたが、こんな時にいろんな教訓を考えるものです。1人で山に登らない、朝早く出発する、暗くなったときのためにライトを持参する、もっと鍛えて足を丈夫にする、といったことです。


戸川林道に出ました。これで安心です。


林道を歩いていくだけなのですが1時間かかりました。


道沿いの竜神の泉。名水だそうです。


大倉の風の吊り橋に着きました。もう暗くなっています。

今回の山歩きは、天気がいまいちでしたが気持ちよかったです。初めて丹沢の懐に入り込んだ感じです。
それと自分の限界まで攻めたという充実感はありました。ちょっと限界が低いですが。